新規就農にはクラウドファンディングがおすすめ!始め方から成功するコツまで徹底解説

新規就農を始めるには必要なものが多く、資金不足になりがちです。

資金調達するにも金融機関の融資や国からの助成金など用意する書類や条件がたくさんあります。

また、返済期間も限られているため申請するのも躊躇う人もいるかもしれません。

クラウドファンディングを利用することで難しい条件などはなく、共感してもらえば多くの資金調達が可能です。

本記事では、新規就農を始める際にクラウドファンディングを利用する方法について徹底解説しています。

また、クラウドファンディングのやり方や成功するコツも紹介していますので参考にしてください。

新規就農で必要なものと資金調達の種類

新規就農を始めるには必要なものがたくさんあります。

作るものによって必要な資材などがあるため、初心者が新規就農をはじめるのは困難です。

ここでは、新規就農で主に必要なものと主な資金調達の種類を紹介します。

新規就農を始めたい方は、必要なものと資金調達を把握することでスムーズに取り組むことができるため、参考にしてください。  

新規就農に必要なもの   

新規就農は作物によって必要なものは異なりますが、新規就農で主に必要なものは下記の通り挙げられます。

  • 土地
  • 資金
  • 設備
  • 知識・ノウハウ
  • 肥料などの資材

新規就農を始めるには必要なものがたくさんあります。

知識やノウハウは本を読んだり、誰かに教わったりして身につけることが可能です。

土地、設備、肥料などの資材の場合は資金がなければ用意ができません。

例えば、トラクターを1台購入するだけで新車だと1000万円の資金が必要になります。

その他にも、設備や資材などにも費用が掛かるため、多くの資金が必要です。

新規就農を始める前にいくら資金が必要なのか把握しておきましょう。                    

新規就農でできる資金調達の種類              

新規就農を始めたい人の中で資金がなく、始められない人も多いでしょう。

ただ、新規就農を始める際の資金調達にはいくつか種類があります。

資金調達の種類を把握することで自分にあった方法で資金の準備が可能です。

新規就農でできる主な資金調達の種類は下記の通り挙げられます。

  • 農業次世代人材投資資金
  • 青年等就農資金
  • JA融資               

農業次世代人材投資資金

農業次世代人材投資資金とは、新規就農を始める際の準備費用や就農後の経営を支援する公的な制度になります。

利用できる対象者は、就農時に49歳以下が条件で、農業を続ける強い意志が必要です。

農業次世代人材投資資金は「準備型」と「経営開始型」があります。

農業を続ける強い意志があれば、長期間支援を受けられるのは大きなメリットです。

特に新規就農を始めた頃は実績も少ないので対象条件が簡単なので気軽に申請できます。

準備型は年間最大150万円が最長2年間支援を受けることが可能です。

経営開始型は最大150万円を最長で5年間(4〜5年は最大120万円)の支援を受けられます。

公式サイト:農業次世代人材投資資金

青年等就農資金

新規就農者を対象に国が無利子で融資を受けられる制度です。

利用できる人は、18歳以上45歳未満で認定新規就農者として市町村から青年等就農計画の認定を受けた方になります。

また、45歳以上から65歳未満の人でも知識や技能があれば、特例でも利用が可能です。

融資限度額は3,700万円で、返済期間は12年間、無利子で融資を受けられます。

青年等就農資金は農業に関して幅広い用途で活用でき、融資条件も厳しくないため、新規就農者で資金がない人にはメリットです。

また、返済期間も12年間と長く、無利子で融資を受けられるため、無理なく返済ができるでしょう。

公式サイト:青年等就農資金

JA融資

JAでは下記の通り、新規就農者にさまざまな融資で支援を行っています。

  • 農業近代化資金
  • JA新規就農者応援資金

農業近代化資金は農業に関する幅広い用途で利用できるプランです。

個人であれば貸付限度額は最大1,800万円、返済期間は15年になります。

法人の場合だと2億円の農業近代化資金が利用可能です。

JA新規就農応援支援金は、就農開始から5年以内で55歳未満の新規就農者が利用できます。

また、65歳未満の新規就農者でも利用できるプランがあり、設備や運転資金に利用が可能です。

融資額は55歳未満だと1,000万円、65歳未満だと500万円の融資を受けられます。

この他にもJAは新規就農者にさまざまな融資で支援を行っておりますので、JAの相談窓口で相談してはいかがでしょうか。

公式サイト:JA農業融資

新規就農で資金調達するにはクラウドファンディングという選択肢  

新規就農で必要なものや利用できる資金調達について解説してきました。

ただ、国の制度や銀行の融資では条件があり、限度額もあるため、まとまった資金を確保できない人もいるかもしれません。

国の制度以外に資金調達する方法でクラウドファンディングという選択肢があります。

ここでは、クラウドファンディングでの仕組みやメリット・デメリットについて解説していきますので参考にしてください。            

クラウドファンディングどのような仕組み

クラウドファンディングは国からの助成金、金融機関からのローンや融資などの資金調達とは異なります。

クラウドファンディングはインターネットを介してご自身でやりたいことをアピールしてその思いに共感してくれる人が支援する形です。

支援を受ける側を起案者と呼ばれています。

起案者がインターネット上でアピールすることによって不特定多数の人が閲覧するため、多くの資金を集められると期待できます。

クラウドファンディングのメリット  

クラウドファンディングを利用して資金調達すると下記のようにメリットが挙げられます。

  • 誰でも簡単にできる
  • 多額の資金調達ができる
  • 返済のリスクが少ない

クラウドファンディング利用する人の条件はなく、誰でも簡単に利用可能です。

インターネット上でアピールすることで不特定多数の人が閲覧し、共感を持ってもらえると多額の資金調達が可能です。

調達した資金は返済するとこもなく、モノやサービスで返礼品として支援者に渡します。

モノやサービスを返礼品として扱うことで、気に入る人ができ、コアなファンができるかもしれません。

クラウドファンディングは資金調達だけでなく、集客としても利用できるため、実績が少ない新規就農者には大きなメリットになるでしょう。

クラウドファンディングでのデメリット

クラウドファンディングでのデメリットは次の通り挙げられます。            

  • 目標の資金に到達できない可能性がある
  • 資金調達に時間が掛かる
  • 手数料が掛かる
  • アイディアが盗まれる危険性がある

クラウドファンディングで必要なことは、自身のPRが支援者に共感してもらうことです。

PRに力を入れないと人の目には止まりません。

いいモノやサービスを作ったとしても、PRが疎かだと資金調達は困難です。

また、金融機関の融資とは違い、すぐに資金を準備することはできません。

支援してくれる人が少ないと目標金額まで集めることができない可能性もあります。

クラウドファンディングは不特定多数の人が閲覧できるため、アイディアを盗まれる危険性もあるので注意してください。

新規就農でクラウドファンディングの始め方 

ここでは、新規就農でクラウドファンディングの始め方について解説していきます。

以下の通り、細かい手順で紹介していますので、初心者でも簡単です。

クラウドファンディングの利用を検討されている方は参考にしてください。 

  1. 資金調達の目的、目標の金額、返礼品などのリターンを決める
  2. クラウドファンディングの種類を選ぶ
  3. クラウドファンディングサイトを選ぶ
  4. ページを作成する
  5. クラウドファンディングのPRを行う
  6. 目標資金に到達すれば、新規就農を開始し、返礼品などのリターンを渡す

1.資金調達の目的、目標の金額、返礼品などのリターンを決める

クラウドファンディングを登録する前に、資金調達の目的や目標金額を決定しましょう。

また、資金を支援してくれた支援者への返礼品などのリターンも考える必要があります。

支援者も返礼品やリターンの内容が悪いと支援してくれないかもしれません。

返礼品やリターンが良すぎると余計な資金が必要にもなるので十分に考えることがおすすめ。

2.クラウドファンディングの種類を選ぶ

クラウドファンディングは以下の通り主な種類があります。

  • 購入型
  • 寄付型
  • 融資型
  • ふるさと納税型
  • ファンド型

この他にもクラウドファンディングにはさまざまな種類があります。

種類によって特徴や仕組みも異なりますので、自身の目的に合った種類を選ぶことがおすすめです。

3.クラウドファンディングサイトを選ぶ

クラウドファンディングサイトを選ぶのも重要です。

人気のサイトを利用すれば、不特定多数の人が閲覧してくれる可能性が高くなります。

マイナーなサイトを利用すれば、閲覧する人も少なく、資金調達が困難です。

また、手数料や仕組みも異なりますので、サイトの手数料などは必ず確認してください。

クラウドファンディングサイトは現在たくさん存在するため、悩む人もいるかもしれません。

人気おすすめサイトは以下の通り3つありますので、参考にしてください。

4.ページを作成する

クラウドファンディングサイトのページを作成します。

  • タイトル
  • プロフィール
  • 本文
  • カテゴリ
  • 目標金額
  • リターンの説明

ページ作成は閲覧者が必ず見るので、魅力的なページを作成することがおすすめ。

また、画像だけでなく文章も共感を得られるような文章を書くようにしましょう。

特に支援者はリターンが気になる人も多いため、リターンの説明も大切です。

5.クラウドファンディングのPRを行う

クラウドファンディングは不特定多数の人が閲覧します。

また、多くの起案者がサイトを利用するため、自身のページが埋もれてしまい閲覧されないかもしれません。

PR方法は友人や知人に紹介したり、SNSで発信したりすると閲覧される可能性があります。

6.目標資金に到達すれば、新規就農を開始し、返礼品などのリターンを渡す

クラウドファンディングが成功し、目標金額に到達すれば新規就農を開始できます。

新規就農を開始し、支援者にリターンとして返礼品の準備をしましょう。

モノやサービスだけでなく、お礼の手紙などを入れると感謝の気持ちがより一層伝わります。

新規就農の場合だと、返礼品として自身が育てている作物にすると不特定多数の人に認知してもらえます。

新規就農者にとっては資金調達以外に集客としてもクラウドファンディングを利用するメリットがあるでしょう。

クラウドファンディングを利用した成功事例

ここでは、実際に新規就農でクラウドファンディングを利用して成功した事例を紹介していきます。

クラウドファンディングに興味があるけど、あと一歩踏み出せない人は成功事例を見るとイメージが沸きやすいため参考にしてください。

成功事例①:こくぼ農園

こくぼ農園は明治時代から続く米農家でしたが、近年赤字経営が続き何か新たな事業をしなければ経営が苦しい状況でした。

こくぼ農園が新たな事業として展開したのが、無農薬のバナナ栽培です。

現在、国内で販売されてるバナナのほとんどが輸入品なため、国産バナナを栽培したいと心機一転取り組みを始めました。

新たに事業を始めるには資金調達が必要です。

こくぼ農園では、目標金額を87,000円と設定しましたが、集まった支援金は1,077,080円と多くの資金調達ができました。

サイトの紹介文もシンプルで応援したくなるような物語になっており、返礼品も充実しているためとても参考になります。

支援金:1,077,080円

支援者数:33人

こくぼ農園「密の月バナナ」クラウドファンディングのプロジェクトページ

こくぼ農園 公式サイト

成功事例②:芳蔵園

芳蔵園は明治時代からの老舗農園です。

ぶどうや梨やその他の野菜を栽培しています。

芳蔵園で栽培している梨が「みつ症」で多くの梨を破棄している状況でした。

みつ症は食べることに関しては問題ありませんが、梨の良さを無くしてしまうので販売はできません。

梨の廃棄ゼロへ挑戦するために梨農家と協力して、新たに梨のドライフルーツの製作に取り組みました。

栽培した作物が販売できず、破棄してしまう農家さんも多いでしょう。

芳蔵園はクラウドファンディングで製作費や開発費の支援資金を募ったところ、目標金額が300,000円と少額でしたが、最終的に1,023,700円の支援が集まりました。

芳蔵園はSNSを活用せず、短期間で募集が行われています。

返礼品の商品ラインナップも豊富なのでとても参考になるのでプロジェクトをチェックしてください。

支援金:1,023,700円

支援者数:196人

芳蔵園 梨のドライフルーツ クラウドファンディングのプロジェクトページ

芳蔵園 公式サイト

新規就農でクラウドファンディングの成功するコツ  

ここでは新規就農でクラウドファンディングを成功するコツを解説していきます。

利用を検討されている方は成功するコツを参考にしてください。

応援したくなる物語を準備する   

クラウドファンディングを成功させるためには、支援者に応援や共感をしてもらう必要があります。

普通の概要文だけでは、魅力がないため支援者からの共感が得られず、支援してくれないかもしれません。

不特定多数の人が見るため、できるだけ応援したくなるストーリを準備することがおすすめ。

例えば、農業に関する熱い思いや、この作物を多くの人に食べてもらいたい気持ちをストーリにしましょう。

応援したくなる物語を準備することで他の起案者と差別化できます。

返礼品に力を入れる       

支援者から支援金を頂いたら、必ず返礼品を渡しましょう。

返礼品に力をいれることで支援者は興味を持ってくれる可能性があります。

ただ、自分がやりたいことと関係ない返礼品はおすすめしません。

例えば、果物を作っている農家がクラウドファンディングの返礼品として、タオルセットなどの日用品では支援者も喜ばないでしょう。

返礼品は自分が行っているプロジェクトに関係するモノやサービスがおすすめ。

新規就農であれば、採れたての作物などで農家の認知度やコアなファンが増える可能性があります。

クラウドファンディング後のことを考えて返礼品には力をいれるのが大切です。  

SNSなどのメディアを活用する              

クラウドファンディングはインターネットを介して不特定多数の人に閲覧してもらうことが必要です。

例えば、TwitterやInstagramなどのSNSやYouTubeを活用してアピールすると多くの人に見てもらうチャンスがあります。

その他にも広告がありますが、費用が掛かるのもあるのでおすすめはできません。

SNSの活用は新規就農後も活用できるためおすすめです。

新規就農で資金調達するにはクラウドファンディングを利用しよう

新規就農は必要なものが多く、資金不足になりがちです。

金融機関や国の助成金では必要書類や条件があり、融資にも上限があります。

クラウドファンディングは目標金額を設定し、自身でインターネットを介して不特定多数の人から支援金を受けることが可能です。

また、返礼品に自身で作った野菜や果物を使用すれば、農家の認知度やコアなファンを獲得できる可能性があります。

新規就農でクラウドファンディングを利用するには資金調達だけでなく、今後の集客などにも活用できるのでメリットが多いです。

新規就農を始める際に資金調達だけでなく、人脈、経営、就農関係など決めることはたくさんあります。

決めることや知らないことが多く、悩む人も多いでしょう。

みんなの農家さんでは新規就農サポートを充実していて多くの方から相談を受けます。

「新規就農を始めたいが、資金が足りない」

「新規就農は何をすればいいか、不安です」

このような悩みをお持ちの方は相談してください。

丁寧に説明やサポートをさせていただきます。

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