就農するならどっち?新規就農と雇用就農の違いから素朴な質問まで徹底解説

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就農するならどっち?新規就農と雇用就農の違いから素朴な質問まで徹底解説

就農するには大きく分けて新規就農と雇用就農の2つが選べます。

就農を考えている方の中にはどちらを選ぶべきか悩んでいる方もいるかもしれません。

また、新規就農と雇用就農の特徴ついて詳しくないと、自分にとって最適な就農が選べないでしょう。

「新規就農と雇用就農の何が違うの?」

「就農するためにはどうしたらいいの?」

本記事では上記のような悩みに対してわかりやすく徹底解説。

また、就農に関する素朴な質問を紹介しています。

農業未経験者の方は就農に関するイメージがわきやすいため参考にしてください。

農業が抱えている問題

農業の高齢化問題

離農者が増加している

就農するには新規就農か雇用就農の2択

新規就農と雇用就農の違いとは?

新規就農の特徴とは?

新規就農の特徴|自由に農業ができる

新規就農の特徴|頑張り次第で収益が増える

新規就農の特徴|初期投資が高い

雇用就農の特徴とは?

雇用就農の特徴|安定した収入が確保できる

雇用就農の特徴|初期投資が要らない

雇用就農の特徴|経験者からスキルやノウハウが学べる

雇用就農の特徴|自由が効かないことが多い

新規就農と雇用就農どちらが向いているの?

自身のアイディアを活かして自由に農業したい方は新規就農がおすすめ

知識やスキルを身につけてから就農したい方は雇用就農がおすすめ

就農に関しての素朴な質問

就農するためには資格が必要?

農業に関して深く学ぶにはどうしたらいいの?

就農する前に農業を体験する方法はありますか?

就農に関しての情報収集をするには?

自分の目的にあった就農を探そう!

農業が抱えている問題

就農を考えている人は、現在農業が抱えている問題を知らなければなりません。

問題を理解すると、農業が今何を求めているかが把握できます。

スムーズに就農するためにも、農業が抱えている問題を理解しましょう。

ここでは、農業が抱えている問題について解説していきますので参考にしてください。

農業の高齢化問題

現在、農業業界は若い人材が不足しており、農業従事者の高齢化が問題です。

農林水産省の「農業労働力に関する統計」によると平成30年農業人口が約150万人でしたが、令和3年には約130万人まで減少しています。

平均年齢も平成30年には66.6歳に対して、令和3年には67.9歳と上昇傾向です。

このままでは、農業従事者の平均年齢がますます上昇していく可能性があります。

少しでも若手の農業従事者を確保するために、政府や自治体は対策に力をいれているのが現状です。

離農者が増加している

農業従事者が減少しているのは若者が参入してこないだけが原因ではありません。

新たに農業に参加する若手農業従事者の離農が激しいのが原因と言えます。

若手従事者が離農する理由は主に下記の通りです。

  • 収入が不安定
  • 労働時間が長い
  • 休日が少ない
  • 力仕事が多い

農業は天候にも左右されるため、収穫が少ないと収入面に影響を受けます。

収穫量が多いと収入も多く、少ないと収入も少ないです。

また、栽培する作物によって月々の収入が変動します。

例えば、トマトやナスなどの夏野菜を栽培する農家であれば収穫するのは夏です。

そのため、夏の収入は増加します。

ただ、冬場はトマトやナスの栽培はできないため、収穫量も少なく、収入も大幅に減少するでしょう。

このように栽培する作物によって収入が安定しません。

また、農業は自然を相手にするため、毎日のように作物の状態を把握する必要があります。

肥料が足りているか、枯れていないかなど確認するため、労働時間が長く、休日も少ないです。

肥料や土など重たい物を頻繁に運ぶため、重労働になります。

長時間の重労働にも関わらず、収入が不安定で休みも少ないため、離農する若手農業従事者が多いです。

就農するには新規就農か雇用就農の2択

就農すると言っても、就農するにはさまざまな種類があります。

就農の種類を大きく分けると下記の通り2種類です。

  • 新規就農
  • 雇用就農

自ら農業を事業として行うのを新規就農と言います。

事業を起こすのは起業と同じです。

新規就農は農業や経営に関する全てを自分自身で行います。

例えば、農地探し、作物の選定、人脈や販路を見つけるなどです。

自分自身の裁量で自由に調節できるため、稼ぎたい方なら人脈や販路を広げて、多くの作物を売れば、大きな収益が獲得できます。

ただ、新規就農は初期投資が高く、すべて自分自身で行動しないといけないため、時間がかかり、失敗するリスクも高いです。

一方、雇用就農は、農業法人で従業員として働くことをいいます。

雇用されているため、安定した収入が確保されており、農業に関する知識がない初心者でも安心です。

雇用就農のほとんどは農業未経験者が多く、初心者が農業のノウハウを学ぶには最適と言えます。

雇用就農は雇われている身のため自由がききません。

すべての判断は自分ではなく、雇用主なので指示に従う必要があります。

例えば、自分で栽培したい作物がある場合でも、雇用主が承諾しないと栽培できません。

そのため、自分のやりたいことができず自由がききません。

新規就農と雇用就農の違いとは?

ここでは、新規就農と雇用就農の違いを解説していきます。

新規就農と雇用就農の違いを簡単に下記にまとめました。

新規就農雇用就農
働くスタイルすべて自由法人による
収入不安定安定
リスク高い低い
初期投資多くの資金が必要資金は不要
就農ハードル高い低い

新規就農は雇用就農と比較しても自由に働けるスタイルです。

栽培した作物の選定、人脈や販路などを自由なため、自身の裁量に合わせられます。

ただ、すべて自分自身で行うため、かなりの労力が必要です。

人脈や販路が確保されていないと作物などが売れず、収益が安定しません。

しかし、頑張り次第で収入は大幅に増えます。

機械や肥料など準備するものが多く、初期投資が高いです。

雇用就農であれば、農業法人で従業員として働くため収入は新規就農よりも安定します。

すべて自分で行う新規就農に対して、雇用就農は雇われているため、農業に関しての知識や経験を積めます。

初期投資に必要な準備物や資金も不要なため、新規就農よりも就農ハードルは低いです。

農業未経験者でも正しい指導を受けられるのでおすすめ。

新規就農の特徴とは?

新規就農と雇用就農の違いを解説してきました。

ここでは、新規就農と特徴について紹介していきます。

新規就農の特徴は下記の通り です。

  • 自由に農業ができる
  • 頑張り次第で収益が増える
  • 初期投資が高い
  • 多大な労力を要する

一つひとつ詳しく解説していくため、新規就農を検討されている方は参考にしてください。

新規就農の特徴|自由に農業ができる

新規就農は農業で事業を行うため、起業と同じです。

そのため、自分自身のアイディアを活かして自由に農業ができます。

例えば、野菜は何を栽培するのか、場所はどこで使用するのか、ネットで販売するのか、全てが思い通りにやりたいことができます。

農業に必要な栽培する作物、人脈や販路だけでなく、休日や労働時間も決められるため、働き方も自由です。

例えば、午前中に農業を行い、昼からは経営の仕事を行うなど時間や裁量も自由に決められるため、サラリーマンよりもストレスなどを感じません。

ただ、すべて自分で判断して行動しなければならないため、自己管理能力が重要です。

自己管理できなければ、農作業をサボったりするなどもあるため、目標に向けて行動できる人がおすすめ。

新規就農の特徴|頑張り次第で収益が増える

新規就農は頑張り次第で大きな収益が獲得できます。

市場の分析を行い、売れる作物を研究して、品質の高い作物を大量栽培に成功すると大きな収益を獲得する可能性が高いです。

また、人脈と販路拡大に力を入れると販売できる場所や手段が増えるため、コアなファンの獲得ができるかもしれません。

ただ、市場分析や作物の研究などは、努力が必要です。

人脈や販路の拡大にもとても労力を費やします。

すべてを自分で判断して行動するのは大変ですが、頑張り次第で収益が増えるため、サラリーマンとは違い、やりがいを感じるでしょう。

新規就農の特徴|初期投資が高い

新規就農はとにかく準備するものが多く、初期投資が高いです。

新規就農が必要とされる者は下記の通りに挙げられます。

  • 機械など設備
  • 肥料や資材
  • 農地
  • 種苗

新規就農は上記のものをすべて自分で用意しなければならないため、多額の資金が必要です。

新車のトラクターでも1,000万円くらいの費用が掛かります。

肥料や資材も消耗品なため、定期的に費用が発生するため、相当の資金が必要です。

また、作物を栽培して販売するまでには時間が掛かるため、その期間の生活費を確保しておかなければなりません。

ただ、新規就農は農業ローンなどの支援ポートや補助金があります。

支援やサポートを活用すれば、初期投資の費用を抑えられるためおすすめ。

雇用就農の特徴とは?

新規就農の特徴を解説してきました。

ここでは、雇用就農の特徴について紹介していきます。

雇用就農の特徴は下記の通りです。

  • 安定した収入が確保できる
  • 初期投資が要らない
  • 経験者からスキルやノウハウが学べ
  • 自由が効かないことが多い

一つひとつ詳しく解説していきますので、雇用就農を検討されている方は参考にしてください。

雇用就農の特徴|安定した収入が確保できる

雇用就農は農業法人で従業員として働くため、サラリーマンと同じように安定した給与が貰えます。

新規就農よりも毎月の収入が安定しており、農業未経験者でも安心して働けます。

例えば、悪天候などで収穫量が少なく、利益が少ない場合でも雇われている以上は安定した給与が保証されているため安心です。

また、雇用就農は社会保険なども充実しているため、従業員は安心して働けます。

安定した収入や充実した社会保険がある雇用就農は、農業経験が少ない初心者などにはおすすめ。

雇用就農の特徴|初期投資が要らない

雇用就農は新規就農とは違い、初期投資が不要です。

雇用就農はあくまで従業員として働くため、一から用意するものはありません。

例えば、新規就農の場合だと、農地から機械まですべて用意しなければならないため、初期投資に相当の金額を準備する必要があります。

雇用就農であれば、農業に必要な資材や肥料は雇い主が準備するので、資金を準備する必要はありません。

雇用就農の特徴|経験者からスキルやノウハウが学べる

雇用就農は農業法人で従業員として働くため、農業経験やスキルを身につけられます。

農業法人にはお手本となる上司や先輩から農業に関して教わることが多いです。

例えば、苗の植え方や農機具の操作方法など、独学では学べないことも身につけられます。

また、雇用主から経営に関する考え方なども学べることが多いです。

新規就農だと独りで作業を行うため、農作業を教えくれる人を探すか、独学で勉強するしかありません。

独学で勉強しながら農業をするのは限界があります。

そのため、農業未経験者は経験者が豊富な雇用就農がおすすめ。

雇用就農の特徴|自由が効かないことが多い

雇用就農は自由が効かないことが多いです。

新規就農は個人でコントロールできるため自由に行動できます。

雇用就農の場合は時間も働き方も自分で決められません。

例えば、休日や労働時間は所属する農業法人の規定で決まっています。

そのため、自分の好きなタイミングで休めません。

また、事業内容も決まっているため、自分の思い通りにならないことが多いです。

自分が栽培したい野菜があったとしても、雇用主が承諾しない限り、栽培できません。

基本的に、雇用就農はサラリーマンと働き方も考え方も同じなので、自由が効かないことが多いです。

新規就農と雇用就農どちらが向いているの?

ここでは、新規就農と雇用就農どちらが向いているのか解説していきます。

新規就農か雇用就農のどちらか迷われている方は参考にしてください。

自身のアイディアを活かして自由に農業したい方は新規就農がおすすめ

新規就農はすべて自分の自由に農業ができるため、自身のアイディアを活かせます。

新規就農は1日のスケジュールから栽培する野菜まで自分で自由に決められるため、魅力です。

アイディアが豊富な方であれば、栽培方法から販売方法まで自身のアイディアを活かして世に商品を提供することもできます。

自己管理ができて、実現したいことが明確な人は新規就農がおすすめ。

ただ、新規就農は農地や農業機械など、農業に関する必要なものは自分で揃えなければなりません。

そのため、初期投資にはある程度の資金が必要です。

農業未経験者がいきなり新規就農を選ぶのは少しハードルが高いと言えます。

知識やスキルを身につけてから就農したい方は雇用就農がおすすめ

雇用就農は農業法人で従業員として働くスタイルです。

農業法人で働く従業員の先輩から農業に関しての知識やノウハウを学べます。

例えば、野菜の栽培方法や、農機具の使い方など、農業に関して必要なことを働きながら身につけられるのが魅力です。

雇用法人は雇われているため、安定して収入や社会保険が確保できます。

初期投資も新規就農とは違い、必要はありません。

ただ、基本ルールはサラリーマンと同じなので自由が効かない部分もあります。

雇用就農は、働きながら農業に関する知識やノウハウを学べるため、農業未経験者にはおすすめ。

また、雇用就農で培った経験やノウハウを活かして、将来独立して新規就農を始めるケースも珍しくありません。

就農に関しての素朴な質問

ここでは、就農に関しての素朴な質問を紹介していきます。

特に農業未経験の方は就農に関して知らないことが多いです。

就農するためにどうしたらいいかわからない方には、おすすめなので参考にしてくださ

就農するためには資格が必要?

就農するためには特に資格や学歴も関係ありません。

雇用就農の場合でも働きながらノウハウを学べるので安心です。

ただし、新規就農の場合はすべて自分で行うため、経営や土づくりのノウハウを学ぶ必要があります。

農業に関して深く学ぶにはどうしたらいいの?

農業に関して深く学ぶためにはさまざまな方法があります。

その一つとして挙げられるのが学校に通うことです。

農業を学べる学校は、農業高校や農業大学や農業大学校などがあります。

農業大学校は2年間の養成課程を設けており、2年後は農業大学に編入も可能です。

短期間で農業や経営に関しての知識やノウハウが学べます。

農業大学校についてはこちらの記事でまとめましたので参考にしてください。

農業大学校とは?入試難易度や学費、卒業後の進路まで徹底解説!

また、社会人の方は時間がなくて学校に通うのは難しい方が多いでしょう。

社会人でも農業に関して深く学びたい方には通信教育がおすすめ。

通信教育の場合は、わざわざ学校に通わずにパソコンやタブレットで農業のノウハウを学べます。

時間がない社会人にとっても自分のペースで農業を学べるため、利便性が高いです。

農業の通信教育に関してはこちらの記事を参考にしてください。

忙しくても農家を目指せる!農業について学べる通信教育とは?メリットデメリットについても紹介!

就農する前に農業を体験する方法はありますか?

農業に興味があり、就農する前に農業体験したい方は農業インターンシップ制度を利用するのがおすすめ。

農業インターンシップは、短期間で実際の農業が体験できる制度です。

実際に農業法人の雇用主や従業員と共に働くため、自分が農業に合うか、自分に何が足りないのかが把握できます。

就農体験は共に働く従業員から知識やノウハウを学べるだけでなく、現場の生の声が聞けるのが魅力です。

また、インターンシップ先によっては農業以外にも加工や販売など生産以外の業務があるため、農業の仕事の幅を感じられます。

就農する前に農業体験するのは、就農先とのミスマッチも防ぐことができ、農業を仕事にしたいと考えている方にはおすすめ。

就農に関しての情報収集をするには?

就農に関しての情報収集をするには「農業をはじめる.jp」がおすすめ。

「農業をはじめる.jp」は、就農したい方に農業知識だけでなく、就農するための具体的な行動も情報として提供しているサイトです。

自治体や民間企業の就農関連情報も掲載されているため、就農に必要な情報がすぐに見つけられます。

就農に関しての情報収集をしたい人にはおすすめ。

自分の目的にあった就農を探そう!

今回は新規就農と雇用就農の違いについて解説してきました。

雇用就農は従業員として農業法人で働くスタイルなため、安定した収入が確保でき、参入ハードルも低いです。

新規就農は自分の裁量で農業ができる分、初期投資が必要で参入ハードルが高くなります。

ただ、新規就農は自身のアイディアや、やりたい農業ができるためやりがいがあり、魅力的です。

新規就農は農業未経験者にとって参入ハードルは高いですが、「みんなの農家さん」を利用すれば参入ハードルを軽減してくれます。

みんなの農家さんは農業未経験者に対しても、安心して始められるような研修や栽培技術などのサポートが充実しています。

また、オンラインでの研修もあり、場所を問わず利用できるため利便性が高いです。

新規就農で自分の農園を管理するのが不安な方でも、みんなの農家さんでは管理人が365日常駐しているサポートがあるため安心。

新規就農に関してもっと知りたいと思われた方は、問い合わせください。

私たちといっしょに農業で日本中の人たちを笑顔にしていきましょう。

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