今、日本だけでなく世界中で資格はたくさんありますが、日本には野菜に関する資格がたくさんあることをご存じでしたでしょうか?
野菜の資格をとることで野菜に含まれる栄養素や、どういう調理法で野菜を調理すると効率よく栄養素を摂取できるかなどを学ぶことができます。
その結果、自分だけでなく家族の健康状態をよくすることができますし、また仕事に生かすこともできます。
今回はそんな野菜の資格はどういったものがあるのか、どういう仕事に生かせるのかなどをご紹介します。
ぜひ最後まで読んでいただけると幸いです。
野菜の資格を生かせる仕事
野菜の資格を生かせる仕事はたくさんあります。
たとえば、野菜全体の知識を増やすことができれば、青果取扱店などでの野菜の販売にも生かせますし、保育園や幼稚園、小学校での食育にも生かすことができます。
それだけでなく、野菜の特徴を知ることで農業においても、効率的な栽培方法などいかすことができます。
野菜の調理方法や栄養素についての資格を取得すれば、レストランでの新メニュー開発に携わることもできるようになります。
また料理教室やセミナーなどを開いて、子育て世代の親をターゲットにし情報を提供することもできます。
こういったように野菜の資格をいかせる仕事は、たくさんあります。
自分の仕事に役に立つ資格を取得することで、給料アップや新しい仕事を任せてもらえたりなど、様々な点での成長が見込めます。
野菜の資格を選ぶポイント
どんな資格でもとればいいというわけではありません。
仕事などに役に立たない資格では、宝のもち腐れになってしまいます。
自分の仕事では、どんな情報や知識が役に立つのか、今の仕事だけでなく今後の将来像を考えた際に、どういった資格があると理想へと近づくことができるのか、よく考えて資格を選ぶ必要があります。
また野菜の資格は基本的に通信制度による受講スタイルですが、中には書籍を通じて取得することができる資格や、スクールなどに通って取得する資格もあります。
自分1人で勉強することができる人は通信タイプや書籍を使った独学タイプの資格も取得できると思いますが、誰かと一緒に授業を受けるタイプのほうが勉強できるという方は、取得方法で選ぶこともできます。
「またスクールタイプの資格をとりたいけど、そのスクールが遠い…」
など、自宅から通いづらい場合もあります。
通いづらいスクールだと、どうしても途中でめんどくさくなり継続が難しくなります。
通いやすいのかどうかも確認しましょう。
野菜の資格
さあ、ここからはついにどんな資格があるのかをご紹介します。
基本的なことしかご紹介できないので、詳しくは各ホームページの確認をお願いいたします。
野菜ソムリエ
野菜ソムリエは、日本野菜ソムリエ協会が2001年に創設した資格です。
いい野菜や果物の選び方から栄養、調理方法まで幅広い多くの事を学ぶことができます。
日本野菜ソムリエ協会が提供している「野菜ソムリエコース」を受講すると、受験資格をもらえます。
レベルが3つあり、下から野菜ソムリエ、野菜ソムリエプロ、野菜ソムリエプロ上級です。
試験はマークシートの筆記のみ、公式でははっきりといわれていませんが、大体70%ほどの正解率で合格するといわれています。
野菜ソムリエの合格率は80%以上と高めですが、野菜ソムリエプロになると30%ほどと急激に下がるので、野菜ソムリエプロは独学で合格するには相当の努力と時間が必要になります。
ですが、野菜ソムリエプロの資格を取得すると、野菜ソムリエとして働くことができるので、野菜ソムリエを仕事にしたい人は、取得必須の資格になります。
野菜栽培士
野菜栽培士ときくと野菜の栽培方法について詳しくなる資格と思いがちですが、野菜栽培士は野菜の栽培方法だけでなく、野菜の栄養素やどんな食材が合うのかという知識まで得ることができる資格です。
野菜栽培士は、日本インストラクター技術協会(JIA)が認定していて、試験は2か月に1度と高頻度であるので自分のタイミングで受けることができます。
合格するには70%以上の正解率が必要といわれています。
過去問などは市販では手に入れることはできず、試験範囲や出題範囲も協会より指定されていないので独学で試験を受けて受かるのは、かなり難しいといわれています。
また、協会から指定されている教材やテキストなども販売されていないので、資格を取得したい人はオンライン講座を受けるといいでしょう。
SARAの講座を受講すると試験が免除されるだけでなく、コースによっては野菜栽培士とオーガニック野菜アドバイザーを同時に取得することができます。
受講料は8万円ほどと高いですが、試験の受験料はどちらも1万円で、加えて協会への申請料や教科書を購入する金額を考えるとあまり変わらないので、確実に合格をしたい人にはオンライン講座を受けることをおすすめします。
オーガニック野菜アドバイザー
オーガニック野菜アドバイザーとは、日本安全食料料理協会(JSFCA)が認定を行っている資格で、季節ごとの野菜の産地、栄養素、保存方法、レシピに関しての知識を持っていることを証明できる資格です。
使える農薬や肥料が限られているオーガニック野菜についての知識が豊富になるので、レストランや小売店で勤務している人、調理学校などセミナーを開くこともできます。
またオーガニック野菜アドバイザーは野菜栽培士と同様、協会から指定されている教材やテキストが販売されていないため、合格したい人はオンライン講座を受講する必要があります。
野菜栽培士でもご紹介したSARAのオンライン講座だと、講座を受けるだけでオーガニック野菜アドバイザーと野菜栽培士を一度に取得することができるので、資格が欲しい方は検討してもいいかもしれません。
レストランのシェフや料理教室の先生、セミナー講師など、オーガニック野菜アドバイザーを生かせる仕事は、たくさんあります。
オーガニックベジタブルアドバイザー
オーガニックベジタブルアドバイザーは、一般社団法人日本技能開発協会(JSADA)によって認定されている資格です。
試験を実施しているのは日本食料料理協会です。
試験は在宅で、合格基準は70%とされています。
ベジタブル&フルーツプランナー
ベジタブル&フルーツプランナーはインターナショナル美容鍼灸協会が主催している講座で、野菜や果物について正しい知識を習得し、栄養学と中国の伝統医学である中医学の両方から、体質や体調に応じた野菜や果物の選び方や、食べ方、レシピなどをが提案できるようになる講座です。
受験資格は対象講座を受講した人のみ与えられ、受講終了後に送られてくる資格申請書を協会に送ります。
ベジタブル&フルーツプランナーは自分の体調管理だけでなく、ほかの人の体調管理にも使えるので、病院や老人ホーム、幼稚園や保育園、学校などの管理栄養士、スポーツインストラクターだけでなく、美容サロンでも生かすことができる資格です。
ベジタブル&フルーツアドバイザー
ベジタブル&フルーツアドバイザーは、日本能力開発推進協会(JDPA)が主催している資格で、野菜や果物の基礎知識だけでなく、食材ごとの下ごしらえ、調理方法などの技術も取得することができます。
協会指定の講座を受講し終了した人にのみ受験資格が与えられ、試験は自宅で受験します。
合格基準は70%ほどで、また受験料が、5,600円とほかの資格の受験料より安いのが特徴です。
ベジタブル&フルーツアドバイザーは、飲食業界だけでなく、美容、医療、福祉関係の仕事をしている人へおすすめの資格です。
野菜&果物コンシェルジュ
野菜&果物コンシェルジュは、日本能力教育促進協会(JAFA)が主催している資格で、野菜や果物の産地から、栄養素、保存方法、調理方法までの幅広い知識をもつ野菜と果物のスペシャリストといえる資格です。
受験申請方法は協会が指定する講座を受け、指定する方法で申請した場合のみ受領されます。
直接協会に申請や問い合わせても受領されないので気をつけましょう。
試験は在宅で受験することができます。
健康に必要な栄養素の効率的な摂取方法などを学習することができるので、健康増進したい方におすすめの資格です。
美味安全野菜栽培士
美味安全野菜栽培士は、日本園芸協会が主催している資格で、野菜の栽培方法だけでなく、収穫について、また家庭菜園や野菜の販売方法まで学べる資格になっています。
課題を提出して合格すれば資格を取得できるので、テスト受けたくないという方でも気軽に取得できる資格です。
販売方法まで学ぶことができるので、家庭菜園で収穫した野菜を販売しお金を稼ぐこともできるようになります。
ベジフルビューティーアドバイザー
ベジフルビューティーアドバイザーは、日本野菜ソムリエ協会が主催している資格で、野菜と美の関係を学んでいきます。
流れとしては、まずベジフルビューティセルフアドバイザーの資格をとり、そのあとアドバンスの講座を受けたあと、ベジフルビューティーアドバイザーの試験を受けることができます。
ベジフルビューティーセルフアドバイザーの合格率はおよそ85%と高く、講座をきちんときいていれば難なく合格すると思います。
ただベジフルビューティーアドバイザーの合格率は公開されておらず、また試験問題も難しくなるのでベジフルビューティーアドバイザーを取得したい場合は、勉強期間を眺めに設定して取り組む必要がありそうです。
講師には調理師や管理栄養士はもちろん、美容インストラクターやモデルなど幅広い業界の先輩から講座を受けることができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回ご紹介した資格は、ほんの一部です。
これらの資格は仕事に生かさないとしても、自分の生活には役に立つ知識を学習することができるので、興味がありお金の余裕があれば取って損はしないと思います。
合格基準や料金などはいつ改定があるかわからないので、資格を取ろうと思ったらまずは自分でその資格についてしっかり調べるといいでしょう。
また独学で学習するのはやはり限度があります。
分からないことなど質問ができるオンライン講座などがあればぜひ受講を検討してみてください。
本記事が資格取得への第一歩となれば幸いです。
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