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甘くて美味しいサツマイモ。
おかずにもスイーツにも相性がいいのは皆さんご存知かと思います。
今日はそんなサツマイモの、栄養素や保存方法、おすすめの美味しいレシピなどをご紹介していきますので、最後までお付き合いください。
サツマイモとは?
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「サツマイモ」は、その名の通り、薩摩(鹿児島県)から全国に広がっていきました。また、地域によって様々な呼び方をされています。甘藷(かんしょ)、唐芋(からいも)、琉球藷(りゅうきゅういも)などです。
意外に思うかもしれませんが、ヒルガオ科でアサガオの仲間です。
また主な栄養素は8つあります。
体を動かすためのエネルギー源でもある炭水化物、腸内環境を整えたり糖尿病の予防や肥満の予防できる食物繊維、むくみの予防や脳卒中の予防、血圧を下げるカリウム、丈夫な歯や骨をつくるカルシウム、丈夫な歯や骨をつくったり血圧を下げるマグネシウム、丈夫な歯や骨をつくったりエネルギーをつくり出すリン、皮膚や粘膜を維持し、抗酸化作用や体の成長を促進させるビタミンA(β-カロテン)、血液をつくったり心疾患のリスクを下げ、動脈硬化の予防する葉酸、抗酸化作用やコラーゲンを合成し、貧血の予防もするビタミンCです。
また、サツマイモの皮にも栄養素は含まれているため、皮を剥いて捨ててしまうのではなく、可食部と一緒に食べるのがおすすめです。
サツマイモの皮には主に4つの栄養素が含まれています。
それは、食物繊維、カルシウム、アントシアニン、クロロゲン酸です。
食物繊維とカルシウムについては先程ご紹介しましたので、アントシアニンとクロロゲン酸についてご紹介していきます。
アントシアニンは抗酸化作用や目の機能改善、白内障の予防ができ、クロロゲン酸は抗酸化作用や糖尿病の予防、脂肪肝の予防になります。
他の野菜と比べるとサツマイモが苦手という方は少ないかと思います。
お腹もいっぱいになり、手軽に食べられる野菜の1つでもありますので、焼き芋が美味しいこの季節にぜひ食べてみてください。
サツマイモでダイエット?
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実はサツマイモは、ダイエット中に嬉しい栄養素がたくさん詰まっています。
ダイエットを始めるときに、野菜を意識して摂ろうと考える方も多いですよね。
一方で、芋類は糖質が多いからと控える方もいらっしゃるでしょう。
しかし「野菜を凝縮するとサツマイモになる」と言われるほど、サツマイモには栄養がたくさん含まれているのです。
さっそく、サツマイモにどのような栄養素が含まれるのか見ていきましょう。
先程ちらっと触れたように、サツマイモには食物繊維が含まれています。
食物繊維は性質によって大きく2つに分けられます。
水に溶けやすい水溶性の食物繊維と、水に溶けにくい不溶性の食物繊維です。
この水溶性食物繊維の働きを利用して、食後血糖値の上昇を抑えれば太りにくくなります。
血糖値が上昇すると、インスリンというホルモンが分泌されます。
インスリンは体に脂肪をため込む働きがあるため、この分泌を減らせれば太りにくくなるというわけです。
また血液中の余分な塩分を排出することは、むくみ予防につながります。
むくみが解消されると、見た目もスマートになります。
さらに便秘が改善されれば、ポッコリお腹もスッキリするでしょう。
そしてサツマイモには食物繊維以外にも、便秘解消に役立つ「ヤラピン」という成分が含まれます。
ヤラピンはサツマイモを切った時に出る白い液体で、昔から便通をよくする薬として用いられていました。
そのため食物繊維との相乗効果で、さらなる便秘の解消を狙うことができます。
ただ、食べ方によっては、ダイエットにならないこともあるので、十分注意をしましょう。
サツマイモの保存方法
サツマイモが寒さに弱い食材だということをご存知ですか?
寒い時期によく食べられるので、寒さに弱いと聞くとピンとこないかもしれませんが、さつまいもは5度以下の環境になると「低温障害」という現象を起こしてしまいます。
「低温障害」とは、さつまいも内の細胞が寒さで死んでしまうことです。
低温障害が起こったさつまいもは黒く変色してしまいます。
黒く変色してしまったさつまいもは甘さがなく苦味が強いため、変色した部分は切り取ることをおすすめします。
サツマイモの保存方法は大きく分けて3つです。温度と湿度がポイントです。
季節や環境に合わせて保存方法を選んでくださいね。
①常温保存
夏場以外は常温保存がおすすめです。
1本ずつ新聞紙で包み、紙袋や麻袋、段ボールなどに入れ、風通しがよく、直射日光に当たらない場所で保存するだけで大丈夫です。
基本的にサツマイモは、常温での保存が適しているといわれています。
洗わずにそのまま保存しましょう。
適温は10℃から15℃くらいなので、冬場は暖房の当たらない冷暗所で保存してください。
②野菜室保存
20℃以上のときは野菜室へ保存しましょう。
1本ずつ新聞紙で包み、ポリ袋に入れて袋の口をゆるく結んで冷蔵庫の野菜室で保存するだけで大丈夫です。
サツマイモは20度を超えると発芽するといわれています。
そのため、夏場は冷蔵庫の野菜室で保存するのがおすすめです。
乾燥やムレを防ぐために、袋の口はゆるめに結ぶのがポイントです。
③冷凍保存
たくさんありすぎて食べきれない、というときは、冷凍保存がおすすめです。
サツマイモを洗って皮付きのまま使いやすい大きさにカットし、10分ほど水にさらしてアク抜きをします。
電子レンジで加熱、もしくは鍋で茹でて火を入れて、水気を拭き取り、冷凍用保存袋に重ならないよう並べて冷凍します。
そのときに合った保存方法を選んで美味しくサツマイモを食べましょう。
サツマイモの葉
サツマイモの葉が、実は食べられるのをご存知ですか?
サツマイモの葉には身体にうれしい栄養が含まれていて、サツマイモ自体よりも葉の方が多く含まれている栄養もあります。
主な栄養素は、ビタミンC、ビタミンB2ミネラル成分などです。
特に鉄分・カルシウム・マグネシウムと食生活で不足しがちな栄養の含有量が高いです。
また、通常食べている、サツマイモにも含まれていますが、さつまいもの葉にも食物繊維が含まれています。
その中でも特に不溶性食物繊維が多く、腸を刺激して蠕動(ぜんどう)運動を活発にし、便通を促進します。
サツマイモの葉の食べ方ですが、他の葉野菜と同じで、肉類と一緒にウスターソースや塩コショウなどで味付けしても美味しいですし、手軽におひたしにして簡単に食べることもできます。
他にもインターネットで検索すると様々な食べ方がでてきます。
機会があれば、ぜひ一度お試しください。
面倒臭がり屋な人のための電子レンジレシピ
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サツマイモを食べたいけど、調理するのは面倒くさい、という方に必見なレシピを紹介します。
材料はサツマイモだけで、調味料も何もいりません。
用意するものもキッチンペーパーとビニール袋のみです。
手頃なビニール袋がなくても、サランラップで代用も可能です。
焼き芋は電子レンジでも充分美味しく作ることができます。
ぜひ試してみてください。
おすすめレシピ
次にサツマイモのおすすめレシピについてご紹介していきます。
筆者も好きでよく作っているレシピもありますので、参考にしてみてください。
材料
・さつまいも 大1本
・砂糖 大さじ2
・醤油 大さじ1
材料はたった3つのみで、甘くて美味しい煮物ができあがります。
子供も好きな味なので、ぜひ夕飯の一品に作ってみてください。
材料
・サツマイモ 中3〜4個
・砂糖 大さじ2
・醤油 大さじ1
・みりん 大さじ2
・塩 ひとつまみ
・黒ごま 少々
油であげる工程は面倒に感じるかもしれませんが、この工程があるからこそ、一層美味しさが増します。
おやつ代わりにもなりますので、おすすめです。
材料
・サツマイモ 中1本 ( 約200g )
・バター or マーガリン 10g
・砂糖 20g
・牛乳 20g〜
・塩 少々
・卵黄(つや出し用) 1/3個
スイートポテトを作るのは難しそう、と思っていましたが、これなら誰でも簡単に作れてしまいます。
電子レンジとトースターさえあれば作れるので、子どもと一緒に作ることができます。
材料
・サツマイモ 400g(皮むいたもの)
・三温糖(上白糖・黒糖でも可)100g
・小麦粉 120g
・水(加減を見ながら調節) 10〜40cc
こちらも簡単にできてしまう料理になります。
腹持ちも良いので、軽食にもなります。
甘さが足りない方や、控えめにしたい方は三温糖の量を調節してみてください。
材料
・サツマイモ 2本
・砂糖 大さじ3
・蜂蜜 大さじ2
・レモン汁 大さじ1
甘いだけだと味に飽きてしまう、という方にはこちらがおすすめです。
レモンとはちみつで甘酸っぱく煮上げたサツマイモになります。
まとめ
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いかがでしたでしょうか。
サツマイモの栄養素や、面倒臭がり屋でも簡単にサツマイモを食べることができる焼き芋の作り方など、色々とわかったかと思います。
サツマイモはおかずにもなりますが、スイーツにもぴったりな野菜です。
また、サツマイモの葉も食べることで、同じ野菜から全く違う料理が2品作れてしまいます。
皆さんも、ご自身の食べやすいものにアレンジして、食べてみてください。
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