日本農業技術検定とは!?難易度や試験方法について解説します!

日本農業技術検定という言葉を聞いたことはありますか?この検定は、農業を学びたい学生や、農業に従事したい方、農協職員や農業関連企業などに向けた検定です。もちろん、農業に興味がある方でも受験することができます。

この検定を受けることで、農業に関する知識が深まり農業に関する興味がますます高まることでしょう。

今回は、日本農業技術検定の難易度や試験方法について詳しく解説していきます。

目次

〇日本農業技術検定とは

●試験区分

●受験資格

●試験内容

●試験日程

●受験費用

●合格率

●申込方法

〇試験の対策について

〇まとめ

〇日本農業技術検定とは

日本農業技術検定とは、一般社団法人全国農業会議所が実施する検定となっています。

主に、農業を学ぶ学生や農業を仕事にしたい人のための検定となっています。農業高校、農業大学校、農学系の大学などで学ぶ学生・生徒や、就農準備校で学ぶ人たち、農業法人で新規就農や独立就農を目指す研修生、農業後継者などに対して農業についての知識・技能の水準を客観的に評価し、教育研修の効果を高める事を目的として平成19年度から実施しています。

似たような検定で、日本農業検定というものがあります。こちらは、一般社団法人全国農協観光協会が実施する検定となっています。

主に、農業に全く知識がない方、農業に日頃から関心があり基礎的知識を学びたい方、家庭菜園 をはじめとする栽培についての体験や経験を持ち、更に体系的な農業の基礎的知識を学びたい方、仕事や趣味で農業の基礎的な知識を必要とする方などが対象となります。

そのため、日本農業技術検定より、難易度が低いと言え、小中学生から一般の方々を対象とした広範囲な検定となっています。

●試験区分

試験区分は3級、2級、1級と分かれています。3級はの作業の意味が理解できる「入門レベル」で学科試験のみとなります。2級は農作物の栽培管理等が可能な「基本レベル」で学科試験と実技試験になります。1級は農業の高度な知識技術を習得している「実践レベル」でこちらも学科試験と実技試験になります。

●受験資格

3級から1級まで、学科試験には受験資格はありません。受験受付期間内に応募すれば、だれでも受けられます。ただし、実技試験には、2級以上に受験資格があります。受験資格はそれぞれ以下の通りです。

1級の実技試験の受験資格は1級の学科試験合格者となります。

また、2年間以上の就農経験を有する者、JA 営農指導員、普及指導員、大学等付属農場の 技術職員、農学系大学生(農業高校・農業大学校を含む)で農場実習等4単位以上を取得している場合又は検定協会が定める事項に適合する者については、1級の実技試験が免除されます。

2級の実技試験の受験資格は1級と同様に2級の学科試験合格者となります。

また、1年以上の就農経験を有する者、又は農業高校・農業大学校など2級実技水準に相当する内容を授業などで受講した者、JA営農 指導員、普及指導員、大学等付属農場の技術職員、学校等が主催する任意の講習会を受講した者は2級の実技試験が免除されます。

●試験内容

3級(学科試験)

学科試験の出題範囲は、共通である農業基礎が30問、選択式である栽培系、畜産系、食品系、環境系から1つ選択し20問の計50問を解きます。

回答方式はマークシート方式となっていて、4者択一となります。

試験時間は40分で、合格基準は100点満点中、60%以上となります。

2級(学科試験と実技試験)

学科試験の出題範囲は、共通である農業一般が10問、選択式である作物、野菜、花き、果樹畜産、食品から1つ選択し40問の計50問を解きます。

回答方式はマークシート方式となっていて、5者択一となります。

試験時間は60分で、合格基準は100点満点中、70%以上となります。

実技試験では、農業機械作業として「乗用トラクタ」「歩行型トラクタ」「運搬車」「刈り払い機」「背負い式防除機」から2機種を選択し、ほ場で実地研修の試験となります。

試験時間は2022年は10時から15時の約5時間となります。昼休憩や実際に機械を操作して合否を判定するため、時間は短くなると思われます。合格基準は基本操作7割、安全操作8割を基準として合否を判定します。

1級(学科試験と実技試験)

学科試験の出題範囲は、共通である農業一般が20問、選択式である作物、野菜、花き、果樹畜産、食品から1つ選択し40問の計60問を解きます。

回答方式はマークシート方式となっていて、5者択一となります。

試験時間は90分で、合格基準は100点満点中、70%以上となります。

試験時間は90分で実技試験は、要素問題によるペーパーテストで、基礎的確認事項と専門選択分野における実践的知識・経験を問う論述式となります。

●試験日程

2022年の試験日程は令和4年7月9日(土)と令和4年12月10日(土)となり、1級の学科試験のみ12月だけの実施となります。

基本的に年間2回実施されていて、7月と12月が多いです。

令和4年12月10日(土)の試験の申込期間は令和4年10月3日(月)~11月4日(金)までとなっています。

ただし、2級の実技試験は2022年は11月19日(土)となっています。こちらの申込締切日は10月7日(金)となっています。

●受験費用

3級(学科試験)

一般受験は3,140円となり団体受験の場合は2,620円でさらに団体受験の学生割引だと1,570円となります。

*団体受験の学生割引は、農業高校、農業大学校、専門学校、大学の生徒・学生に適用されます。

また、団体受験を実施する要件は主に以下のとおりとなっています。

・すべての級を合わせた受験者が合計5名以上であること。

・試験会場を実施団体で準備・提供すること。

・試験当日は、試験官として1名以上(可能な限り1教室2名)担当すること。

・日本農業技術検定試験実施規程に基づき、当技術検定を厳正公正に実施できること。

・試験会場として知り得た情報を開示、漏洩しないこと。

2級(学科試験と実技試験)

学科試験の一般受験は4,190円となり団体受験の場合は3,350円でさらに団体受験の学生割引だと2,090円となります。

実技試験の受験は15,710円となります。

1級(学科試験)

学科試験の一般受験は5,240円となり団体受験の場合は4,190円でさらに団体受験の学生割引だと2,620円となります。

実技試験の受験は学科試験と同額の5,240円となります。

●合格率

3級

実施年  受験者数 合格者数 合格率

2021年  20,939 13,902  66.4%

2020年 18,790 12,399  66.0%

2019年  19,992 11,819     59.1%

2級

実施年  受験者数 合格者数 合格率

2021年  5,908 1,375     23.3%

2020年 3,045 631     20.9%

2019年 5,311 1,211     22.8%

1級

実施年  受験者数 合格者数 合格率

2021年  265    14   5.3%

2020年  206    15   7.3%

2019年  266    19   7.1%

●申込方法

https://www.nca.or.jp/support/general/kentei/

上記にアクセスして、申込フォーム(申込受付中)をクリックします。

個人の場合は「一般受験」、団体の場合は「団体受験」をクリックします。 さらに、表示された画面の左下にある「申し込みフォームへ」をクリックして、ログイン画面を開きます。

ログイン画面の一般および団体のそれぞれ「新規申込み」をクリックして、受験申込者のPCメールアドレスを入力すると、協会から確認メール、登録手続きのURLアクセスの案内が届きますので、一般受験の場合は受験者情報、団体の場合は団体情報を最初に入力します。

さらに必要事項(受験者氏名、受験級、受験会場(一般受験の場合)など)を入力して確認して送信します。その後それぞれのメールにログインIDとパスワードが通知されます。

https://nouken-info.net/dantai/splace.php?sid=XaSIlSthzGdfF3YWKY_eyDmzMEsIag9LQl0cVDfmRfw

こちらにログインした後に、申込内容を送信します。申込者に受験申込を受け付けたことと受験料の振り込み案内が届き、指定された口座に受験料を振り込むことで申込が完了します。

〇試験の対策について

日本農業技術検定の出題範囲については、https://www.nca.or.jp/support/general/kentei/range.htmlにPDFで掲載されています。

受験をされるかたについては、一度読まれることをおすすめします。

また、過去問については、https://www.nca.or.jp/support/general/kentei/text.htmlで購入することができ、アマゾンなどでも販売しています。

受験した方からの意見をまとめると、過去問題を3年分やっておけば、試験の出題傾向がある程度わかるようになります。特に選択科目では深い知識が求められるため、参考書を熟読して知識をつけるよりかは、まず最初に過去問を一通りこなして出題傾向を掴んでから、必要な知識を整理して覚える方が近道だと思います。

また、共通問題の過去問率が低いという傾向があります。特に、農業の動向や政策、制度については、参考書などではカバーしきれない部分があるので、普段から情報を入手する必要があります。農業会計からの出題割合は毎年多いので、丸暗記でなくきちんと理解しておくべきでしょう。

〇まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は日本農業技術検定の具体的な解説をしてきました。

日本農業技術検定を受験して級を保有することは、社会的信用を勝ち取ることに繋がり周りから農業に対する姿勢を認めてくれることになるでしょう。また、就農する上でもアドバンテージをもつことができ有利に働くことは間違いないでしょう。

就農する農家は沢山ありますが、日本で無農薬バナナの展開を推進している「みんなで農家さん」https://minnadenoukasan.life/においても日本農業技術検定の知識や技能を生かすことができるでしょう。

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