【短期×高収入】住み込みの農業バイトは未経験でも挑戦できる!メリットやおすすめの求人サイトを紹介
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農業は、年々深刻化する高齢化による人手不足の解消のため、求人サイトには、住み込みのアルバイト募集で溢れています。
「効率よくお金を貯めたい」
「第一次産業に興味があるけど、自分に合っているか分からない」
「今の仕事に満足してないから、手に職をつけて再就職を検討している」
「自然豊かな場所で仕事をしながら暮らしたい」
上記のどれかに当てはまる人は、これから紹介する住み込みの農業バイトの基本情報・メリット・デメリットを読んでみてください。
学生やフリーターで、短期間で高収入を稼ぎたい人や、漠然と農業に興味があるけれど未経験だから自信がない人こそ、住み込みの農業バイトはぴったりです。
さらに、住み込みの農業バイトについて理解を深めた上で、実際に「アルバイトに応募したい!」となった人に向けて、おすすめの農業求人サイトを3つ厳選してご紹介します。
住み込みの農業バイトを実りあるものにするためには、未経験や知識があまりない人こそ、事前リサーチが重要ですので、参考にしてみてください。
【目次】
メリット④体力をつけたり規則正しい生活によって健康効果が期待できる
デメリット①基本家族経営のため農家さんとの相性が労働環境を左右する
住み込みの農業バイトを探すなら農業専門の求人サイトをチェック
住み込みの農業バイトって何をする?
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そもそも、住み込みの農業バイトは、農家の従業員とは異なり、農業の繁忙期や慢性的な人手不足を解消するための”期間限定”で募集されている枠になります。
具体的に住み込みの農業バイトは何をするのか、どこに住むのか、どのような契約形態になるのかについて見ていきましょう。
住み込みの農業バイトの作業内容
農業は、耕種農業・畜産農業・アグリビジネスの3種類に分類することができますが、住み込み農業バイトの求人の大半は、耕種農業と畜産農業です。
実際の業務内容は、農家ごとに大きく異なりますので、一概に「これをする」ということは言えませんが、多くが繁忙期の時期に求人がかかるため、以下のような業務が想定されます。
- 種まき・田植え
- 収穫
- 選果
- 加工
- 出荷
また、上記以外にも、大きな荷物運び・除草・掃除など、農家の仕事はたくさんあるため、全体的なサポートに回ることになるでしょう。
未経験での農業バイトは、覚えることがたくさんあり、初日で「無理かもしれない…」と感じてしまう人もいるかもしれませんが、慣れれば同じ作業の繰り返しになるため、難しくありません。
住み込みの農業バイトの住む場所
住み込みの農業バイトをする上で、どこに住むかは非常に重要なポイントです。
- 寮
- 農家さんと同居
- トレーラーハウスやアパート
農家さんの営農規模によって異なりますが、従業員や農業バイトを多く雇っているところだと、共同スペースなどを設けた寮を用意していることが多いです。
一方で、家族経営など小さな規模で営農している場合は、農家さんの実家の一室を借りたり、トレーラーハウス・アパートなどを用意してくれることもあります。
農家さんによって用意している場所は異なりますが、基本的に農場や牧場のすぐ近くに宿泊場所を設けている場合がほとんどですので、出勤には時間がかかりません。
また、一般的に一人暮らしをするよりも、家賃が安かったり、公共料金の負担額が少なかったり、家具等がすでに用意されていたりするため、入居にかかるお金はほぼないと考えて良いです。
住み込みの農業バイトの業務時間
住み込みの農業バイトは、農家によって異なりますが、「住み込み」である以上は、フルタイムで働くことを前提としている場合がほとんどです。
例えば、牛乳の出荷がある酪農業のバイトをするのであれば、搾乳のために早朝と夕方の出勤があります。
また、農作物の農業バイトをするのであれば、一般企業と同様の時間やシフト制で出勤時間がずれていたりします。
住み込みの農業バイトは、仕事中心のライフスタイルになりがちですが、週休2日、月休4日など事前に決められているため、仕事とプライベートのメリハリをつけることが大切です。
住み込みの農業バイトの契約期間
住み込みの農業バイトの契約期間は、2週間〜1年以上とさまざまです。
大抵の場合、繁忙期と言われている4月〜10月に求人数が増加しているため、忙しい時期のみ農業バイトの募集をしている農家さんも多いことが分かります。
【農業における繁忙期】
- 4月・5月:種まき・田植え
- 7月〜10月:収穫
一方で、農業は慢性的な人手不足が問題視されているため、短期バイトの募集以外に、長期的に働いてくれる人材を探している農家さんも多くいます。
求人サイトを見ると、「短期OK」「長期歓迎」など契約期間に関する記述があるため、しっかりと確認してください。
住み込みの農業バイトは稼げる?
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結論から述べると、農業バイトの給料は高額というわけではありませんが、生活費の出費が少ない分、短期間で貯金をしやすいです。
住み込みバイトの給料は、住むエリアや職種によって異なりますが、まずは以下の3種類の中から給与形態を選択します。
- 月給(19万円〜25万円以上)
- 日給(約9,000円)
- 時給(960円〜1,100円以上)
月給の場合は、職務手当・在宅手当・通勤手当等が含まれることが多いです。
働くエリアによって異なりますが、農場・牧場まで徒歩で通える近さであれば、毎月かかるお金は、「賃貸費」「食費」「インターネット費用」「雑費」程度で抑えることができます。
光熱費を含んで毎月1万円程度の寮を提供してくれる農家さんがいる一方で、一般的なアパートと変わらない月額料金(6万円など)で賃貸を提供している農家さんもいます。
賃貸料金には、「光熱費」「インターネット料金」「食費」など含まれたり、含まれなかったり、農家さんによってまちまちです。
求人に申し込む際は、給料と一緒に住み込みで発生する費用の確認も忘れずに行ってください。
住み込みの農業バイトのメリット
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住み込みの農業バイトがおすすめの理由として、メリットを4つ見ていきましょう。
メリット①未経験でも応募できる
基本的に、農業求人サイトに掲載されている住み込みの農業バイトの多くは、「未経験者歓迎」「学歴年齢不問」とされています。
そのため、学生やフリーターでも応募することができて、さらに審査も緩いため、農家さんによっては履歴書の提出と電話面接のみで採用が決まることも多いようです。
また、カップルでの応募、女性単独での応募も歓迎されています。
ただし、未経験者ができるからといって「楽な仕事である」と考えてしまうのは危険です。
初めのうちは覚えることが多くて、体力的にも精神的にも大変な仕事のひとつとして知られている業種ですので、ある程度覚悟をした上で応募しましょう。
とは言っても、農家のライフスタイルや業務内容に慣れさえすれば、難しい仕事ではありません。
初めのうちはミスをしたりできないことが多くても、落ち込むことなく頑張ってみてください。
メリット②貯金ができる
住み込みの農業バイトは、仕事メインの生活になるため、効率よく貯金をするのに最適です。
一番近くのコンビニまで車で10分、一番近くのスーパーまで車で20分、最寄りの電車は1日2本などに農家があるケースも少なくありません。
最近では、インターネット環境が充実しているため、うちの中でも楽しめる趣味を持っている人であれば、ストレスなく生活しながら、貯金ができるでしょう。
せっかくの住み込みの農業バイトをするのであれば、できるだけ無駄な出費を減らして、貯金に回してみるのはどうでしょうか。
メリット③自然豊かな環境で生活ができる
住み込みの農業バイトの多くは、田舎町の農家さんが募集をしているため、都会で生活している人からすると、非現実的な時間を堪能できます。
北海道や九州の奥地にある農家さんで農業バイトをすることになれば、野生のシカやキツネが出没することもあります。
中には、クマが生息するエリアもあるため、野生動物との触れ合い方には十分に注意が必要です。
また、九州であれば登山家たちに人気の山がたくさんあるため、休日を使って登山などのアウトドアを堪能することもできるでしょう。
人の多い環境で疲れてしまった人や、自然が好きでいつかはスローライフを送ってみたいと考えている人にぴったりです。
メリット④体力をつけたり規則正しい生活によって健康効果が期待できる
農業バイトは、基本的に体力仕事になり、酪農などの業種によっては、早朝4時頃に起床して仕事をする必要があります。
初めのうちは、荷物運びなどの重労働と特殊なライフスタイルに体がついてこずにへとへとになってしまうかもしれません。
ただし、毎日継続していると段々と体も慣れてくるため、日中に仕事で体を動かし、休憩中に食事を取り、しっかりと睡眠を確保することもできるようになります。
お金を貯めながら健康的な体も手に入れることができるのは魅力的です。
メリット⑤農業の知識や技術が身につく
農業バイトの多くは、未経験でも応募できますが、仕事をしながら農業の基本的な知識・技術を学ぶことができます。
そのため、セカンドキャリアなどで手に職をつけたいと考えている人や、将来的に独立したいと考えている人は、まず農業バイトから初めてみるのがおすすめです。
期間にもよりますが、半年〜1年以上の契約を検討しているのであれば、大型トラクター等の仕事も任せてもらえたりします。
将来的に農業を考えていて、学びを含めた農業バイトをしたいのであれば、求人サイトで「独立希望者可」にチェックを入れて検索してみてください。
営農を目的とした人たちを歓迎している農家さんや、農場・牧場の後継者を募っている農家さんもたくさんいます。
住み込みの農業バイトのデメリット
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続いて、住み込みの農業バイトをする上で、懸念すべきデメリットについて見ていきましょう。
デメリット①基本家族経営のため農家さんとの相性が労働環境を左右する
農業バイトの多くは、家族経営だったり小規模経営の求人が多く、一般常識が通用しなかったり、農家さんのワンマンになりがちなケースがあります。
こればかりは、仕事を始めてみないと分からない部分ではありますが、面接をするときに家族経営であるのであれば、どう言った家族構成なのか、電話口の人の印象などを確認しておくとミスマッチを防ぐことができます。
一般的な会社での仕事と違って、農業は出荷の遅れや天候などの外的要因によって、予定されていた業務時間とズレることも多いです。
例えば、北海道の冬であれば、予想以上に大雪で積もってしまった場合、車出勤している人たちが来るのに時間がかかったり、雪かきから始めて通常の業務をすることもあります。
となると、本来予定されていた業務時間を大幅に過ぎた残業をしなくてはならないことも知っておきましょう。
大抵の場合、残業をすれば残業代が発生しますが、農家さんによっては給与の支払いをしっかりと管理していないこともあるため、給与面の確認も面接時に行っておくとトラブルを避けることができます。
デメリット②運転免許が必要な場合が多い
住み込みの農業バイトは、「車免許なしOK」と記載された求人もありますが、田舎町で生活する場合、仕事以外の場面で車が必要なことが多いです。
車つきの住居を提供している農家さんも多く、車の免許を持っていないと生活できないエリアもあるため、必然的に求人に応募できる農家さんが限定されます。
都会で生活していると「免許を持っているけど、ペーパードライバーだから運転は不安」という人もいるでしょう。
ただ、農場・牧場のあるエリアは、道路が広く、車の通りも少ないことが多いため、運転しやすく、住み込みの農業バイト期間に車の運転を練習してみるのも良いです。
免許を持っていなくても住み込みの農業バイトの求人は多くありますが、周辺のコンビニやスーパー、最寄り駅の情報をしっかりと確認しておいてください。
住み込みの農業バイトを探すなら農業専門の求人サイトをチェック
一般的な求人サイトにも農業バイトの募集はありますが、農場・牧場の写真がなかったり、最低限の情報しか記載されていなかったり、あまりみやすいとは言えません。
そこで、おすすめなのが農業専門の求人サイトです。
農業専門の求人サイトは、いくつかありますが、「掲載数」「情報量」「サポート体制」の3つの観点からおすすめのサイトを3つ厳選しましたので、見ていきましょう。
おすすめの求人サイト1位:あぐりナビ
まず、農業専門の求人サイトとしておすすめなのが「あぐりナビ」です。
掲載数 | 1,700件〜 |
対応区域 | 日本全国 |
職種 | 稲作野菜果樹酪農畜産競走馬 |
雇用形態 | 正社員契約社員アルバイトパートインターンシップ研修生 |
サポート | ○ |
あぐりナビは、農業専門の求人サイトの中でもトップクラスの求人数を誇っているため、いくつかの農家さんの中で比較しながら自分に合ったところを見つけるのに最適です。
また、農業就活を電話でサポートしてくれる就農アドバイザーがいるため、右も左も分からない状態の人でも、安心して住み込みの農業バイトを探すことができます。
おすすめの求人サイト2位:農業ジョブ(旧:第一次産業ネット)
続いて、農業専門の求人サイトとしておすすめなのが「農業ジョブ」です。
掲載数 | 500件〜 |
対応区域 | 日本全国 |
職種 | 稲作畑作露地野菜施設野菜酪農畜産観光農業造園業 |
雇用形態 | 正社員派遣社員契約社員アルバイトパートインターンシップ研修生農業体験業務委託 |
サポート | ○ |
農業ジョブは、あぐりナビよりも求人数では劣るものの、「エージェントサービス」の利用ができるため、将来のやりたいことが分からない人、模索中の人に寄り添ったキャリアの紹介をしてもらえます。
また、家族経営や法人の農家さん以外に、農業資材・アグリビジネス企業等の求人が充実しているのも特徴です。
おすすめの求人サイト3位:農家のおしごとナビ
最後に、農業専門の求人サイトとしておすすめなのが「農家のおしごとナビ」です。
掲載数 | 290件〜 |
対応区域 | 日本全国 |
職種 | 稲作野菜果樹酪農畜産競走馬直売所・ファームカフェ林業加工 |
雇用形態 | 正社員契約写真アルバイトパート農業体験 |
サポート | ○ |
農家のおしごとナビは、農業未経験者の求人を中心に行っていて、住み込みの農業バイトはもちろん、後継者候補・農場長候補などの雇用形態での応募も募っています。
電話でのお仕事紹介サービスに加えて、農業体験や会社説明会も実施しているため、直接足を運んで農業バイトのイメージを膨らませることができます。
まとめ
この記事では、住み込みの農業バイトに関する基本情報、メリット・デメリット、おすすめの農業専門の求人サイトについて紹介しました。
「みんなで農家さん」では、就農に興味がある人に向けて、農業の最新情報を定期的に発信しています。
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農業バイトは、決して楽な仕事ではありませんが、学びとやりがいの大きい仕事ですので、ぜひ挑戦してみてください。
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