スムージーといえば、若者、特に女性に人気な飲み物のイメージがありますが、手軽にとれる栄養のある飲み物でもあります。
そこで今回は、スムージーのレシピをいろいろな雑学を交えてご紹介したいと思います。
よろしければ最後までお付き合いください。
ジュースとスムージーの違い
スムージーとは、果物や野菜をまるごとミキサーにかけて作るドリンクの総称です。
スムージーという名前の由来は、アメリカ西海岸発祥でスムーズな食感になるという意味で呼ばれるようになったことからつけられました。
スムージーの作り方は、一般的には凍らせた材料を丸ごとミキサーにかけて作りますが、最近では材料を生のまま使用して作るものが増えてきています。
対してジュースは、果物や野菜を繊維質と液体に分けて絞り出して作るのに対して、スムージーは果物と野菜を丸ごと使用し、場合によっては種や皮も使うところです。
また、水や氷をいれて作ることが多いのもジュースとの大きな違いの一つです。
ワンポイント豆知識
スムージーの始まりは、アメリカの西海岸で1920年代に作られたのがきっかけと言われています。
その頃のアメリカは電化製品が広まりだし、ミキサーも普及しだしたことからスムージーも家庭で手軽に作られるようになりました。
当時作られていたスムージーは、シロップや牛乳、アイスクリームなどをいれて甘くして飲まれており、現代でいうシェイクに近く、デザートというイメージでした。
その後、果物や野菜を丸ごと使って作るグリーンスムージーが健康的な飲み物として広まりました。
スムージーを飲むメリット
①皮や種などに含まれる栄養素もとれる
スムージーは種や皮も使って作ることが多いため、ジュースと比較した時に皮や種に含まれる栄養素も摂ることができます。
りんごで例えた場合、皮がついたままスムージーにするとりんごの皮に含まれているリンゴポリフェノールを摂取することが可能です。
ポリフェノールとは酸化の働きを抑える抗酸化物質で、活性酵素を取り除いてくれる役割がある栄養素です。
②苦手な野菜も食べやすい
スムージーの場合は、苦手な野菜や果物を好みの具材と一緒にミキシングを行いスムージーにすることで、味や食感が気にならなくなり、摂取することができるようになる場合もあります。
一度色々な組み合わせで試してみるのもいいでしょう。
スムージーを飲む時間
スムージーを摂る時間によって、実は効果も少し変わってきます。
自分に合った時間に摂るように意識してみると良いかもしれませんね。
代謝アップを狙うなら朝
スムージーには、野菜やフルーツの酵素がたくさん含まれています。
酵素には体内の代謝を促す効果が期待できますので、基礎代謝の向上を手助けしてくれるのです。
また、この効果は朝の空腹時に飲むことでより発揮されます。
空腹時に摂取したものはいつもよりも体内へ吸収されやすいと言われています。
そのため、酵素のパワーが最大限引き出されるよう摂取できるということなのです。
間食防止したいなら昼
スムージーの腹持ちが良いのをご存じでしたでしょうか。
その理由は、スムージーに豊富な食物繊維が含まれているため、胃から腸へ行くまでに時間がかかることから、空腹を感じにくくなるのです。
また、たった1杯のスムージーにはそのまま生で食べるのは難しいほどたくさんの野菜や果物が入っています。
それだけの量、野菜や果物を食べたら腹持ちが良いのも納得です。
午後になるとついついお菓子などの間食に手が伸びがちですが、ランチ時に腹持ちが良いスムージーを飲んでおけば、間食のおやつを防ぐことができるでしょう。
午前中の疲れをリフレッシュするためにも、ランチにスムージーを飲んでみてはいかがでしょうか。
大幅なカロリーカットをしたいなら夜
朝や昼と比べて活動量が少ないにもかかわらず、1日で最も摂取カロリーが多いのが夜です。
そんなタイミングに低カロリーなスムージーを置き換えることで、大幅にカロリーをカットすることができます。
したがって、ダイエットの速攻効果を狙うのであれば、夕食と置き換えすることがベストだといえます。
〜補足〜
三食置き換える以外にも効果的なスムージーの飲み方はまだあります。
それは運動の前後にスムージーを飲むことです。
運動前に飲むことで、スムージーに含まれるタンパク質が筋肉を作る手助けをしてくれます。
タンパク質は筋肉の素となる栄養素です。
良質なタンパク質をスムージーで摂取しておけ
ば、筋肉が作られやすくなり、運動の効果も高めてくれます。
運動前に飲むのであれば、2時間前には飲むように心がけてください。
バナナを基準としたおすすめレシピ
バナナスムージーのレシピには牛乳を使うものやヨーグルトを使うもの、両方を使う物があるなど、様々な作り方があります。
しかし、牛乳でもヨーグルトでも含まれている栄養素にはほとんど変わりがありません。
どちらもたんぱく質やビタミン、ミネラルなどが含まれています。
一方でバナナの場合、たんぱく質やビタミンの他に食物繊維も多く含まれています。
腸内環境を整えて便秘を防ぐ効果がある他、満腹感を得やすくなる効果もあることで有名です。
どちらも健康に良い食材なので、スムージーにしても体に良いのは納得ですよね。
そんなバナナスムージーのおすすめレシピについてご紹介いたします。
バナナはしっかりと甘味を感じる食材で香りも強く、他の野菜の風味を抑える働きもあります。
一度作ったことがない、という方はまずは冒険せずに基本のバナナスムージーを作ってみてください。
ミキサーがあれば材料を入れて電源をいれるだけで作ることができます。
また、バナナを普段は常温や冷蔵庫で保存しているけれど食べきれない、という人にもバナナスムージーはおすすめです。
バナナは冷凍保存ができますので、スムージーで使う分ずつラップに包んで、ジップロックに入れて保存すると、スムージーを飲みたいときにすぐに使うことができます。
※冷凍庫での保存期間はおよそ1ヶ月ほどになります。
ちなみに、ミキサーがないからスムージーを創れないと思っている方はいらっしゃいませんか?
実はミキサーがなくてもバナナスムージーや他にも潰しやすい食材であれば作れてしまいます。
用意するものはジップロック(フリーザーバッグがおすすめです)のみです。
バナナスムージーの場合は、バナナを適当な大きさに切ってジップロックに入れて、空気を抜いて閉じ、麺棒をころがすようにしてバナナを潰します。
潰したバナナと、残りの材料すべてをしっかり混ぜるだけで、バナナスムージーの完成です。麺棒の代わりに、コップやお皿の平らな底で潰しても大丈夫です。
次にアレンジバナナスムージーについてです。
バナナに合うアレンジ食材をご紹介しますので、まずは自分の好きな食材から試してみてください。
+α食材10選
・いちご
・りんご
・アボカド
・チンゲンサイ
・キウイ
・ブルーベリー
・チョコ
・黒ごま
・きなこ
・マンゴー
酸味がある果物は、バナナの甘味と相性バッチリです。
また、アボカドのほのかな甘さはバナナを引き立て、チンゲンサイが苦手な方でもバナナの甘味ですんなりと飲むことができるかと思います。
チョコはカロリーさえ気にしなければかなり美味しく作ることができます。
お菓子のレシピでも、チョコとバナナを組み合わせたレシピは多いので、相性がかなりいいことがわかります。
牛乳から変更アレンジ
・豆乳
・ヨーグルト
牛乳ではお腹を壊してしまう、もっと健康志向なスムージーをと考えている人は豆乳、ヨーグルトなどに変更しても良いかと思います。
また、色んなものと組み合わせたい、けれどいつもまずくなってしまう、という人は必ず原因があります。
原因①クセの強い食材でバランスが崩れる
ショウガ、パセリなどのクセが強い食材を入れすぎると、せっかくのフルーツの甘みや野菜の風味が負けてしまいます。
クセの強い食材は、風味付け程度に少量にとどめましょう。
原因②葉物が多すぎる
ほうれん草や小松菜などは適量を入れれば栄養満点ですが、入れすぎると苦みや口当たりの悪さが前面に出てしまいます。
一杯分のスムージーに入れる葉物の量は、葉っぱ1枚から2枚くらいです。
原因③苦味のある食材が入っている
みかんやレモンなどの柑橘類の皮や菜の花などのアブラナ科の葉のような、苦みの強い食材を入れすぎると、苦みが強くなりすぎて味が落ちます。
苦みは適量ならアクセントになりますが、入れすぎは止めましょう。
まとめると基本入れ過ぎは要注意、ということなります。
たくさん摂取した方が健康にいい、と考える方も多くいると思いますが、まずくて飲むのを躊躇うようなスムージーでは本末転倒です。
美味しく、無理ないスムージー生活を送るように心がけましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
スムージーの良さが少しでも伝わりましたでしようか。
スムージーは若者、特に女性に人気であるとお伝えしましたが、高齢者や男性、子供にもおすすめです。
食べるのではなく、飲んで栄養素を摂取することができますので、一度も飲んだことがないという方はぜひ一度召し上がってみてください。
また、自分で作るのは面倒、と思っている方も最近ではスーパーやコンビニで売っていたり、喫茶店でもメニューで出しているところがあります。
まずはそういったところからでもいいので、試してみてください。
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