ラディッシュは初心者でも簡単に育つ!週末家庭菜園に挑戦してみた

家庭菜園に挑戦したいと思っても、仕事に子育てにと忙しい日々を過ごしていると、なかなか難しいですよね。

野菜栽培の用意をしてお世話をしても、うまく育たなかったらやる気もなくなってしまいます。

そんな家庭菜園初心者さんにオススメなのが『ラディッシュ』です。

ラディッシュは、簡単に育つ野菜の代表のようなもの。

収穫までの期間が短い上に、ほぼほったらかしでも簡単に育ちます。

家庭菜園初心者である筆者も、10月の初めに種を播き、ラディッシュ栽培に挑戦してみました。

仕事と子育てもあるので、週末の1日のみの手入れです。



この記事では、週1のみのお世話で家庭菜園に挑戦しているワーママが、誰でもマネできる簡単な【ラディッシュの栽培方法】について紹介しています。

ラディッシュは初心者が週1のお世話でも育つのか、種まきから収穫までの一部始終を画像付きで分かりやすく説明します。



「初心者で忙しいけど家庭菜園をしてみたい!」

「ラディッシュを育ててみたい!」

「他の人が栽培している様子が知りたい!」

という方はぜひ参考にしてみてくださいね。

ラディッシュってどんな野菜?

『ラディッシュ』は意外とスーパーなどでも見かけない、日常的に食べる機会のない野菜です。

ラディッシュはどんな野菜なのか、簡単な概要について紹介します。

カブではなくダイコンの仲間

『ラディッシュ』は『ハツカダイコン』ともいわれます。

栽培期間が20日前後と短いことから「二十日大根(はつかだいこん)」という和名がつきました。

ラディッシュはカブに似ているのですがアブラナ科ダイコン属の植物で、実はダイコンの仲間。

ダイコンの葉と同じようにラディッシュの葉もギザギザしているのが特徴です。

原産はヨーロッパで、日本には明治時代に渡ったといわれる昔からあるなじみ深い野菜です。

赤や白以外にも、黄色、紫色、黒など、色のバリエーションが豊富で、見た目の美しさも魅力のひとつだといえるでしょう。

栽培期間が短い

ラディッシュは栽培期間が短い野菜です。

時期にもよりますが、種まきから1~2か月で収穫することができます。

野菜栽培の失敗の原因は台風などの天候によることが多いため、栽培期間が短いラディッシュは、天候不良などの外部からの影響を受けにくく、失敗するリスクも低いです。

栽培の手間がかからない

ラディッシュの魅力は、手間がかからない点です。

育てるときの土の深さはあまり必要ないため、畑を深く耕さなくても大丈夫です。

そのため、プランターやベランダ栽培も可能です。

途中で肥料を足す『追肥』も不要で、水やりもこまめにする必要はありません。

初心者でも簡単に育つので、保育園の野菜栽培体験でもラディッシュを育てることが多いです。

葉は緑黄色野菜であり栄養価が高い

ラディッシュは高い栄養価をもっています。

代表的な栄養素とその効果について紹介します!

  • 疲労回復や糖質の代謝を助ける『ビタミンB1』
  • 皮膚や粘膜の健康維持をサポートしてくれる『ナイアシン』
  • 貧血予防になる『葉酸』
  • 動脈硬化予防や皮膚や血管の老化を防ぎ、免疫力アップにつながる『ビタミンC』
  • 骨や歯をつくるのに必要なミネラルである『カルシウム・リン・マグネシウム』
  • 疲労回復や利尿作用、高血圧の予防に役立つ『カリウム』

一度にたくさん食べる野菜ではありませんが、ビタミンやミネラルなどの栄養をバランス良く含む優秀なラディッシュ。

特に葉の部分は緑黄色野菜に分類され、栄養が豊富なので、捨てずにサラダやスープなどにしておいしく食べましょう!

ラディッシュの栽培時期

参照:ラディッシュの栽培方法・育て方のコツ | やまむファーム (ymmfarm.com)

ラディッシュは、真夏と真冬以外のかなり長い時期において栽培が可能です。

その中でも、育てやすいおすすめの時期は春と秋です。

3〜4月頃に種まきをして4〜5月頃に収穫する春まき。

9〜10月頃に種まきをして10〜12月頃に収穫する秋まきであれば、ほぼ放置しても失敗なく育ちます。

春まきと秋まき以外の時期であれば、夏は日よけと害虫対策でネットを使用し、秋も11月以降の寒い時期は防寒用のシートがあった方がいいでしょう。

ラディッシュ栽培①種まき準備

種まきの前に土づくりと畝づくりを行ないましょう。

10月に種を播くために、9月末に準備をしました!

土づくり

ラディッシュはほったらかしで十分育つ野菜ですが、上手に栽培するためには、しっかりと土作りをしましょう。

種まきの1〜2週間ほど前に、土づくりを進めます。

ラディッシュの種まきの1週間前には、堆肥を2kg/㎡、深さ20~30cmを目安に土を十分に耕して、土壌とよく混ぜ合わせましょう。

土づくりについて詳しくはこちらの記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね。

畝づくり

ラディッシュで作る畝は平畝です。

畝幅は70~80cm、畝の高さは10~15cmで作ります。

畝づくりについてもこちらで詳しく紹介していますので参考にしてください。

ラディッシュ栽培②種まき

土づくりが完了したら種まきをしましょう。

筆者は10月頭に種まきをしました。

ラディッシュは直接畑に種を播くので植え替えもなくて楽ちんですよ。

スジをつくる

畝に種まき用の溝を作ります。

15~30㎝ほど間を空けて2条の溝を作りましょう。

このとき、指やスコップで溝を作ってしまうと、深さがバラバラで土を被せすぎてしまうこともあるため、注意が必要です。

おすすめは、支柱や突っ張り棒などの棒を活用する方法です。

深さが統一されるだけでなく、まっすぐにきれいな溝が作れますよ。

スジ播きをする

溝を作ったらラディッシュの種をスジ播きします。

スジ播きとは、溝にパラパラっと種を播く方法です。

溝に約1㎝間隔で種を撒きましょう。

きちんと測る必要は無く、だいたいで大丈夫です。

今回使った種はダイソーで購入したもの。

ラディッシュの彩の良さを活かせる複数種類入っているミックスのものも売っています。

参照:Amazon | サカタのタネ 実咲野菜5370 カラフルファイブ 彩りはつか大根 00925370 | 野菜

土を被せて押す

種を播いたら1㎝ほど土を被せ、手で軽く押さえて土と種を密着させます。

このとき、深く土を被せると土に押されて発芽できなくなる場合もありますので、土の被せすぎに注意しましょう。

その後、手で軽く押さえることで被せた土が水やりや風でむき出しにならないようにします。

スコップやクワなどの道具で押さえると強すぎてしまうので、手で優しく押さえるようにしましょう。

かん水する

土を被せて押さえたらたっぷり水やりをします。

ラディッシュはこまめな水やりは不要ですが、種まき後はたっぷりと水を与えましょう。

注意点としては、ジョウロやシャワーを使ってやさしく水を与えることです。

水圧が統一されず、土がえぐれてしまうと、せっかく播いた種がむき出しになってしまったり、水で流されてしまいます。

その後の水やりは、晴れが続いて土が乾いたらあげるようにします。

秋まきで育てましたが、種まき後は一度も水やりせずに育ちました!

ラディッシュ栽培③間引き

ラディッシュの芽同士が混みあって大きく生長できなくならないように、2回間引きをします。

間引きのポイント

ラディッシュの間引きには2つのポイントがあります。

1.水やり後にやさしく間引く

間引きのときは、残す芽を痛めないようにあらかじめ水やりして土を湿らせてから間引くと作業がしやすいです。

また、この際に雑草も必ず抜き取っておきましょう。

2. 他と違う芽を選んで間引く

間引くべき芽は平均から外れた他と違うものを選びます。

たとえば、小さすぎる芽、形がいびつな芽、長い芽、大きすぎる芽、色が濃すぎる芽です。

「みんな同じ芽に見える!」という場合は、均等に間を空けて抜けば問題ないですよ!

一回目の間引き

本葉が出揃ったあたりで一回目の間引きを行ないます。

種まきから2週間頃に間引きをしました。

芽と芽の間が3㎝くらい空くように余分な芽は抜きましょう

二回目の間引き

本葉3~4枚くらいのときに2回目の間引きを行ないます。

種まきから1か月後頃に間引きしました。

芽と芽の間が5㎝くらい空くように余分な芽は抜きましょう。

間引いた芽もサラダやスープの具としておいしく食べることができますよ!

ラディッシュ栽培④収穫

根の部分が2~4㎝くらいになったら収穫しましょう。

種まきから1か月半から2か月頃にかけて収穫しました!

放置しすぎると筋張って風味が落ちるので、大きくなったらちょこちょこ収穫してこまめに食べましょう。

子どもと一緒に『大きなかぶ』という絵本のように「うんとこしょ、どっこいしょ」と抜いて収穫したら大喜びでした!

ラディッシュを食べてみた

ラディッシュは生でも加熱してもおいしく食べられます。

サラダ、スープの具、漬物など、ちょっと入れるだけで彩りがよくなるので意外と重宝します。

パスタの上に薄くスライスしたものを乗せて食べました。

サクサクっとしていて、良いアクセントになってくれました。

子どもも興味深々で完食してくれましたよ!

まとめ

家庭菜園初心者におすすめの『ラディッシュ』の栽培方法について、種まきから収穫、調理まで画像付きで紹介させていただきました。

土づくりをしっかりとやれば、必要なお世話は間引きのみで、水やりも追肥もいらず、ほったらかしで育てることが可能です。

実際に週に1回も手入れする必要がなく、かなり楽に家庭菜園を楽しむことができました。

個人的に、手がかからない上に収穫までの期間が短いラディッシュは、子どもと一緒にサクッと楽しみながら育てることができました。

普段は野菜を食べない子どもも、「食べてみたい!」と興味を持ってくれたので、家庭菜園による食育効果があったことが嬉しい誤算でした。

食費の大幅な節約にはなりませんが、気軽に家庭菜園を楽しむという目的であればラディッシュ栽培はかなりおすすめです!

ぜひ、家庭菜園に興味のある方は、今回の記事を参考にラディッシュ栽培に挑戦してみてくださいね。

また、「みんなで農家さん」では、農業に関する情報だけではなく、初心者に向けた家庭菜園に関する記事も多く紹介しています。

今後も実際に野菜を栽培していく様子を紹介していくので、興味のある方は、ぜひこちらからチェックしてみてください。

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