桜も散り、これから訪れる季節は「夏」です。
数十年前から地球温暖化といわれ年々、気温が上昇しており熱中症などにも注意が必要です。
それと同時に、注意をしなくてはいけないのが「自然災害」です。
特に日本は集中豪雨などが多く、水害被害が多発する地域です。
そこで、私たちにできることは「備える」ことです。
今回はいざという時はもちろん、日頃から使える便利グッズをランキングにしてご紹介します。
日本に自然災害が多い理由
まず、日本に自然災害が多い理由として、 日本列島が4つのプレートによって形成されおり、地震活動、火山活動が活発なのがあげられます。それに加え、 急峻な地形を有し、河川の流程が短く急流なのです。さらに、 アジアモンスーン地域に位置するため、梅雨と台風の時期にしばしば集中豪雨が起きるわけです。
アジアモンスーン地域とは日本が東アジアに含まれるため、夏には、海洋に発達した高気圧から水分を大量に含んだ風が吹く影響で、高温多雨になります。 また冬には、大陸内部に非常に強い高気圧が発達しそこから風が吹き出すため、夏と反対に乾燥し、雨が降りにくくかつ気温もかなり低くなります。 このように、夏と冬で気温も降水量も大きく変化する気候がアジアモンスーン地域の特徴です。
また、集中豪雨がおきる理由は緑地が少なく、アスファルトやコンクリートの面積が広いなど、地表面から大気に与える熱が多くなります。 そして、多くの人が暮らす都市は、空調や自動車を使用することで発生する「人工排熱」も多く発生するため集中豪雨がおきるとされています。
このように日本は地形や位置などから災害の影響が大きい理由がわかります。
備えて便利ランキングTOP10
このランキングは「便利」をテーマにしています。防災かばんにはないものをお届けします。
備えて便利ランキングでは、日頃のアウトドアや外でも役立ち、そして防災グッズとして備えておいて損はない物をランキングにしました。
1位 タニザワ クルボ
折り畳み式ヘルメットです。災害時はどこからなにが飛んでくるかわからないため、頭を守る事は重要です。
タニザワ クルボは安全性はもちろん頭囲の調節が行えるため、お子さんから大人まで様々な人に対応しています。
防災頭巾より強度のあるヘルメットを備えると良いです。
2位 四国紙販売 水のいらないシャンプー ウエット手袋
女性には必須アイテムです。
ライフラインが止まってしまったり避難先に水道がなくても簡易的に清潔が保たれます。
手袋タイプになっており、地肌もマッサージできるなどスッキリできます。スプレータイプもあり届かない場所も洗えます。
3位 イオンドクターウォーマー
イオンドクターウォーマーは、特殊加工された素材で体を温めてくれます。キッズ用・手首用・足用・夏用・ガーゼ素材・シルク素材など商品ラインアップも充実。
避難所などは思いのほか寒いので、体温を適度に保温し体調管理を行います。夏場でも夜の冷え対策に一組備えておくと便利です。
4位 ランドポートキャリーザ サン
ソーラー充電式の携帯型LEDランタンです。折り畳み式で防水仕様となっています。
ミディアムサイズのものは、約8時間の充電で72時間点灯可能です。
5位 シンテックス フットレスキュー
災害時に釘やガラス破片などが散らばる中を歩く際、足を守ってくれるのがこの踏み抜き防止ソールです。ハサミで靴のサイズに合わせてカットできるので家族分を揃えておくと便利です。
6位 止血パット
傷口から出た出血を素早く吸収し、かさぶたができるスピードを速めてくれます。
7位 パイロットゲルチョーク
壁やガラス、ぬれた面など場所を問わずに書ける筆記具です。災害時の伝言や危ない場所へのマーキングに効果を発揮します。手元に1本あるととても便利です。
8位 ソルシオン パタット
コンパクトながら100㎏まで耐えられる折り畳み椅子。樹脂製なので水に強く汚れも落ちやすいので、野外でも安心して使えます。携帯するならミニサイズが便利。カラーやデザインが豊富にあり、キャンプなどでも使えます。
9位 らくらく39バール
軽い素材で扱いやすいバールです。通常サイズは800kg、ショートサイズは600kgまで持ち上げられる強度を誇ります。ドアをこじ開けたり、重いものを持ち上げたり、かたいガラスの破壊といったシーンで活躍。
10位 防水貴重品ケース
日頃から使っている貴重品とは別に用意しておくと便利です。防火用もあるので用途に合わせて準備しておくと便利です。
どれも備えておくと便利なもばかりですが、全てを持っていくのは大変なので、保管場所を決めておき家族みんなが把握しておく必要があります。
また、家族別にも備えが必要なので、ご紹介していきます。
[家族別]災害時にあると便利な備え
ここでは、ランキングとはべつに家族別にあると便利な備えをご紹介していきます。
小さいお子さんから、大切なペットなどのために避難所などで使えるグッズをご紹介します。
最近では、女性用の防災バッグなど用途に合わせた防災グッズもあるので参考にしてみてください。
赤ちゃんがいる家庭
ベビーフードやおむつなどは、普段と同じ使い慣れた品物を購入しておきます。母乳育児でない家庭や混合育児の家庭は調乳の必要な可能性もあります。着替えは多めに用意します。ワンサイズ大きめのものを用意しておくと、将来も使えるのでむだになりません。
・おむつ1パック以上
・おしりふき
・着替え(トップス)
・授乳ケープ
・おくるみ
・ベビーフード
・レジ袋、ビニール袋
・液体ミルク
・母子手帳
・小児用薬(かぶれ止め含む)
液体ミルクは忙しいときや普段の外出時などにもわざわざお湯や水を用意し調合する必要がないため便利です。また、使い捨ての哺乳瓶もあるので活用してみて下さい。
おむつなどの臭い漏れにはPP袋を使うと軽減されるのでおススメです。普段、育児で取り入れている事も災害時に役立つので日頃から意識する事が大切です。
子供がいる家庭編
子供のサイズに合った防災グッズを用意するのはもちろん、日頃から非常時の対応について教えておくのも大切です。親子で防災訓練や、防災グッズを使う練習をしておきます。
・パンツ
・着替え(トップス)
・子供用歯ブラシ
・子供用ヘルメット
・子供用マスク
・子供用手袋
・おもちゃ
・ノート
・クレヨン
・防犯ブザー
小さいころに教わった訓練などは大人になってからも覚えているものなので、「家族一緒に」備えの準備をすることはとても大切です。用具の使い方などは一度ではなかなか覚えられないので、日頃から使えるものは日常に取り入れておくと子供でも取り扱いができます。
また、子供でも取り扱えるように工夫しておくのも必要です。
女性編
スキンケアアイテムや生理用品は、日常的に使っているものを多めに購入しておきます。カップ付きキャミソールは避難所で干すときに男性の目があまり気にならないメリットがあります。
・スキンケアアイテム(リップクリーム、オールインワンジェルなど)
・生理用ナプキン(2周期分)
・ブランケット
・カップ付きキャミソール
・防犯ブザー
・痛み止め
・かぶれ止め
・清浄綿
・ヘアゴム
避難所では男女共に同じ空間に長時間過ごさなくてはならいので、女性はなるべく男性からの目線を気にしなくてもいい方法を考えておくのも大切です。また、敏感肌などがある場合は多めにストックを用意しておくと安心です。
要介護者がいる家庭編
日頃お薬を飲んでいる方は、すぐに処方薬が尽きてしまわないよう、日頃から余裕をもって受診しておきます。高齢者でも食べやすい食品を用意し、非常時でも栄養不足にならないよう気をつけてください。
・おむつ1パック以上
・おしりふき、からだふき
・着替え
・口腔ケア
・介護用食品
・医薬品
・補聴器
・医療機器(予備バッテリーも含む)
・折りたたみ杖・お薬手帳
避難所で衰弱してしまう方が多いので、普段食べなれている介護食品を用意しておくことは大切で、長時間の避難生活では馴れない寝床で床ずれができてしまったり、認知症などがあると混乱して徘徊が増えたりしてしまう傾向があるので注意が必要です。認知症の方でも、慣れ親しんだ「匂い」で落ち着いたりするので慣れているコロンなどを一緒に入れておくと安心されたりします。また、口腔ケアが必要な方はウエットシートタイプの物や、携帯の入れ歯洗浄ケースなどを使用するなどして口腔環境を清潔に保つことにより、誤嚥性肺炎予防にもなります。体調が崩れないよう気を付けて下さい。
ペットがいる家庭編
ペットも一緒に避難する際はケージを使用します。普段からケージに慣れさせておきましょう。ペットの好きなおもちゃも用意して、いつもと違う環境でも落ち着けるようにします。
・ペットフード
・保存水
・折り畳み式の簡易食器
・迷子札
・ペットの写真
・ペット手帳
・簡易ゲージ、折り畳みゲージ
ペットがいると避難所に入れない場合があるため、日頃からゲージ馴れさせておくことはとても大切です。ペットも大切な家族です。また、動物も環境などに敏感なのでストレスを与えすぎないよう適度な散歩などを行ってください。
これは注目!「おいしい非常食」
最近の防災グッズで注目されているのが、「美味しい非常食」です。
非常食は非常時だけに食べるものだと思っている人も多いと思いますが、日頃から食べなれていない味だと食べたくなくなり食欲がなくなってしまいます。災害時ほど、体調管理を行わなくてはならないため、どんな時も「食事」は大切です。
どんな災害時でもあると便利な「美味しい非常食」を5つご紹介します。
・杉田エース イザメシ
主食、おかず、おやつまでさまざまなラインアップが揃った長期保存食です。やさしい味わいに気分もほっこり。化学調味料不使用にこだわったシリーズもあります。
・東京コロ二ー保存用即席乾燥餅
手軽にとれて高エネルギー。水につけるだけで食べられるお餅です。きなこやあんこ、いそべなどの味が選べます。主食としても、おやつとしても活躍します。
・井村屋えいようかん
おいしく手軽にカロリー補給ができ、長期保存も可能です。誰でも簡単にあけられるよう、パッケージもこだわって作られています。
・横浜岡田屋 HOZONHOZON BOSAI SERIES
水を使わず、袋をあけたらそのまま食べられるおいしい保存食です。かわいいパッケージが非常時にも心を和ませてくれます。
・カゴメ野菜の保存食セット
災害時は野菜不足になりがちです。ジュースやスープで栄養素や水分を補いましょう。スープは調理しなくても食べられます。
まとめ
災害時の備えはあげればきりがありませんが、最低限の食糧、飲料は一人3日分は備えましょうといわれいます。また、小さなお子さんや高齢の方、ペットなど避難所や物資の中での備えが充分にされない物などは備えておく必要があります。それに加え、アレルギーなど命に関わる備えは大切です。
非常食や飲料には賞味期限がありますので、定期的に点検を行い日頃から食生活に取り入れてみるのも推進されています。
食べなれている缶詰やお菓子などは長期保管できる者もあるので、ストックを常に溜めておくのも非常時に役立ちます。
非常用グッズなども使い慣れていないと役に立たない場合もあるため、日頃から使ってみることをおススメします。
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