目次
1.失敗しない!農家起業、成功3つの条件
1-1.3,000人強!年間の就農者数
1-2.「勝てる戦を仕掛けていこう!
2.①ガンガン学んで実践!向学心が高い
2-1.フッ軽に動き、ガンガン学ぼう!
3.②前職スキルを活用!応用力が高い
3-1.スマホからでもできる!スキル活用!
4.③心を込めた営業!コミュ力が高い
4-1.脱サラこその、強みを活かそう!
5.農家への船出へ!万全の準備を整えよう!
5-1.知識・スキルを磨いておこう
5-2.しっかり軍資金を貯めておこう
6.まとめ
『失敗しない!農家起業、成功3つの条件』
・大都会での生活にも疲れてきた
・田舎でマイペースに働きたい
・脱サラをして農家になりたいけど…うまくいくかな…?
都会での生活は刺激もあり楽しいです。
ですが、忙しく騒々しい環境であるのも確かです。
第二の人生の選択肢としてのんびりとした田舎で農業…と考える人は意外にも多いのです。
「3,000人強!年間の就農者数」
農林水産省のデータによれば、家業を継ぐわけではなく、自分で土地や資金を調達して就農した人の数は年間3,000人強にもなるそうです。
資金をアルバイトで貯めた人も中にはいますが、大半は「元会社員」から脱サラして農業をスタートした人たちの様です。
そして、脱サラ就農した人の中、2,300人ほどは49歳以下の年齢です。
農業においては若者に分類される層なのです。
農業といえば「高齢化」「担い手不足」が課題とされてきました。
そのため「若者ばなれ」と誤解されがちですが、実はむしろ若者の就農者は年々増加傾向にあるのです。
IT技術の進歩の恩恵もあり、肉体労働などを減らすスマート農業なども、若者からの人気の後押しをしています。
農業は未来の食文化を担う大切な仕事なので、この様な就農者の増加傾向は朗報と言って良いのではないでしょうか。
「勝てる戦を仕掛けていこう!」
しかし…農業に興味はあるけどまったくの未経験の状態で農業の世界に踏み込むのは勇気がいるものです。
“失敗したらどうしよう…”そんな心の声で最初の一歩が踏み出せないでいるという人も多いのではないでしょうか?
そんな一歩をフッと軽く踏み出せるように、本記事では「農業で成功しやすい人」を解説します!
失敗を回避して成功率を高めるにはまず業界のことをよく知ることが大切です。
三国志などでも有名な軍師の孫子は「戦にはまず準備が不可欠」と説きました。
無謀な戦いを挑むよりも「戦いを有利に進めるために自分の勝てる戦を仕掛けていく」という意味です。
農業でも同じことがいます。
あらかじめ成功しやすい人物像を知っておけばいざ就農するときに役立つはずです。
ぜひご一読くださいね。
『①ガンガン学んで実践!向学心が高い』
成功している農家さんの特徴として上昇志向が強い方が多いです。
“何事からもガンガン学んでスキルを身につけていく”
農業関連のイベントに参加したり、役に立つ講演会を聴きに行ったり、農家さん同士のコミュニティに参加したりされています。
アクティブに動いていれば農家のつながりも増えていくため、先輩からのアドバイスも、もらいやすくなります。
フットワークの軽さ、コミュニケーション力を徹底的に活用して、様々な場所に出かけたり、人に話を聞くことで農業に役立つ情報をアクティブに吸収している人も多いです。
「フッ軽に動き、ガンガン学ぼう!」
農業のイベントとしては「農業Week」という展示会がおすすめです。
東京と九州で年に一度、開催されています。
農業に関係する最新の技術や、関連企業からの講演も開催されているので非常に刺激と学びを得れるイベントです。
今後の参考にまず足を運ばれてはいかがでしょうか?
公式サイト、及び画像引用元 https://www.agriexpo-week.jp/
“なかなか時間が作れない”という方にも学ぶ方法はたくさんあります。
今はネットもありますし、場所も関係なくスキマ時間を活用して学ぶことも可能な時代です。
当サイト「みんなで農家さん」でも、コラムやコンテンツを通じて農業について学ぶことができます。ぜひブックマークして、将来に役立ててください。
農作業は日中であることが多いため、夜は基本的に空いている人が多いです。
農業関連の書籍で学んでおられる方も非常に多いです。
“会社員から脱サラして農家になりたい!”という方には、西田栄喜さんの「農で1200万円!」という書籍がオススメです。
画像引用元 https://diamond.jp/articles/-/106930
就農前にスキルを磨きたい場合は農業の体験イベントなどもオススメです。
実際の体験を通じて、農業のやりがい、農家で働く方々からのアドバイスをもらいながらもスキルや知識を磨くことができます。
同じ志を持った仲間にも出会うチャンスかもしれません。
詳しくは下記の記事もご参照ください。
アクティブに動いてガンガン吸収していく!
積極的な行動力や向学心が農家の成功の秘訣の一つ目です。
『②前職スキルを活用!応用力が高い』
農家以前の職業のスキルも大いに役立ちます。
成功している農家さんは動きがアクティブなので、元々のスキルが多彩な方が多いのです。
“そんな…自分なんて無理かな?”と思われた方も少し振り返ってみてください。
農家とは畑違いの職業だからこそ身についているスキルって小さなことから探してみれば案外多かったりします。
営業職の人ならば、野菜を流通させる時に営業スキルが大いに役に立ちます。
マーケティングや企画に関わってきた人も、売れる商品を千里眼のごとく見つけるスキルとして役立ちます。
エンタメ系の職種の方も今はオンラインで作物を販売できる時代なので、ネットショップの運営などで役立ちます。
「スマホからでもできる!スキル活用!」
PCも現代では普及と共に馴染んできている人が多いですし、スマホレベルでも出来ることの幅はずいぶん広がってきています。
趣味レベルで好きなことでも立派にスキルに育てることは可能です。
好きなことをうまくSNSで発信してファンを作れば、コミュニティに発展させることも可能です。そこから農作物を広めることも可能です。
いきなり大きなことは出来なくても現代においては工夫次第でスキルを活用して仕事につなげることはいくらでも可能です。
現在の仕事からでも工夫して将来につなげるスキルを磨くことは可能ですし、スキマの時間を活用してスキルの育成はいくらでも出来ますよね。
自分のスキルがイマイチ把握できていない人は一度、箇条書きでも良いので書き出してみることをオススメします。
小さな頃から好きだった遊びや夢中になれたことを「農業とは関係なさそう」でもまずは自由気ままに書いてみましょう。
案外、自分自身のことはわかっていなかったりします。
あなた自身の持っているスキルを活用することで、一味違う売り方のできるエッジの効いた農家になることも可能です。
『③心を込めた営業!コミュ力が高い』
農業で大きく収益を上げて、儲けるために大切なことがあります。
それは、「消費者に直接作物を販売する」ということです。
市場やJAに卸すだけでは、単価を上げることができないので大きく儲けることができません。
農園のブランドを確立できないからです。
他の業界から、脱サラして就農する方の強み。
それは、「農業」という仕事を俯瞰して見れると言うことが挙げられます。
長年、農業だけに携わっている方は「農作物は、市場やJAに卸すしかないのだ」という狭い考えに固執しやすい面があります。
つまり、自分で作物を販売するというアイデアには辿り着きづらい面があります。
しかし、他の業界から農業に参入してくる方々は、今までの先入観に捉われずにこれから考えを身につけていけると言うことでもあるのです。
いわば「ゼロ」の状態からのスタートになります。
「脱サラこその、強みを活かそう!」
固定概念にとらわれない「より効率良く賢く稼ぐ方法」を経営者として選択していくことが可能になります。
ある意味ではシビアに、収益をアップさせていける最善策を取り続けることができるのです。
前述したような、自らネットショップを作って独自ルートで販売をしてみたり、SNSを活用して自分の作物を広めていったりなどは、いわば他業界の経験者だからこそ可能なアイデアとも言えます。
収益を上げて稼いでいる脱サラ就農者には、この傾向が強いです。
最近はYoutubeなども人気ですし、農家のYoutuberとして発信してみるのも面白いかもしれませんね。
ちなみに、YouTubeを通して農業の魅力を発信している方々のことを農業系youtuber、略して農tuberとも呼んでいます。
農作物の栽培方法や日常の出来事を投稿して人気を獲得しています。
チャンネル登録者数は多い人では5万人を超えているチャンネルも存在します。
※ちなみに、チャンネル登録者1万人以上は上位3%との説もあります。
主な視聴者のターゲットは家庭菜園をしている方・就農したての方・就農希望者となっています。
見てみると学べる事も多いですし、自分ならどんな配信ができるかを考えてみるのも良いかもしれませんね。
詳しくは下記の記事もご参考にされてください。
あなたのブランドを確立して、時代に合った流通を構築していきましょうね。
『農家への船出へ!万全の準備を整えよう!』
それでは、ここからは就農への準備として事前にやっておいた方が良いことを解説いたします。
“備えがあれば憂なし”とも言います。
土台を整えて、将来に堅実に就農が出来る様に準備していきましょう。
「知識・スキルを磨いておこう」
他業界からの農業へ参入するとなると「未経験からのスタート」となります。
書籍やネットからでも学べることはたくさんありますが、体験に勝る学びはありません。
休日には、農業体験・農業ボランティア等を活用して、知識やスキルを深めておきましょう。
未来の農業の担い手獲得のためのアグリワーケーションと呼ばれる農業体験ができるワーケーションも広がっていますし、お手軽な農業体験会などもよく、開催されています。
体験を通じて、知識やスキルが身につくだけではなく、農家さんとのつながりが広がっていくのもありがたいところです。
農業は決してひとりで成立することができない仕事なので、同業者とのつながりは非常に大切です。
先輩としてアドバイスをくれる人もいますし、体験談や生の声を聞いておくことでトラブル回避にも繋がります。
フットワーク軽く参加して、まずは農業自体に馴染んでおきましょう。
「しっかり軍資金を貯めておこう」
農業にはいろんな面でお金が必要になります。
軍資金としてまとまったお金は貯めておきましょう。
特に、農業機械は数百万するものもあります。
農具・肥料・農薬・資材など…様々な面でお金がかかってきます。
そして作物が、流通されて収益になるまでにはそれなりには時間がかかります。
(果樹の場合は3年以上というケースもあるのです)
つまり、一定期間は無収入の可能性は高いので、生活費用なども含めて貯蓄をしておく必要があります。
ちなみに、新規就農者に向けた補助金が存在します。
うまく活用すれば、農業にかかるコストを削減することができるかもしれません。
有効な補助金情報などにもアンテナを張り巡らせておきましょう。
補助金については下記記事でも詳しく解説をしています。
充分な準備を整えておけば、良いスタートダッシュを切ることができますし、トラブルなどが起きても対処できます。
未来の就農に向けて、今からできる準備から始めてみましょう。
『まとめ』
いかがだったでしょうか?
誰でも新しい業界へ足を踏み入れるのは恐怖があります。
しかし、成功者の共通点と準備するポイントを知っておけば、対策を練り最初の一歩を踏み出せると思います。
農業は個人事業になります。
「圧倒的な裁量の広さ」「会社員とは違い稼げる額に上限がない」「工夫次第で事業展開が無限」などの多くの魅力があります。
農業の圧倒的に自由な醍醐味を味わうためにも、準備からスタートしましょう。
明日の食生活を支えるのはあなたの勇気ある、第一歩なのかもしれません。
是非とも農業への参入に挑戦してみてくださいね。
当サイト「みんなで農家さん」では、農業が好きな方、農家を志す人、農業従事者の方へ役立つ、最新情報やコラム、体験談などをこれからもお届けいたします。
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