【初心者でも簡単栽培】美味しい人気者「いちご」の栽培方法を発見!

いちごは甘くてジューシーなのでお子様から大人まで大人気の果物です。

いちごには、ビタミンCが豊富で、葉酸やカリウム、カルシウムが手軽に摂取できます。

また、食物繊維の一種である「ペクチン」も豊富なため、腸内環境や生活習慣病などの予防にも役立ちます。

とはいえ、栄養があるとわかっていてもイチゴはなかなか手が出しずらい金額です。

毎日、いちごを摂取しようと思うと食費がかさんでしまいます。

そこで今回は、初心者でも簡単にできるイチゴの栽培方法や品種などの基礎知識をご紹介していきます。

基礎知識を知る事で、家庭でも美味しいイチゴが栽培できます。

そして、最近ではよく見かけるようになった「白イチゴ」に関してもご紹介していきます。

プランターでの栽培方法から、畑での栽培方法をまとめました。

いちごの品種

いちごの植え付けを始める季節は「春」と「秋」です。

それまでに、品種を選んでおかないと場合によっては予約などが必要となり植え付けに間に合わなくなってしまいます。

そのため、品種選びは夏(5月頃)から探すのがおススメです。

人気品種や特徴をご紹介しますので、参考にしてください。

白いちごの人気品種2選 

最近スーパーなどでも見かけるようになった白イチゴですが、なんといっても「値段が高い」といった印象があると思います。スーパーなどでも600円~700円ほどしますし、高価な物だと一粒5万円~10万円します。

どうしてそんなに白イチゴが高いのか・・・それは様々な「禁止事項」があるからなのです。

・苗の自家増殖禁止。転売禁止。無償の譲渡禁止

・営利生産には許諾契約が必要です。(年間5万円)

このような禁止事項があったりと、別途料金が発生するため「高額」になっています。

全ての品種が該当するとは限りませんのでご自身で栽培するさいにも対象となるかを販売元やネットなどで確認し、注意して購入してください。

・天使のいちご(ももいろほっぺ8号)

天使のいちごの特徴はふっくらとした丸みのある形で、大きさは適切な摘果をすることで20~25gほどになります。果皮色は白から桃白で、種が赤いのが特徴です。

果実はしっかりとしたやや硬めで、中の果肉はほぼ真っ白です。甘みと酸味のバランスが良く香りも楽しめるイチゴと紹介されています。

また、天使のいちごはもともと家庭菜園向けに開発された品種という事で、家庭でのプランター栽培などでも簡単に栽培ができるのも特徴です。

天使のいちごは注意点があります。

・苗の自家増殖禁止。転売禁止。無償の譲渡禁止

・営利生産には許諾契約が必要です。(年間5万円)

上記の注意点がある苗なので栽培する際は注意が必要です。

桃燻(とうくん)

桃薫(とうくん)という名称は、『桃のような甘く芳醇な香りが隅々まで漂う(薫る)様子をイメージし、各地に広く普及していくことを願って命名された』となっています。

桃薫(とうくん)の果実の大きさはやや大きめとされ、形は縦横比が同じくらいの円錐形です。表皮の色は完熟してもとても淡い桃白で、真っ赤ないちごのイメージとは違います。

そして何よりの特徴である香りですが、『桃やココナツ、カラメルのような香り成分が多く含まれている』とされているように確かにこのイチゴから立ち上る華やかで芳醇な香りは普通のイチゴフレーバーとは全くといっていいほど違います。

桃薫(とうくん)の果肉は果皮近くから真に至るまで真っ白で、柔らかくジューシです。味的には特別甘いと言う程ではありませんが、柔らかな酸味と、それを包み込むほどに十分な甘さを感じます。

桃燻は珍しい品種を栽培したい人向けです。

家庭栽培に向いています。

赤いちごの人気品種3選

昔から見慣れた品種も多い赤いイチゴです。

酸味や甘み、大粒など好みによって品種を選ぶと栽培も楽しくなります。

今回は育てやすい品種を3つ紹介します。

女峰(にょうほう)

女峰の特徴は、果実がやや小ぶりですが長円錘形で整っており、甘味酸味共にバランスよく含み、色付きもよく、形が整っているので、デザートの食材にはもってこいです。しかも、果肉がやや硬めでしっかりとしており、日持ちの面でも有利です。果実の中まで赤く、ピューレやジャムにした時の色も綺麗に出ます。イチゴミルクにも最適な品種です。

病気に強く家庭栽培しやすい品種です。

宝校早生(こうほうわせ)

こうほうわせの名称は宝塚で交配された品種という事で、それぞれの漢字を組み合わせ「宝交」とし、当時では比較的早生種であったことから「宝交早生」と命名されました。

耐病性が強く栽培しやすい「宝交早生」の登場によって全国のイチゴ栽培は一気に全国に広がり、1970~1980年代は全国の6割にも及んだと言われています。その後「女峰」や「とよのか」などの登場により転作が進み、現在では極わずかとなっています。

また、露地栽培しやすいことから家庭菜園向けとして一般に苗が販売されています。

歴史が深く、昔ながらの味わいで病気になりにくいことから初心者にも栽培しやすい品種となっています。

・紅ほっぺ

「紅 ほっぺ」の由来は、『果皮色が鮮紅色で美しいことはもちろん、果心部まで赤いことと、ほっぺ が落ちるほどのコクのある食味であることを表しており、親しみを持たれることを願って命名されました。

「紅ほっぺ」の特徴はやや縦長の円錐形で果皮色は「さのちか」に似た艶のある鮮赤色です。果肉はやや硬めで「女蜂」程度とされ、中も鮮紅色で果心まで淡赤色を帯びるのが特徴です。

味は、とても華やかな甘い香りを発し、強い甘味と共に程よく酸味もあり、イチゴらしい風味が強く感じられる美味しさです。果肉は章姫よりもやや固くしっかりとした食感があります。甘みだけでなく酸味とのバランスも良くコクがあってとても美味しいイチゴです。

栽培する中でも一番の人気がある品種です。

大粒の身をつけることで人気がありますが、病気になりやすく雨にも弱いので適切な管理が必要です。

いちごの栽培方法

品種によってそれぞれ特性や向き、不向きなどもありますので、しっかりと基礎知識を習得することが必要です。

ここから、いちごの基礎知識やいちご栽培の方法の基本、重要事項、注意点などについて解説します。

いちごの基本知識

イチゴは、バラ科の多年草植物で、現在栽培に用いられているイチゴは、オランダイチゴ(オランダイチゴ属)をベースに品種改良されているものとなります。原産地は南アメリカや北アメリカとされていますが、オランダイチゴは18世紀頃のオランダにて、各原産のチリ種、バージニア種が交配されたものです。

いちご栽培年間スケジュール

イチゴ栽培はハウス栽培(施設栽培)、露地栽培どちらでも栽培することができます。ベランダでのプランター、鉢による栽培、水耕栽培も可能です。プロ農家はハウスでの土耕栽培、養液土耕栽培、水耕栽培による栽培方法を選択することが多いです。

例えば、関東の露地栽培、プランター・鉢植え栽培をベースに考えたイチゴ栽培のスケジュールです。比較的温暖な気候(温暖地)の場合は、上の図に示したスケジュールの早め、逆に冷涼な気候(寒冷地)の場合は遅めに各作業を実施すると良いでしょう。また、品種によっても違いがありますので、購入する種・苗のラベルを参考に年間スケジュールを想像すると良いです。畑の場合もスケジュールは同じです。

いちご栽培の流れ(畑栽培、秋からの植え付け)

植え付けの3〜4週間前から    

土作り・畝立て(高さ20~30㎝幅60㎝)

10月頃
植え付け(植え付けは苗の感覚が30㎝あくようにする)

11月〜6月頃
管理作業をおこないます。

追い肥(施肥)
葉かき(下葉かき)、ランナー取り、摘花・摘果
人工受粉
除草・病害虫管理などの作業を行います。

5月頃

収穫します。

収穫を忘れると身が腐り、苗が病気になってしまうだけではなく土にも影響が出てしまいます。

2月頃
被覆(マルチ張り・マルチング)、トンネル

6月〜9月頃
収穫後の栽培管理・自家育苗

このように、栽培の流れは以上のような作業を行っていきます。

作業内容で注意する点はたくさんありますが、基礎はやはり「土台」作りです。

例えば、土作りや畝立ては、重要な作業で健全なイチゴを栽培し、美味しい果実を収穫するためには土作りが重要です。

土作りは、遅くとも植え付けの2週間から3週間前には行いましょう。イチゴは、特に肥料やけ(根が直接肥料に触れたり、過剰な養分にさらされることで、害が発生する現象)が起こりやすいため注意が必要です。

*注意点*

元肥は植え付けの3〜4週間前には施して、土によく馴染ませるようにしましょう。特に有機肥料や堆肥ではなく化成肥料を使用する際には守るようにしてください。有機肥料や堆肥の場合は、ゆっくりと肥料成分が溶け出す(遅効性・緩効性)ため、1週間程度空いていれば問題ないです。

元肥をやりすぎないように注意しましょう。元気に育って欲しいからと言って、一度に肥料をやりすぎるのは禁物です。目安の施用量を守るように心がけます。

また、害虫や病気の対策もしっかりと行う必要があります。鳥害対策も行います。

鳥害対策はネットを張ります。

いちご栽培方法(プランター)

もっと手軽に家庭用に栽培したい方にはプランター栽培がおススメです。

プランター栽培も栽培スケジュールは畑とほぼ同じ作業です。

プランター栽培は「根腐れ」が発生しやすいため、必ず軽石を底に敷くことが大切です。

また、プランターの大きさは株数を決めてか株数に合わせて用意をします。

株数とプランターが決まったら軽石、培養土、苗(ポットから取り出す)、培養土の順番で植えていきます。

植えた直後はプランターの底まで水が出るほどたくさんあげます。

このように植え付けが完了したら、育てていくのですが、プランターで栽培するうえでの注意点があります。

それは、「日に当てること」なのですが、いちごは直射日光に弱く日陰も必要なのです。

ですので「遮光」が必要となります。ここが注意点です。

かといって日陰では成長しません。基本的には日当たりがいいところが必要です。

ですが、夏に直射日光に長時間あたり続けると「熱中症」のような症状になり葉っぱに元気がなくなるためたくさん水をあげる必要があります。遮光するなどして熱中症対策が必要です。

注意するべきポイントをおさえて、お世話をすれば実がなってくれるのでプランター栽培は人気があります。

わかりやすいプランター栽培方法を説明している動画がありましたので参考にしてみて下さい。

【家庭菜園のイチゴ】家庭菜園超初心者でも自宅で無限に苺を収穫できる超簡単ないちごの育て方【絶対に失敗しないコツ】

まとめ

多くの方に人気のあるイチゴはコツや知識は必要ですがポイントさえ押さえておけば、初心者の方でも楽しんで育てることができます。

品種もたくさんあるので、いろいろないちごに挑戦してみて下さい。

たくさん収穫して健康への近道となれば幸いです。

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