お寿司屋さんで必ずある「ガリ」。
自宅で作れるって知ってましたか?
我が家では2023年から作り始めました。
毎日食べれるしちょっと野菜足りない日にも足したら野菜食べた気がするし笑、身体があったまる気がします。
今回は新しょうがで作る「ガリ」の作り方と、「ガリ」以外の新しょうがを使ったレシピをご紹介します。
ぜひ最後まで読んでいただけると幸いです。
新しょうがとは
新しょうがは名前はよく聞くけど、普通のしょうがと何が違うのか、わからないですよね。
まずは新しょうがと普通のしょうがの違いを説明していきます。
新しょうが
新しょうがとは、種になる根しょうがの上になる新しい根です
一番大きな違いは出荷の時期です。
新しょうがは収穫されたらすぐ出荷します。
新しょうがの見た目は白っぽく、先の一部がピンク色をしています。
水分量が豊富で繊維質もやわらかいので、シャキシャキした食感を楽しむことができます。
新しょうがの旬は本来は秋ですが、今はハウスで作られたものが流通することが多く夏によく販売されています。
秋に収穫された新しょうがはあまり出回ることはありませんが、夏に収穫されるものと変わらずおいしいので、見つけたら買っておくことをおすすめします。
新しょうがの味は、水分が多く柔らかいのに加え甘味があります。
根しょうが
一般的にスーパーマーケットなどで見かけるしょうがは根しょうがといいます。
収穫されたらすぐ出荷する新しょうがと違い、根しょうがは収穫したら、土がついたまま数か月保管しておきます。
収穫したあと一定の期間、保管することで乾燥し見た目も茶色くなります。
根しょうがは根っこなのでほかの野菜のように収穫のタイミングを見て判断することはできないので、代わりに茎や葉の枯れ具合をみて収穫する時期を決めます。
根しょうがは寝かせてる間に乾燥するので繊維質も多く、また辛みも新しょうが比べて強くなります。
そのため薬味や肉料理や魚料理のにおい消しに使われます。
根しょうがは新しょうがに比べて乾燥していて固く、辛みも強いです。
また独特な風味があります。
新しょうが「ガリ」の作り方
ここからついに新しょうがの甘酢漬け、「ガリ」の作り方をご紹介します。
材料
用意する材料は、
新しょうが 300g
甘酢
お酢 150cc
砂糖 大さじ6
塩 小さじ1
必要な道具
「ガリ」を作るうえで必要なのは、
スプーン
まな板
包丁
鍋
計量器
作った「ガリ」を保管する容器
です。
新しょうがの皮を包丁でこそげ落とす場合は、スプーンはいりません。
下準備
新しょうがの下準備
1.まず新しょうがを洗い、茶色くなっている皮があればスプーンや包丁の背の部分で、こそげ落としま。
スプーンの端でこすると簡単に向けます。
ただピンクの部分はガリ特有のきれいな色を出すために必要なので、全部取るのではなく多少は取っておきましょう。
2.薄くスライスします。
3.その間にお湯を沸かします。
4.お湯が沸いたらそこのスライスした新しょうがをいれ、2分ほど軽く茹でます。
5.お湯からあげたらザルにあげ、水気を切りながら冷まします。
「ガリ」を入れる容器の下準備
1.ボールやバットに洗剤で洗った容器をおき、全体にかかるように熱湯をかけます。
容器の内側や外側、フタまで全てにかけます。
※やけど注意
2.冷めたらキレイなふきんやキッチンペーパーなどで水分をふき取ります。
作り方
ではいよいよ「ガリ」の作り方を説明していきます。
甘酢の作り方
お鍋に甘酢の材料、お酢、砂糖、塩をいれ、沸騰させます。
沸騰した火を止め、冷まします。
「ガリ」の作り方
1.熱湯消毒した容器に冷めた新しょうがを敷き詰めます。
2.その上から冷めた甘酢を注ぎ入れます。
新しょうがのあとに甘酢を入れることで、新しょうが全体にまんべんなく甘酢がかかります。
3.フタをして冷蔵庫で冷やし、半日から一晩おくと食べられます。
筆者が作った際は、その日の夜より次の日の夜に食べたほうが、漬かってておいしかったので待てる方は一晩漬けておきましょう。
2~3カ月は持ちます。
甘酢も2回までは十分甘さが残ったまま漬けることができるので、なくなったから捨てるのではなく、さっとゆでて冷ました新しょうがをもう一度いれて再利用しましょう。
筆者は3回挑戦したことがありますが、3回目はほとんど甘味はなく、ただ酸っぱいしょうがの漬物ができたので2回までにすることをおすすめします。
新しょうがの選び方
おいしい「ガリ」をつくるには、おいしい新鮮な新しょうがを選ぶ必要があります。
おいしくて新鮮な新しょうがを選ぶポイントは、
・みずみずしくつやつやしているもの
・しわや傷などがないもの
・色が白っぽいもの
・切り口が乾燥していないもの
・茎や切り口のピンクの部分が鮮やかなもの
です。
新しょうがが出回る最後のほうの時期になると、なかなか条件を全てクリアするものはなかなかありませんが、傷などがあると菌などが繁殖している可能性があるので、傷がないものを主に選ぶようにするといいと思います。
新しょうがの保存方法・期間
一年中出回るわけではない新しょうがですが、たくさん作ろうと思って多めに買って痛み腐らせてしまった方も多いのではないでしょうか。
筆者も何度したかわからないくらいだめにしてしまい、もったいないことをしました。
一番いいのは早く「ガリ」にしたり、紅ショウガにしたり加工することですが、容器や冷蔵庫の容量より多く購入した場合の保存方法をご紹介します。
ですが、やはりそれでも数日保管期間を延ばすくらいの対処方法なので、早めに食べることをおすすめします。
新しょうがを水分が多く乾燥を嫌うので、水で洗った後水分を完全にとり新聞紙に包み、袋にいれて冷蔵庫にいれることで1~2週間保管できます。
袋の封は固く閉じるのではなく、軽く閉じるようにしましょう。
固く閉じてしまうと水分がこもってしまいカビの原因になります。
「ガリ」用ではなくほかの用途にもつかうのであれば、そのままかスライスして冷凍することも可能です。
しかし冷凍しても1カ月程度しか持たないので早めに食べるようにしましょう。
またスライスしたものであれば、冷凍しても「ガリ」に使うことができます。
電子レンジで600wで3分程度温めるだけで、あとはお鍋でゆでるときと同じ手順です。
筆者はこの情報をもっと早く知りたかったです。
新しょうがを使ったほかの料理
新しょうがは「ガリ」だけでなく、ほかの漬物や料理にも使えます。
「ガリ」のためにたくさん買ったけど、作る前に傷みそうな場合などぜひ作ってみてください。
紅ショウガ
紅ショウガも実は新しょうがでつくられています。
あの赤さは着色料ではなく赤梅酢というお酢の赤さがうつって、新しょうがも赤くなっています。
それにしてもきれいに赤く染まりますよね。
「ガリ」のピンクも新しょうが自体の色です。
また紅ショウガを冷蔵庫で1年ほど保存することができるので、一度多めに作っておけば好きな時に好きなだけ使うことができます。
それではレシピのご紹介をしていきます。
始める前に作った紅ショウガを保存しておく容器は熱湯消毒をしておいてください。
材料
新しょうが 250g
赤梅酢 200㏄
塩 小さじ2
作り方
1.新しょうがは汚れている部分を落としたら、皮がついたまま繊維にそって薄くきります。
2.ボウルに薄く切った新しょうがと塩をいれ混ぜ、重しをおいて1時間おいておきます。
3.1時間経ったら新しょうがの水気をきり、千切りにします。
4.熱湯消毒した保存容器に千切りをした新しょうがをいれ、その上から赤梅酢を注ぎ入れます。
5.半日ほど赤梅酢となじませたらできあがりです。
レシピ参照:
豚バラと新しょうがの塩炒め
新しょうがといえどしょうがなので、炒め物にももちろん使えます。
新しょうがを使うことで辛すぎず、さわやかな炒め物になります。
味付けは塩こしょうだけでシンプルなので、お好みで醤油やソースなどを加えるのもいいと思います。
また新しょうがの量もお好みで増やしたり減らしたりして、違いを楽しんでみるのもおすすめです。
それではレシピをご紹介します。
材料(2人分)
豚バラ薄切り肉 150g
新しょうが 20g
ピーマン 160g
こめ油 大さじ1
細ネギ 大さじ1
酒 大さじ1
塩 小さじ1/3
こしょう 適量
作り方
1.新しょうがは皮をスプーンや包丁でこそげ落とし、薄く切ります。
ピーマンは縦に1㎝幅できり、水気をキッチンペーパーでふき取ります。
2.豚肉は食べやすい大きさに切ります。
3.薄く切った新しょうがを沸かしたお湯に中にいれ、さっとゆでます。
茹でたら水分をキッチンペーパーでふき取っておきます。
4.フライパンに油をいれ豚肉を中火で色が変わるまで炒めます。
豚肉の色が変わったら、新しょうがとピーマンを加えピーマンがしんなりするまで炒めます。
5.ピーマンがしんなりしたら、酒、塩、こしょうをいれさっと炒めます。
6.お皿に盛ったあと、刻んだ細ネギを上にかけて完成です。
レシピ参照:delishkitchen
豚とナスの甘酢新しょうが痛め
このレシピは「ガリ」を使った料理になります。
「ガリ」はそのまま食べるだけでなく、料理につかうこともできるのです。
新しく新しょうがを買い、今ある「ガリ」を使い切りたいときなどにおすすめです。
それではレシピをご紹介します
材料(2人分)
豚バラ薄切り 200g
なす 2本
新しょうがの甘酢漬け 60g
こめ油 大さじ1
酒 大さじ2
砂糖 大さじ1
塩 大さじ1と1/2
新しょうがの甘酢漬けのつけ汁 大さじ1
作り方
1.なすはヘタを落とし、縦半分、さらに3等分に切ります。
水に5分ほどさらし、出したら水気をキッチンペーパーふき取る。
2.新しょうがは2㎜ほどの細切りにする
3.豚肉は食べやすい大きさに切る
4.フライパンに肉を入れ、色が変わるまで中火で炒める。
なすをいれしんなりするまで炒めたら、新しょうがを入れさっと混ぜる。
5.酒、砂糖、塩、つけ汁をいれ水分が半分程度まで煮詰める。
レシピ参照:delishkitchen
まとめ
いかがでしたでしょうか。
市販で簡単に買えますが自分でつくることに意味があります。
自分で作ることで添加物もなく、美味しい新しょうがの甘酢漬け「ガリ」を自宅で食べることができます。
また「ガリ」だけでなくほかの料理にも使える新しょうが。
ぜひたくさんつくって料理のレパートリーを増やしてみてください。
筆者は「ガリ」をきっかけにさまざまな漬物をつくるようになりました。
本記事が、皆さんが「ガリ」など今まで作ってこなかった料理をつくるきっかけとなれば、幸いです。
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