春と夏の野菜の野菜は?と聞かれると、何を想像しますか?
食べるだけではなく見応えもある菜の花や、みずみずしくて美味しいきゅうりやトマトでしょうか。
どの野菜も生で食べても調理しても美味しいですが、特に春夏野菜は生で食べると美味しい野菜が多いですよね。
やはりみずみずしい野菜が多いからでしょうか。
今回はそんな春と夏の野菜の特徴や、おすすめのレシピについてご紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
春&夏野菜の特徴
春野菜の1番の特徴は味の濃さです。
冬を乗り越えて育った春の野菜は、キャベツやアスパラガスなど甘みの強い野菜、ふきのとうやたけのこなど苦味のある野菜が多いです。
この野菜の苦味などは、体の中の老廃物を排出してくれる効果があります。
「春はあけぼの」という言葉があるように、春は思うようにやる気が起きなかったり、不調になりやすい季節でもあります。
そんな時に、冬を乗り越えて生命力あふれる春の山菜や菜の花など苦味のある野菜を取り入れることで、体の中からスッキリとさせてパワーを補うことがおすすめです。
そして、夏野菜は体の熱を冷ましてくれる効果や、カリウムが豊富で利尿作用のある野菜が多いのが特徴です。
夏の暑さによる体のほてりを改善してくれたり、梅雨の湿気の影響によるむくみなどからも体を守ってくれます。
夏野菜を食べるときに気をつけたいことは、夏は冷たい物を飲んだり食べすぎることによって、内臓が冷えてしまい、その上で夏野菜を取り入れるとより冷えを助長してしまうということです。
クーラーの効いた部屋で過ごすことが多い場合などには、体を冷やすトマトやきゅうりの食べ過ぎには注意しましょう。
他にも、夏場は暑さから食欲の落ちやすい季節です。
食欲アップには、大葉やにんにくなどの香味野菜を取り入れ、香りで食欲をそそることがおすすめです。
さて、春夏野菜の特徴を知った次は、野菜ごとに焦点をあてて、その野菜自体の特徴やおすすめレシピをご紹介したいと思います。
アスパラガス
グリーンアスパラガスは、カロテンやビタミンC、E、B群が多い緑黄色野菜です。
疲労回復やスタミナ増強に効果のあるアミノ酸の一種、アスパラギン酸も多く含まれています。
穂先に含まれるルチンは、毛細血管を丈夫にする働きがあり、間接的に血圧を下げる効果があるとされています。
〜おすすめレシピ〜
アスパラガスといえば、これが一番に思い浮かぶレシピです。
お弁当の彩りにもいいですよね。
●材料
・アスパラ 10本程度
・ベーコン(ハーフサイズ) 9枚位
・しょう油 or 麺つゆ ひと回し位(風味付け程度)
〜作り方〜
1.アスパラの下側をしならせて、ポキっと勝手に折れた所を除きます。
2.アスパラをベーコンの幅くらいに切ります。
3.アスパラ2~3本にベーコンを巻いて楊枝でとめます。
4.フライパンに油をひかずにそのまま焼きます。
5.全体に軽く焼き色が付いたらフタをしてアスパラに火をとおします(弱火1~3分)
6.しょう油を回し入れ軽く焼いてできあがりです。
春キャベツ
春キャベツは柔らかく、甘みがあるのが特徴です。冬キャベツは、葉がしっかりとしているので、煮くずれが少なく、ロールキャベツなど熱を加える調理に適しています。
また、キャベツには胃のねん膜を丈夫にするビタミンUが豊富に含まれています。ビタミンCもたっぷり含まれており、美容や健康をサポートしてくれる野菜です。
〜おすすめレシピ〜
電子レンジだけで一品できちゃいます。
●材料
・春キャベツ (200g) 1/4個
・水 大さじ1
・(A)しょうゆ 大さじ1
・(A)白だし 小さじ1.5
・(A)みりん 小さじ1
・(A)砂糖 小さじ2
・(A)白すりごま 大さじ1
・(A)ごま油 小さじ2
〜作り方〜
1.春キャベツを5mm幅に切ります。
2.耐熱ボウルに1と水を入れラップをし、600Wのレンジで2分ほど加熱します。
3.水気をキッチンペーパーでよく拭き取ります。
4.ボウルに(A)を全て混ぜ合わせ、3を加えてよく絡めます。
5.お皿に盛り付けて完成です。
菜の花
菜花はビタミンCも豊富です。
厚生労働省によると、ビタミンC摂取の推奨量を1日100mg(15歳以上の男女)としていますが、菜花は可食部100gあたり130mgも含まれているのです。
ビタミンCにも、抗酸化作用や免疫力アップの効果が期待でき、さらには、血管を強化したり美肌を育成したりする効果も期待できます。
造血作用のある葉酸もたくさん含まれているので、貧血気味の人にもおすすめです。
菜花にはほかにも、鉄、カルシウム、カリウムなどが含まれているから、栄養豊富な食べ物であることがわかるでしょう。
〜おすすめレシピ〜
どの野菜のおひたしも美味しいですが、菜の花はほろ苦さが癖になります。
●材料
・菜の花 200g
・お湯 1000ml
・塩 (茹で用) 小さじ1
・白だし 大さじ1
・みりん 大さじ1
・かつお節 2g
〜作り方〜
1.耐熱ボウルに調味料を入れ、ラップをかけ、600Wのレンジで15秒加熱します。
2.鍋にお湯を沸かし塩を入れたら菜の花を入れ、鮮やかな緑色になるまで1分程茹でたら、茹で汁を100ml取り分け、湯切りをし、流水で冷やしたら、しっかりと水切りをします。
3.2を3cm幅に切ります。
4.ボウルに1と2の茹で汁と3を入れて和えたら、ラップをして冷蔵庫で15分浸します。
5.皿に盛り付け、かつお節を乗せたら完成です。
トマト
トマトは低カロリーでさまざまな栄養成分が豊富な健康野菜です。
美肌効果や風邪予防に役立つビタミンC、老化を抑制するビタミンE、塩分の排出を助けるカリウム、腸内環境を整える食物繊維などをバランス良く含んでいます。
〜おすすめレシピ〜
トマトとチーズの相性は最高です。
●材料
・トマト 3個
・塩 適量
・溶けるチーズ 180g
・粗びき黒コショウ 適量
〜作り方〜
1.トマトは厚さ1cmの輪切りにし、両面に塩をして5分程おきます。
2.トマトから出た水分をキッチンペーパーで拭き取ります。
3.溶けるチーズを散らし、オーブントースターで焼きます。
4.器に盛りつけ、粗びきコショウをふります。
きゅうり
きゅうりはカロリーの元となる栄養素は少ないものの、ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富に含まれています。
つまり、きゅうりはカロリーや糖質を抑えつつ、不足しがちな成分を補える野菜なのです。
〜おすすめレシピ〜
無限に食べ続けられます。
●材料
・きゅうり 2本
・白だし 大さじ1〜2
〜作り方〜
1.きゅうりはへたを切り、ピーラーで皮を縦に3箇所むいて乱切りに、きゅうりが大きめの場合は縦半分に切ってから乱切りにします。
2.保存袋にきゅうり、白だしを入れて軽くもみ、空気を抜きながら袋の口を閉じ、冷蔵庫で30分ほどおくと出来上がりです。
なす
なすは食物繊維、カリウム、葉酸、ポリフェノールなどの栄養素を摂ることができます。
「ほかの野菜に比べてずば抜けて栄養豊富」とはいえませんが、旬の時季は安価で手に入ることもあり、野菜不足解消に役立てたい野菜です。
〜おすすめレシピ〜
めんつゆで簡単に作れます。
●材料
・ナス 2本
・大根 100g
・めんつゆ (2倍濃縮) 50ml
・水 50ml
・すりおろし生姜 10g
・サラダ油 大さじ2
・小ねぎ (小口切り) 適量
〜作り方〜
1.ナスはヘタを切り落とし、一口大に切り、皮に斜めに切り込みを入れます。
2.大根はすりおろします。
3.中火で熱したフライパンにサラダ油をひき、1を皮目から焼きます。
4.ナスに火が通ってきたら2、めんつゆ、水、すりおろし生姜を加え中火のまま加熱します。
5.ひと煮立ちしたら、弱火で5分程加熱し、火から下ろします。
6.お皿に盛り付け、小ねぎを散らして完成です。
とうがん
冬瓜の90%以上は水分です。
栄養素ではカリウムとビタミンCが多く含まれています。
カリウムには過剰に摂取されたナトリウムを体外に排出する働きがあります。
その働きによって高血圧の予防や利尿作用を促進し、むくみなども改善する効果があると言われています。
〜おすすめレシピ〜
父方は白身魚でしたが、母方が豚バラ肉で作っていたので、筆者も冬瓜の煮物は豚バラ派です。
●材料
・豚バラ肉 (薄切り 150g
・とうがん 300g
・しょうが 15g
・だしカップ 1+1/4
【A】
・酒 大さじ1+1/2
・みりん 大さじ1+1/2
・しょうゆ 大さじ1+1/2
・塩 小さじ1/4
〜作り方〜
1.とうがんは種とワタを除き、3cm角に切って皮を薄くむき、しょうがはせん切りに、豚肉は長さを2~3等分に切ります。
2.フライパンにだしととうがんを入れて中火にかけ、煮立ったらふたをして約3分間煮ます。
豚肉を加え、アクが出たら除き、しょうが、【A】を順に加え、再びふたをして弱めの中火にし、柔らかくなるまで約10分間煮ます。
まとめ
春夏野菜にどんなものがあるか、知ることができたでしょうか?
普段からスーパーには春夏秋冬の野菜が並んでいるので、どれが旬なのか実際に家庭で栽培していないと知らなかったりしますよね。
農家さんのおかげで1年中美味しい野菜を食べられるとはいえ、やはり旬の時期が一番美味しく食べることができます。
また、旬の野菜は安く購入できるので、家計にも優しい野菜となっています。
ですので、ぜひその時期の旬の野菜を食べてくださいね。
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