まさか「タルムード」から
教訓を学ぶ前に農業を始めようとしてないですよね!?
ん?
そもそもタルムードを知らない!?
きっとそんな声も少なくないと思うので
本記事では
タルムードを学び、
自分の理想の農業ライフを送れるような教訓を届けるべく
お話させていただきます。
ただ人は良くも悪くも
すぐ忘れてしまう生き物なので
いつでも見返せるように
ブックマークに登録していただく事を強くオススメさせていただきます。
では、ハードルを上げたところで
本題に入ってまいりましょう。
タルムードとは
タルムードの概論
「まずタルムードは何なんだ?」
という問いからだと思いますのでお伝えすると
タルムードは、
モーセが伝えた一つの律法とされる「口伝律法」を収めた文書群。
と説明してもイマイチ伝わりづらいですよね。
ここで少し話は脱線しますが
世界人口のわずか0.25%しか居ないユダヤ人ですが
ノーベル賞受賞者の20%はユダヤ人
そして世界長者番付の上位を常に占めているのはユダヤ人です。
さて、
何故そんなにもユダヤ人に成功者が多いのでしょうか?
その要因は大きく2つあると言われています!
一つ目は
差別、迫害されてきた過去があり、
その反骨心からです。
二つ目は
「タルムード」の存在です。
タルムードはユダヤ人にとって”守るべき聖典”なのです。
つまるところ、
タルムードとは
「最も成功者が多いユダヤ人にとっての人生の教科書」という事です!!
少し興味が湧いてきましたよね??
タルムードを学んでから農業を営むのと
学ばないのとでは、成功確率は雲泥の差でしょう。
という事で
タルムードの内容にも迫っていきましょう。
金言集
タルムードは主に短編の物語を伝え、
その事象から教訓を考えさせるというものなので
イメージを掴む為に2つほどお伝えしたいと思います。
『魔法のザクロ』
あるところに仲良しの3人兄弟が住んでいました。
成人を迎えたとき「みんな別れて10年旅に出よう」
「10年後、旅の間に見つけた1番不思議なものを見せ合おう」
1番上の兄は、
旅人から世界の隅々まで見える「不思議なガラスのコップ」を買いました。2番目の兄は、
とある町で「鳥よりも早く飛べる空飛ぶじゅうたん」を買いました。
1番下の弟は、ある森の中で不思議な1本のザクロの木を見つけました。そのザクロの木は花がいっぱい咲いているのに、
実は1つしかありませんでした。そのたった1つの実を取ると、咲いていた花の1つが実に姿を変えました。
「このザクロの木こそ世界で最も不思議なものだ」
と思った瞬間、ザクロの木そのものが消えて無くなってしまいました。
1番下の弟は、
仕方なく「手元に残ったザクロの実」を持ち帰ることにしました。10年後、それぞれが持ち帰った「不思議なもの」を見せ合いました。
1番上の兄が持ち帰った、世界の隅々まで見渡せるガラスのコップを覗くと
ある国のお姫様が重病でベッドに寝ている姿が映りました。ベッドの側では王様が「誰か姫を助けてくれ」と嘆いています。
3兄弟はすぐさま、2番目の兄が持ち帰った「空飛ぶじゅうたん」で
お姫様のところに飛んでいきました。1番下の弟が「ザクロの実」を半分に割りお姫様に食べさせました。
すると急に体調が良くなり、
歩くこともできなかったお姫様が力強く立ち上がりました。王様は感激して、3兄弟に
「お前たち3人のおかげで姫は重病から回復した。
誰が姫と結婚してもよい。3人で話し合って決めなさい」と言うと「私に質問させてください」
姫が割って入って3兄弟に1人ずつ質問を始めました。。。
さて、ここで一旦区切りますが
「お姫様はどんな質問をして誰と結婚するでしょうか?」
ユダヤ人は子どもに読み聞かせるとき
このように、話の途中で立ち止まって考えさせるそうです。
(話をどのように読み取るかは人それぞれで、答えはひとつではありません。)
では、続きをお伝えします。
まず1番上の兄にお姫様は質問しました。
姫「あなたは、世界の隅々が見渡せるガラスのコップで私の重病を発見してくださいました。
その望遠鏡のようなコップは今でも元のままですか?」1番上の兄「はい、全く元のままです」
2番目の兄には
姫「あなたは魔法のじゅうたんに乗って私のところにいち早く駆けつけてくれたしたが、
そのじゅうたんは今でも空を飛べますか?」2番目の兄「はい、全く元のままで何も傷ついていませんし、空を飛べます」
最後の1番下の弟に
姫「あなたは私にザクロの実を食べさせて病気を治してくれました。
そのザクロの実は以前と違いますか?」1番下の弟「はい、お姫様に半分差し上げましたので、今は半分しかありません」
そこで姫は高らかに宣言しました。
「私は、この1番下の弟と結婚します。彼は私のために大切なザクロを半分失ったのですから」
と言う事で
この物語は
失った物の大きさに成功は比例する【犠牲無くして成功なし「ノーペイン・ノーゲイン」】
というメッセージが込められた物語でした。
『キツネと葡萄畑』
ある日、キツネが葡萄畑のそばを通りかかりました。
あまりにもおいしそうな葡萄が垂れ下がっていたので、
畑に入って葡萄を取ろうとしました。ところが、葡萄畑はしっかりと柵に囲まれていて、
太ったキツネはその隙間を通れませんでした。そこで、キツネはこう考えました。
「野ウサギを捕まえるのをやめて何日も空腹を我慢すれば、
痩せて柵の隙間をくぐれるようになるだろう」キツネは狩りをやめて、何日も自分の巣に籠りました。
つらい空腹をじっと我慢して、ようやく柵の隙間を通れるぐらいに痩せてきました。
そしてついに、葡萄畑の柵の隙間をくぐり、お目当ての葡萄に辿り着きました。
口にした葡萄は、なんとも美味しいものでした。
ついキツネは夢中になってしまい、
「もうこれ以上胃に入らない」というほど食べ続けました。そして気がつくと、あたりの葡萄はほとんど食べ尽くしてしまいました。
ハっと我に返ったキツネは、自分の腹が葡萄でパンパンに膨れ上がっていて、
葡萄畑の柵の隙間を通り抜けられなくなっていることに気がつきました。
「このままでは、自分の巣穴に戻れない…」
この後どうすべきか頭を巡らせた結果、
キツネは自分に2つの選択肢があることに気づきました。選択肢A:
苦しい思いをするけれど、食べた葡萄を全部吐き出して、胃袋をペシャンコに戻す。
そして、すぐに柵を潜り脱出する。選択肢B:
畑の持ち主・猟師に見つかる危険を冒して柵の中にとどまる。
葡萄の木の間に身を隠して、入ってきた時と同じように痩せるまで待つ。要するに
A:苦労して手にしたものを捨てて、逃げる
B:苦労して手にしたものを失わないために、危険を冒して粘る
のどちらを選ぶかということです。
さて、キツネはどっちを選択したのでしょうか?
と、
話はここで終わっております。
キツネはどっちの選択したかというのは
書かれてないのですが
上記でもお伝えした通り
タルムードでは自分なりの考えをさせるというのが
ポイントなので
是非、ご自身の選択肢を考えてみてください。
例として
一つの答えをお伝えすると
「そもそも満腹になるまで食べない」です。
少し意地悪な回答ですが
葡萄が「リターン」柵が「危険の境界線」と捉えると
Aの選択では結局リターンは無く
Bの選択では命の危険があるわけなので
「柵が通れるほど葡萄を食べる」という選択肢も出てくるわけですね。
この事からユダヤ人は「強欲になるな!」という
教訓を学ぶわけですね。
では、
前置きが長くなりましたが
本題である農業を始める上で大事な教訓を
タルムードから抜粋したいと思います。
農業に活かせる教訓
「7匹の太った牛と7匹の痩せた牛」
ある時、エジプトのファラオが夢を見ました。
ナイル川のほとりから七匹の丸々と太って体格の良い牛が現れた。
その牛たちはナイルに生えている葦を食んでいた。
ところがである。
ファラオが立ち去ろうとすると、その七匹の健康極まりない太った牛の後ろから、
同じく七匹のガリガリに痩せこけてあばら骨が見える、いかにも不健康そうな牛が現れて、
なんとその太った屈強な牛たちを食べてしまったのである。ファラオはこの夢がどういったお告げなのか、国中の預言者や臣下を集めて聞いてみるものの
誰も分からない。たまたまその時牢屋に閉じ込められていた一人のヘブライ人が、夢をよく当てるということで
ファラオの前に召し出されました。このヘブライ人こそ後にエジプトの最高執政官になるジョゼフである。
ジョゼフは、時代の流れを正確に読み解いた人類史上最初の経済学者とも言われている。
ジョゼフはファラオに向かって、夢の解釈をこのように告げた。
「エジプトにこれから七年間大豊作が訪れます。
その間は豊作に次ぐ豊作で、驚くほど大量の穀物がとれ、大豊作となるでしょう。しかしその後の七年間は大飢饉が訪れます。
何の作物も育たず一粒の小麦も取れないほどの大飢饉です。
人々が大豊作のことを、
思い出したくても思い出せないほどの恐ろしい大飢饉が七年間も続きます。」ファラオはジョゼフを最高責任者に任命して七年間の大飢饉に備える対策を講じさせた。
ファラオが「どんな対策を考えているのか」と聞くと、
ジョゼフは「豊作の七年間に毎年の収穫を食べつくしてしまわずに、
飢饉の七年間を乗り切るための、可能な限り貯蔵しなさい」と進言した。ファラオはその通りにして、穀物を可能な限り倹約して貯蔵した。
豊作の七年間が過ぎ、八年目に予言通りの大凶作が訪れた。
その大飢饉は、エジプト全土を覆いつくすのみならず、
全世界にまで及び、七年間もの間人々を苦しめました。そして多くの周辺諸国は大飢饉により、その富の全てを失ったが、
ジョゼフの進言を取り入れたファラオのエジプトだけは、
蓄えていた穀物で長き受難を乗り越えられたのである。
という事で
この物語から学ぶべき教訓は
「良い事の次には必ず悪いことが起きる」
「豊作の次は不作が来る」
つまり
好調な時こそ油断しない!
という事になります。
まとめ
農業を始めると
最初はもちろん大変だと思います。
ただ続けていると
良い流れ(豊作)の時期が来ると思います!
その時に次の不作を想定しているか否か
というのが農業を続ける上で非常に重要なことです。
当たり前のことを遠回しにお伝えしただけかもしれませんが
成功者の多いユダヤ人はこのような教訓を常に自身に叩き込んでいるわけですね。
なので是非とも
この教訓を忘れずに農業に取り組んでいただけたら幸いです。
なお、
今回ご紹介したタルムードの金言集だけでなく
他にも知りたいという方に一冊、ご紹介しておきます。
では、
最後に
これから農業を始めたい!始めたばかり!という方には
<みんなで農家さん>では農業にまつわる様々な情報はもちろん
「新規就農者へのサポート」にも取り組んでおりますので
是非、ご一読されてみてください。
ご自身の理想の農業ライフを手に入れましょう。
それでは、
ご精読ありがとうございました!
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