これからの時期にぴっなりな白菜の育て方&害虫対策

冬の寒い季節にぴったりな野菜といえば、やはり白菜が一番に挙げられることが多いですよね。

鍋には定番な食材ですし、様々な料理にも相性がいい食材の1つです。

冬になるとスーパーでもよく見かけるようになります。

そこで今回はそんな白菜の育て方、そして育てるにあたっての害虫対策について焦点を当てていきたいと思います。

最後までお付き合いください。

白菜ってどんな野菜?

白菜は中国北部が原産の冷涼な気候を好む秋まき野菜で、アブラナ科の一種です。

旬の時期は11月~2月頃です。

白菜は大部分が水分でできているので、100グラムあたりカロリーととても低カロリーな野菜です。

つまりダイエットにも向いている食材ともいえます。

ヘルシーなだけでなく、風邪予防や免疫力アップに効果的なビタミンCが豊富に含まれており、食物繊維やカリウムも豊富です。

冬に不足しがちな食物繊維の供給源としても優れています。

白菜の種まきは通常8月下旬〜9月中旬ぐらいがおすすめです。

今から育てるには種からだと少し遅いので、苗を購入することをおすすめします。

ですが来年からは種から育ててみたい!という方のために育て方を記載しますので、ぜひ参考にしてみてください。

白菜の育て方

白菜は種をまく2週間前までに土づくりを行います。

畑の場合は、日当たりと風通しの良い場所を選んで深く耕しておき、プランターの場合でも、市販の野菜用培養土を2週間前までに準備しておきましょう。

白菜の種をまく前の土づくりを済ませた後は、種を育苗ポットにまくか、もしくは畑やプランターに直まきする等の栽培の方法があります。

ここでは家庭菜園で実施しやすい、育苗ポットで育てる場合について説明します。

①3号の育苗ポットに種まき用培養土を入れます

本葉4〜5枚以下のポット苗を選ぶと、早く根付きます。

②指先で土に3ヶ所、深さ0.5~1cmほどのくぼみをつけます

3〜4箇所の窪みを、指先でつけます。

③それぞれのくぼみに1粒ずつ種をまいていく

中央部の窪みに種を1つずつまきます。

④周りの土を種に薄く被せ、軽く上から押さえます

用土を薄くかけて、種を隠します。

⑤たっぷりとジョウロで水やりをしましょう

水を静かに、たっぷりとかけてください。

⑥土が乾かないよう発芽まで水やりをして管理します

発芽までは土が乾かないように注意をします。発芽後は、朝に水やりをしましょう。

⑦本葉が1~2枚で2本、3~4枚のときに1本になるよう、生育の遅いものや弱いものを間引きます

本葉が出始めたら2株に間引き、本葉2〜3枚で1株にします。

⑧本葉が5~6枚になったら鉢か地面に植え替えましょう

植え付けが遅くなると初期生育を妨げるので、早めに地ごしらえをしましょう。

ここからは鉢・プランター、地植えの両方で説明していきます。

!ワンポイント!

鉢・プランター→

通常の鉢(幅60cm・深さ20cm以上)は、通常品種だと1〜2株、ミニ品種だと2〜3株植え付けられます。

地植え→

株同士に35〜45cm程の間隔を開くように、植え付けていきます。

植え付ける前に、畑の周りにポリマルチを敷いたり、畑の周りにネットを貼っておくことで、害虫の予防につながります。

●水やり

プランターで栽培する際は、土の表面が乾いたら水を与えます。

根腐れを起こさないよう冬の間は回数を減らしましょう。

地植えの場合は水やりを要しません。

●肥料

プランター植えは10〜20㏄、地植えは120〜150ccの野菜用化成肥料を、植え付けの際に土に混ぜます。

葉の色が薄くなってきたら、化成肥料を追加しましょう。

●土寄せ

雨や水やり後は株が倒れやすくなるので、土を寄せましょう。結球がはじまった後は土寄せをしないでください。

結球とは…キャベツや白菜などの葉が重なって球状になることです。

●外葉の摘み取り

傷んだ葉は他の株にも病気や害虫が広がり、影響しやすいです。

穴が空いていたり、変色している歯を見つけたらすぐにもぎ取りましょう。

●収穫

種をまいてから60~100日、苗植えからなら40~80日くらいで白菜を収穫していけるようになります。

結球しているところを軽く手で押さえ、固くしまっていれば収穫のタイミングです。

白菜の頭を押して斜めに傾け、根本を包丁やナイフで刈り取っていきましょう。

気をつけるべき害虫

野菜を育てるときに必ずと言っていいほど、つきまとうのが害虫問題です。

そこで気をつけるべき害虫やその対策について、記載しますので、参考にしてみてください。

主に気をつけるべき害虫は下記の7つになります。

①ハイマダラノメイガ

ハイマダラノメイガは、白菜のほかにキャベツやカブ、大根などのアブラナ科の作物を好んで食べる害虫です。

成虫が野菜の葉や茎に産卵し、孵化した幼虫は白菜の結球部に潜り込みます。

旺盛な食欲で作物を食べ尽くしてしまうので、家庭菜園で1匹でも見つけたら注意が必要です。

②コナガ

白菜やキャベツにキレイな緑色の青虫を見つけたら、それはコナガの幼虫です。

成虫が葉裏に産卵し、孵化した幼虫は葉の内部から食害していきます。

成長すると、葉の表面を残し裏のみを食べるという特徴的な虫食い跡が残るため、すぐにコナガの仕業だとわかります。

③カブラハバチ

幼虫のみが白菜などのアブラナ科の野菜に食害を与え、別名「ナノクロムシ」とも呼ばれています。

食害の跡はヨトウムシに似ていますが、カブラハバチの幼虫は太い葉脈を残して新しい葉のみを食べるという特徴があります。

④ヨトウムシ

幼虫が活動するのが主に夜のため、「夜盗虫」という意味から「ヨトウムシ」と名付けられた害虫です。

幼虫は葉の裏部分を中心に集団で食害をし、その旺盛な食欲で作物の葉を白く透けた状態にしてしまいます。

窒素で生成されるアミノ酸を好むので、窒素成分の少ない肥料で白菜を育てると発生しにくいです。

⑤アブラムシ

トマトや玉ねぎなどの野菜にも寄生することで知られ、季節関係なく一年中発生します。

針のような口で葉や果実を刺し、栄養を吸い取る吸汁性害虫です。

針を刺す際、植物が持つウィルスをほかの植物に移してしまうため、病気の媒介者としても嫌われています。

⑥アオムシ

実は学術的には「アオムシ」という種類の虫は存在しません。

幼虫時代の体が緑色をしたものが、総称してアオムシと呼ばれています。

モンシロチョウやアゲハチョウの幼虫でよく見られ、葉脈を残しながら食べるのが特徴です。

⑦ハクサイダニ

春や秋に発生しやすい害虫が多いなか、11月〜12月という寒い時期に活発に動くのが、ハクサイダニです。

冬に旬を迎える白菜にとって、天敵といっても過言ではないでしょう。

白菜のほか、小松菜やほうれん草などの葉物野菜も好んで食べます。

⑧ハムシ類

葉虫は、昆虫目・ハムシ科に属するムシの総称です。

ダイコンハムシやウリハムシなどの品種が存在し、多くが野菜の葉を好んで食べます。

家庭菜園やガーデニングで栽培される多くの作物に寄生し、根から葉、茎や蕾まで食べ尽くしてしまう、厄介な害虫です。

害虫対策

①あらかじめ害虫の飛来を防いでおきましょう

害虫は、なにもない場所から出てくるわけではありません。

白菜がある場所へ、成虫が飛来してくることで食害が発生するんです。

そのため、害虫が飛来してくることを防ぐことが有効な対策となります。

飛来を防ぐのにおすすめの対策は、下記の4つになります。

・防虫ネットや寒冷紗で白菜を覆う

寒冷紗とは、農作物を守るための農業用の被覆資材です。

 高温によって枯れやすくなる夏の日差しからも農作物を保護してくれます。

 防寒・防風・防虫などの効果もあり、用途・時期によって素材やサイズなどを使い分けます。

・殺虫剤を散布しておく

※農薬が気にならない方は散布するのも手です。

キルパー、フロンサイドSC、アタッキン水和剤、オキシンドー水和剤80、スターナ水和剤あたりがおすすめです。

・木酢液を散布しておく

※木炭をつくる際に生じる水蒸気を冷やし回収した液体のことを指します。

いわば樹木の濃縮液とも言えるこの木酢液には、有機酸やアルコール、フェノール類、ビタミン、ミネラルなど200種類以上の成分が含まれており、木酢液の原液はpH2.8~3.2と強酸性です。

そのため殺菌・殺虫能力は高いのですが、そのまま利用すると育てている農作物にも影響が及んでしまうため、100倍以上に薄めて利用するのが一般的です。ちなみに市販品を購入する場合には、ワインレッドで透明なものを選びましょう。

・コンパニオンプランツとしてレタスを植える

※互いに助け合って生育する、相性のよい植物同士のことをコンパニオンプランツといいます。

農業では、互いに助け合う組み合わせだけでなく、収穫を目的とする野菜など、一方だけに都合がよい場合もコンパニオンプランツといいます。

②雑草をしっかりと取り除きましょう

白菜を栽培する菜園やプランターに雑草が茂っている状態だと、害虫が発生する原因になってしまいます。

繁殖した害虫は、食べるものを求めて白菜へやってくるでしょう。

白菜の周りの雑草は、日頃から溜めないように手入れを怠らないことが大切です。

まとめ

白菜の育て方、気をつけるべき害虫、その害虫対策について少しでも理解を深めることができましたでしょうか。

白菜はポイントさえおさえれは素人でも育てやすい野菜な上に、畑がなくても蜂やプランターを置ける場所さえあれば育てることができます。

やってみたい、という気持ちがある方は試しに育ててみてはいかがでしょうか。

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