かぼちゃといえば、今がちょうど旬の時期となります。
皆さんはかぼちゃといえば何を思い浮かべますか?
今回は、美味しいかぼちゃの食べ方を皆さんにご紹介していきたいと思います。
今回は定番のものを中心にご紹介していきますので、最後までお付き合いください。
かぼちゃについて
かぼちゃは大きく分けると、「西洋かぼちゃ」「日本かぼちゃ」「ペポかぼちゃ」という種類があります。まずは、これら3種類のかぼちゃの特徴や違いをみていきましょう。
●西洋かぼちゃ
スーパーなどでよく目にするかぼちゃは西洋かぼちゃです。西洋かぼちゃは一般的に甘味が強く、食感はほくほくしています。
皮の表面は、日本かぼちゃよりもつるっとしているものが多くなっています。
ただし、ひと口に西洋かぼちゃといっても、品種によって色や形にさまざまな違いがあります。
よく見かける皮が濃い緑色で丸い形の「えびすかぼちゃ」以外にも、オレンジ色の皮でひょうたん型の「コリンキー」や、細長い形の「ロロンかぼちゃ」なども西洋かぼちゃの仲間です。
●日本かぼちゃ
日本かぼちゃは現在とても貴重なかぼちゃで、日本料理店などでよく使われています。
そのため、スーパーなどで目にする機会は少ないかもしれません。
日本かぼちゃは皮の表面がでこぼこしています。味は西洋かぼちゃと比較すると、甘味が少なくて淡白な味わいのものが多く、ねっとりした食感が特徴です。
●ペポかぼちゃ
ペポかぼちゃは、もともと北米南部の地域で作られていた品種で、「そうめんかぼちゃ」や「ズッキーニ」が代表的なものです。
変り種のかぼちゃで、これまではあまり日本で栽培されることはありませんでしたが、このごろは出回るようになってきました。
味や食感は西洋かぼちゃや日本かぼちゃとは全く異なり、淡白でシャキシャキしているものもあります。
かぼちゃは野菜ですが、甘みが強いので野菜嫌いな子供もアレンジ次第では食べる子もいます。
また、柔らかく栄養価(炭水化物、β‐カロテン、カリウム、ビタミンC、ビタミンEなど)もあるので離乳食にも適しています。
そんなかぼちゃですが、スーパーなどで購入するとき、どのかぼちゃが甘くて美味しいのか、迷うときはありませんか?
そんなときの見分け方としては、
・ヘタが枯れて乾いている
・皮にツヤがあって硬い
・しっかりと重みがある
・種が詰まっていて、果肉の色が鮮やか
この4点を見て判断してみてください。
きちんと見て判断することによって、美味しいかぼちゃを見つけることができると思います。
さて、かぼちゃついて軽く知識を入れたところで本題である美味しいかぼちゃの食べ方をご紹介していきたいと思います。
かぼちゃのプリン
〜材料〜【100ccココット6個分】
プリン生地
・かぼちゃ 1/4個(200g)
・卵 2個
・砂糖 30g
・生クリーム 100cc
・牛乳 100cc
カラメルソース
・砂糖 50g
・水 大さじ2
・お湯 大さじ1
トッピング
・ホイップクリーム 適量
・ミント 適量
〜手順〜
1.《下準備》オーブンを160℃に予熱します。
2.【カラメルソース】小鍋に砂糖、水を入れて中火で熱し、茶色くなるまで煮詰めます。
火を止め、お湯を加えて混ぜます。
火からおろして粗熱をとり、ココットに均等に流し入れます。
3【プリン生地】かぼちゃは一口大に切って皮を切り落とします。
耐熱容器に入れてふんわりとラップをし、600Wのレンジで4分程加熱します。
取り出して熱いうちにフォークなどで粗くつぶし、粗熱をとります。
4.3を裏ごししてなめらかにします。
5.別のボウルに卵を割り入れて混ぜ、砂糖を加えてすり混ぜます。
6.小鍋に牛乳、生クリームを入れて弱火で熱し、小さな泡が立ってきたら火から下ろします。
5に少しずつ加えてその都度混ぜます。
7.4のかぼちゃに6を少しずつ加えて、泡立て器でのばす。こし器に通してなめらかにします。
8.2のココットに7のプリン生地を等分に流し入れます。
9.天板にバットをおいて8を並べ、バットの高さ半分程度のお湯(分量外:適量)を注ぎます。
160℃に予熱したオーブンで20〜25分蒸し焼きにします。
10.粗熱をとり、冷蔵庫で2時間程冷やします。
ホイップクリーム、ミントをトッピングして完成です。
カラメルが苦手な方や、カラメルまで作るのが面倒、という方でも、カラメルが無くても十分に美味しいので、何かかぼちゃでお菓子を作ってみたいという方におすすめです。
かぼちゃスープ
〜材料〜
・かぼちゃ 1/4個
・玉ねぎ 1/2個
・バター 20g
・⚫︎水 350ml
・⚫︎コンソメ 1個
・⚫︎砂糖 小さじ1
・⚫︎しょうゆ 小さじ1/2
・牛乳 300〜350ml
〜手順〜
1.かぼちゃは皮をむき、種とワタをとり適当な大きさ切ります。
2.鍋にバター、玉ねぎのスライスを入れ、しんなりするまで弱めの中火で炒めます。
3.●の調味料とかぼちゃを入れます。
4.かぼちゃが柔らかくなるまで弱めの中火で煮ます。
(10〜15分ほど)
5.火を止めて、ブレンダーで滑らかになるまでよく混ぜるます。
※マッシャー、ミキサーなどでも大丈夫です。
6.牛乳を加えます。
7.弱火で温めながら、よく混ぜ合わせたら完成です。
かぼちゃのスープは市販でも売られていますが、やはり自分で作って食べてみると全然濃厚さが違うので、手間はかかりますがおすすめです。
かぼちゃの煮物
〜材料〜
・かぼちゃ 大→1/4個or小→1/2個
・水 200cc
・醤油 大さじ2
・酒 大さじ2
・砂糖 大さじ2
・みりん 大さじ2
〜手順〜
1.なるべく大きめのサイズに切ります。
2.鍋に調味料と水を入れ、強火にかけ沸騰したら大きめに切ったかぼちゃを入れ強めの中火にし、アルミ箔で落とし蓋をします。
3.煮汁量が1/3程度に無くなるまで煮詰めて完成です。
かぼちゃサラダ
〜材料〜
・かぼちゃ 1/4個
・きゅうり 1本
・ハム 3枚ほど
・マヨネーズ 大さじ1
・酢orレモン汁 小さじ1
・塩 ひとつまみ
〜手順〜
1.かぼちゃを切って柔らかくなるまで茹でます。(レンジでも可)
2.きゅうりは輪切りにして塩もみに、ハムは半分に切り3mm幅ぐらいに切ります。
3かぼちゃをつぶして、他の材料、調味料を入れ混ぜて完成です。
かぼちゃサラダはかぼちゃ本来の甘味が出ていてまろやかな味に仕上がります。
もし食感を楽しみたいのであれば、きゅうりを角切りにして、ハムの代わりに魚肉ソーセージをきゅうりと同じ大きさに切って入れるのもおすすめです。
かぼちゃのチーズ焼き
〜材料〜
・かぼちゃ 1/4個(350g)
・ベーコン 2枚
・とろけるチーズ 20g
・オリーブオイル 大さじ1
・塩こしょう 少々
〜手順〜
1.かぼちゃは種とわたを取り除き、横半分に切って7mm幅の薄切りにします。
2.耐熱皿に1のかぼちゃを少しずつずらして並べ、ふんわりラップをかけてレンジ600Wで5分加熱します。
3.2にベーコン、塩こしょう、とろけるチーズをのせて、オリーブオイルを回しかけます。
200℃のトースターで10分焼き色が付くまで焼いたら完成です。
このレシピはとても簡単ですが、見た目もよく食卓を彩る一品になります。
チーズとの相性もいいので、一度試してみてください。
かぼちゃもち
〜材料〜(2〜3人分)
・かぼちゃ 1/4個(350g)
・モッツァレラチーズ 50〜100g
・片栗粉 大さじ3〜4
・バター 10g
〜手順〜
1.モッツァレラチーズをひと口大に切ります。
あまり大きいと包むのが大変なので、少し小さめのひと口大にします。
2.かぼちゃをひと口大に切って、皮をむいてレンジ600Wで5分加熱します。
3.やわらかくなったかぼちゃを耐熱ボウルに入れてつぶして、片栗粉を加えてゴムべらで粉っぽくなくなるまで混ぜます。
4.まぜたかぼちゃを8等分にし、小判型に成形してチーズを入れて包みます。
チーズがはみ出ないように注意してください。
5.フライパンにバターをひき、かぼちゃを並べて弱火~中火で表面を焼きます。
チーズにも熱を通したいため、弱めの火力でじっくり焼くのがおすすめです。
6.両面をきつね色になるまでこんがり焼いたら完成です。
少ない材料で美味しく作ることができます。
チーズ好きにはたまりません。
小腹が空いた時や、おやつにも良いですね。
この他にも、メイン食材として使用するのではなく、食材の一部として取り入れるだけでも秋を感じることができたり、味の違いを感じることができます。
例えば、カレーやシチュー、グラタンなどは相性がいいのでおすすめです。
ぜひ皆さんの好きな食べ方で、かぼちゃを楽しんでください。
まとめ
こうしてレシピを眺めているだけで、食べてみたくなってきますよね。
簡単なレシピから、手間がかかるレシピまで、様々ありますが、簡単なものは手軽に食べることができる良さがあり、手間がかかるレシピは手間がかかる分美味しさは増します。
その日の気分によって、上手にレシピを使い分けて、秋の味覚かぼちゃを楽しんでくださいね。
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