実は農業が人気急上昇?
農家といえば、どのような人を思い浮かべるでしょうか…?
カールおじさんの様な比較的年齢が高い人を思い浮かべるのではないでしょうか?
しかしながら、近年は比較的若い世代にも農業に対する関心が高まっているという話もあります。
農業の新しい動き
長年課題とされている農業の人手不足問題。今までなかなか若い世代は農業に対して敬遠している傾向にありました。
大きな要因は「過酷な肉体労働」ということにあるでしょう。さらに、農業は自然を相手にする仕事です。経験を積み重ねて勘を養っていく必要性があります。
このことが、農業参入に対する大きな壁として立ちはだかってきました。人間にとっての大切な食文化を根っこから支えているのが農家です。
将来危険視される食糧難などの問題もあります。
賛否を生んでいる昆虫食推進よりも、もともと馴染んでいる農業を大切にしていく方が良いでしょう。
農業はこのまま衰退してしまうのか?そんな不安の中に希望の光が差し込んでいます。実は若い世代に農業に人気の兆しもあるのです。
①食の安全や地球環境への意識向上
近年、地球環境や食の安全に対する意識が高まっています。
特に、化学物質を多く使用する農業が持つ環境問題や食品の安全性に関する問題がクローズアップされ、若い世代の間でも関心が高まっています。
農業従事者自身が安全な食品を生産することで、消費者に対する信頼度も高まるのです。
そのため、若い世代にとって、農業は社会的に意義のある仕事であると認識されているようです。
若い世代の農家が増える理由
世界規模で、食の安全や地球環境への意識が高まっています。
安心で安全な食べ物を食べて、地球環境にも優しい生活を送りたい。
いわゆるスローライフやロハスと言われているスタイルです。そんな中で、自ら食べるものを栽培したいという人も増えているのです。
家庭菜園からスタートして、徐々に農業の面白さに目覚めて、農家になっていくというケースもたくさんあります。
自然資源の保護、減農薬・減化学肥料、有機栽培、エコフレンドリーな農業技術の採用などなどの持続可能な農業を意識した若い農家は増えています。
若い世代の農家の経済的な成長や繁栄にもつながっているのが特徴です。
高品質の有機農産物は、工夫次第で、高い市場価値を持つことができます。農家の収益性を向上させることができるのです。
さらに、地元のコミュニティに貢献することで、地域経済にもプラスの影響を与えます。
持続可能な農業方法を取り入れることで、地球環境や食の安全性を高めることができるため、農業業界全体の発展にも貢献してくれるでしょう。
②自然との関わり
都市部での生活が長くなれば、自然との接点が少なくなります。
そんな中で、自然との関わりを求める人が増え、田舎への移住を考える人も多くなってきました。
さらに、農業をスタートしようと考えている人もいます。
田舎移住の増加
新型コロナウイルスの影響で、都市部での生活に不安を感じる人が増えてきました。
さらに、ネットの普及が広がってライフスタイルは大きく変化を遂げました。世界中どこからでもネットで買い物ができてしまい、Youtubeで動画を楽しむことができる時代です。
都会にいる必要性が薄くなっている面もあり、疲れ果てた人たちが自然と触れ合いながらのんびりと生活することのできる「田舎での生活」に魅力を感じる人も多くなったのです。
さらに、農業に携わることで、自然との接点を増やすことができるという魅力を感じる若者が増えてきました。
自分が育てた野菜や果物を収穫することで、達成感や喜びを感じることができるのも、人気の秘訣と言えるでしょう。若い世代にとって、農業は充実したライフスタイルの実現手段でもあると認識されています。
政府の支援制度
日本政府が田舎暮らしや農業に興味を持つ人を支援する制度や施策を積極的に進めていることも移住者の増加につながっています。ここでは、その支援制度の一例を解説しましょう。
田舎に移住して農業をスタートするための支援制度は、都道府県や市町村によって異なりますが、以下に代表的な制度をいくつか紹介します。
- 強い農業づくり総合支援交付金
農業者や農村振興に関する事業者等に対して、農業の競争力向上や生産性の向上、地域振興などを目的とした支援交付金。 - 農業生産性向上対策事業
都道府県や市町村が実施する制度で、農業生産性の向上や生産基盤整備を支援します。具体的には、減反対策、耕作放棄地の利用支援、農業機械の導入補助など。 - 地域おこし協力隊
地方自治体が実施する制度。地域の活性化や人口増加、観光振興などを目的として、若者やシニア世代などが移住して地域の課題解決に取り組みます。具体的な仕事内容は、農業や観光の振興、イベントの企画運営、地域おこしのマーケティングなどです。
これらの制度以外にも、農業用地の貸し出しや育成支援、農業資材の割引購入、移住者向けの住宅補助など。
それぞれの地方自治体が独自に実施する支援制度もあります。
移住や農業を考える場合は、所在地の自治体のホームページや農林水産省のホームページなどで、詳細な情報を収集することも大切になるでしょう。
『スマート農業と補助金』こちらの記事も併せてご覧ください。
農業は身体的にも精神的にも大変な仕事になります。
もちろん失敗してしまうこともあるため、十分な準備や知識、経験が必要になってきます。各種支援制度を活用して進めていきましょう。
③アグリビジネスの可能性
近年、農業における新しいビジネスモデルが注目されています。
例を挙げると、農業とITを組み合わせたスマートファームや、都市部での農業による都市農業など。
そのため、若い世代にとって、農業は新しいビジネスの可能性を秘めた分野であると認識されるようになってきています。
さらには、農業に関する情報をインターネット上で収集することが容易になったことも、若い世代が農業に興味を持つ一因とされています。
農業が秘めている可能性
- IoT技術による農業の効率化
IoT技術を活用によって、農作業の自動化や農作物の管理・モニタリングが可能になります。例を挙げると、センサーを使って土壌の湿度や温度、日照時間などを計測し、適切な農作業のタイミングを把握することが可能になるのです。
- ビッグデータ解析による生産性向上
農業に関するデータを収集し、ビッグデータ解析によって農作物の生育予測や病害虫の発生予測を行うことで、より適切な農作業の計画を立てることが可能になります。さらに、生産物の販売先や需要予測にも活用できます。
- オンライン販売の拡大
IT技術を活用したオンライン販売が普及することで、消費者と農業者の取引がスムーズに進みます。
さらに、地域の特産品を広く世に知らしめることができ、農産物のブランド化をすることも可能です。
- AI技術による病害虫の早期発見
AI技術を活用することで、病害虫の発生を早期に発見することができます。例えば、カメラを使って農作物の画像を撮影し、AIによって異常な箇所を検出することができるのです。
IT技術を活用したアグリビジネスの発展に期待が高まっているのです。
特に、効率化や生産性向上、環境保全などの課題を解決することで、より持続可能な農業の実現につながると考えられています。
日本の農業を発展させるために
農業は肉体労働を中心としているため、過酷な仕事であるのは確かです。しかし、丹精を込めて育てた農作物は愛情も芽生えます。最初は、自分で食べるための家庭菜園もよいでしょう。
さらに、美味しい農作物を栽培して市場に流通すれば、たくさんの人に美味しく食べてもらえます。その上、農業は自分の工夫次第では青天井に稼ぐことが可能な仕事でもあります。やりがいも多い仕事です。
とは言っても農業に対するスキルが…と心配されている方も参入する方法はあります。
農業のフランチャイズ
我々がよく利用するコンビニや飲食店。フランチャイズ(加盟店)というケースは多いのではないでしょうか。
ある企業の商品やサービス、またはブランドや営業ノウハウなどを別の事業者が販売、運営をする店舗のことを言います。
ローソンやセブンイレブン、CoCo壱番屋、吉野家など。
これらフランチャイズシステムはあらかじめ確立されたノウハウを提供してくれるシステムのため、手間や労力を省くことができます。
実は農業においてもフランチャイズシステムは存在します。
フランチャイズシステムで新規就農!
農業のフランチャイズシステムは、農業企業が自社のビジネスモデルやノウハウを他の農業経営者に提供し、共同で経営を行うシステムです。
具体的には、フランチャイズ本部が持つ技術やノウハウ、ブランド力、商品、サービス、システムなどを加盟者に提供し、加盟者はそれを利用して自身の経営を行うことができます。
加盟者は本部からの指導やサポートを受けることで、より効率的な経営を行うことができます。
農業フランチャイズシステムの特徴としては、以下のような点が挙げられます。
- 技術やノウハウの提供
フランチャイズ本部が持つ技術やノウハウを加盟者に提供し、効率的な経営が可能となります。 - ブランド力の活用
フランチャイズ本部が持つブランド力を利用することで、加盟者は顧客獲得が容易となります。 - 統一された営業戦略
フランチャイズ本部が定める経営方針や営業戦略に従うことで、効率的な経営が可能となります。 - ロイヤルティーの支払い
加盟者は、本部に対してロイヤルティーを支払う必要があります。これは、フランチャイズ本部が提供するサポートやサービスの対価となります。
農業フランチャイズシステムは、農業業界の新しいビジネスモデルとして注目を集めています。
加盟者は、自力での農業経営に比べてリスクを減らすことができ、より効率的な経営が可能となるため、新規就農者や中小規模農家にとって魅力的な選択肢の一つとなっています。
国産バナナのフランチャイズ
今メディアでも特集が組まれるほど人気のフランチャイズに「国産バナナ」のシステムがあります。
みんなで農家さん
みんなで農家さんは、『農家人口の減少』という日本農業の根本的な課題を解決するために、『稼げる農家さん』をコンセプトに、新規就農へ興味を持ってくれる人を増やしていこう!と活動しています。
日本における農業事業の参入はとてもハードルが高いです。
全くのノウハウもなく新規就農するのであれば一歩を踏み出すのも相当な勇気でしょう。
みんなで農家さんは、収益面以外にも、農業事業に参入するまでのサポートも実施しています。農業をスタートしてみたい!という人は是非auセスしてみてくださいね!
まとめ
今回は、「農業の働き方の変化」についてでした。人手不足が叫ばれている農業。ですが決して悲観的な要素ばかりではありませんね。
時代の流れに合わせた方法を活用して、農家の人口を増やしていくことは、農業の未来において重要な課題といえます。
未来の食文化を豊かにしていきましょう!これからも美味しい食事ができる世界でありますように。
当サイト「みんなで農家さん」では、農業関係者に役立つ情報をガンガン発信しています!
「農業の雇用問題」以外にも、「農業の裏技」「便利なお金の情報」「簡単栽培術」などなど。新鮮な情報をたっぷり詰め込んでお届けします。
未来の農業発展のために、国産バナナFCを通じて「新規就農者へのサポート」の展開も激アツです!
みんなで農家さん
一緒に国産バナナから農業をスタートしませんか?
あなたの挑戦を応援しています!
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