農業をスタートしたい東京人にもおすすめ!農家のアルバイト
大都会の忙しい毎日に疲れ果てると…大自然に囲まれた田舎での農家に憧れる人も多いです。
日本の大都会である東京でもそんな声は多くなっているようです。
将来的には農家の暮らしをしたくても、なかなか東京ではそんな機会はなさそう…と諦めている人にはまず農業のアルバイトはいかがでしょうか?
農家になるために、まず何から始めたらいいのか迷っている方には今回の記事をご一読いただきたいです。
農家への第一歩!農業アルバイト
将来的に就農を考えている人や野菜が好きな人は、農業アルバイトがおすすめです。
特に就農希望者にはメリットがたくさんあります。
農作業というと、早朝に起きてから長時間の重労働をするため、体力的に不安と言う方も多いでしょう。
一度、アルバイトからスタートしてみるとあなた自身が農業に向いているかも判断できます。
現時点で足りない部分も理解が深まるので将来の本格的な就農に向けても準備ができます。
そこで今回は、農家のバイトの内容、ネットを使った探し方などを解説していこうと思います。
農家のアルバイトで体験できること
都会には馴染みが薄そうな「農家でのアルバイト」ですが、どのようなイメージがあるのでしょうか?
変わった経験をしてみたいと思って、農業のアルバイトがないか、探したことがあります。(30代/男性/会社員)
無料送迎バスのある求人情報を見たことがありますね。都会生活から離れて、バイトの時だけでも自然に囲まれるのは解放感がありそうです。(20代/男性/学生)
趣味の家庭菜園で好きな野菜を作りたいとは思うが、農家での仕事するとなれば、体力的には自信がない。(50代/女性/派遣社員)
このように肯定的な意見も否定的な意見もあるようですね。
たしかに、農家でのバイトは体力を使う仕事です。
しかし、変わった経験もできますし就農を考えられている方には学びも多いバイトです。
最初は戸惑いもありますが、経験者のほとんどはやってよかったという感想も多くあります。
農家の住み込みバイトのメリットとデメリットとは?
サラリーマンやOLなどの都市部の生活と、田舎の農家の生活とでは、仕事や生活のスタイルに大きな違いがあります。
非農家の状態から就農を考えている人の中には、最初は農家の生活に慣れることが難しく苦労される人も多いようです。
思い描いていた生活と違ったことが理由で農業が挫折しないためにも、アルバイトからのスタートは有効です。
農家での住み込みバイトからチャレンジしてみませんか?
住み込みバイトとは何をするのか?
農家での住み込みバイトは、ほぼ農作業を行います。
野菜や果樹から、酪農など種類は様々。
繁忙期にバイトが募集されることが多いです。
一般的な農繁期とは4月から10月頃まで。
特に忙しくなるのは、種まきや田植えシーズン前後の4月と5月と、収穫シーズンの7月以降です。
農作業の内容は荷物を運んだり除草をしたり、ひたすら農作物を収穫したりといろいろ。作業内容は農家によって変わります。
現在、日本の農業は慢性的な人不足に悩んでいますので、住み込みバイトの募集は全国各地で行われています。
インターネットで検索すると農家専門の求人サイトがいくつも出てきます。
気になるサイトをブックマークしてみましょう。
バイト先を決めるポイントで大切なのは、どの地域か、そして何の農作物を育てているのかが大切です。
将来的に就農したい地域、栽培したい農作物を扱っている農家を探すのがおすすめです。
居住先の形態も、農家によって違いがあります。
シェアハウスや寮、公営住宅など、複数の形態で用意されています。
一定期間住むことになります。
トイレや風呂は個別なのか共同なのか、相部屋なのか完全な1人用アパートなのか…などは入念にチェックをしておきましょう。
住み込みバイト 経験者の声
まだ未経験の人の理由は、職場の人間関係や仕事内容などが理由のようです。
集団生活が苦手、気を遣ってしまいそうなので敬遠してしまうなどの声も多いです。住み込みバイトはハードルが高いというイメージがあるようですね。
一方、住み込みバイトの経験者の声を聞くと、給与面、経験面でやってよかったという声が多いようです。
食事付きな面も好評ですし、何よりも自然と触れ合う仕事の経験が貴重と言う声が多く見られました。
住み込みバイトのメリット
住み込みバイトのメリットは、農家の生活を垣間見ながら実践的な農業の勉強ができることです。
住み込みバイトは体験農園や収穫イベントなどとは違い、即戦力として雇われています。
仕事として農業に携わることで、農家ならではのスキルやトラブル時の対処方法などを体験を通じて身につけることができます。
また、生活費がかからないことも住み込みバイトのメリット。
多少の家賃はかかりますが、相場と比較するとかなりの安価です。
さらに、食事つきだったり農作物をわけてもらえたりするので、食費の負担も少ないです。
何よりも、住み込みバイトをすることで将来のツテができるということも、大きなメリットでしょう。
農家にとって大切なことは、地域のコミュニティに溶け込むことです。
これができなくて途中で離農に転向する人もいるのです。
就農を希望している土地で住み込みバイトをしておけば、どのようなコミュニティなのか、人間関係は築きやすいのかなどをあらかじめ知ることが可能です。
新規就農は時間やお金に大きなコストがかかるので、スムーズな就農のためにも、資金を貯めながら勉強や事前調査もできる住み込みバイトはおすすめです。
住み込みバイトのデメリット
収穫をはじめ除草作業や間引き作業など、農業では長時間しゃがんだ姿勢で作業することが多いです。このために腰痛で悩む人が多いのです。
農業のデメリットは、体力の問題で重労働についていけなくなる場合があることです。
早朝からスタートして、昼はずっと農作業なのでで、夜になると体はもう、クタクタ。
厳しい自然にさらされながらの長時間労働ということも、どんどん体力が奪われていく大きな理由です。
さらに、農作業中は基本的に露出の少ない格好です。
暑い季節になるととても大変になります。
一方で、寒い季節は気温が低いなかでの農作業をすることになります。
可能ならば、住み込みバイトをする前に、運動して鍛えたり体調管理をしっかりと行っておきましょう。
また、住み込みとなると当然ながら仕事中心のライフスタイルになります。
このため、息抜きができず辛いと思う人もいるようです。
ひとりの時間がほしいと思う人は、シェアハウスよりアパートタイプの住居を提供してくれる農家でバイトしましょう。
給与は農家によって差があります。
重労働の割には安いと感じる人もいるかも知れません。
これも、将来の就農を見据えたうえでの勉強期間だと頭を切り替えて、日々学びながらお金がもらえるのはメリットと考えることもできます。
農家の仕事は意外にもコミュニケーションが多いです。
コミュニケーションが苦手なタイプの人には辛い面もあるかもしれません。
ですが、一緒に働く仲間や地域の人々とのコミュニケーションは就農後にとても大きな財産になります。
住み込みバイトを活用して、農家の人を観察しましょう。
将来のためにも大切なことです。
農業アルバイトの探し方
さて、それでは農業バイトはどうやって探せば良いのでしょうか?
農家の人手不足を補うために、インターネットでアルバイトを募集する農家が増加しています。
他の仕事をしながらも副業で農業をしている人、新規就農に関心があり農業にチャレンジする人など、農業に携わる人材も多様化しています。
あなたに合う農業アルバイトに出会うためにも、農業に特化したマッチングサイトの特徴を知っておきましょう。
マッチングサイトを効果的に活用するためには、採用実績や利用時のしくみを確認しておくことが大切になります。
農業のアルバイト募集におすすめのマッチングサイトを3つ紹介します。
JAグループとも連携!豊富な派遣実績「シェアグリ」
「株式会社シェアグリ」が運営する「シェアグリ」は、農業人材シェアリングサービス。
忙しい農繁期などに短期アルバイトを募集する農家と、農業体験に興味を持つ人や技能実習生との架け橋になっています。
個人・法人あわせて60以上の事業体がサービスを利用しています。
月間800名以上のスタッフが全国各地の農家に派遣。
JAグループと連携して人材募集の説明会やガイダンスを実施しています。
興味を持った農家と契約を結び、関係性も構築しています。
特定技能外国人材の派遣にも対応しているから、人手不足の解消にも効果が大きいため、人気のサービスです。
一日単位で働ける!「daywork(デイワーク)」
画像出典:https://minorasu.basf.co.jp/80530
「Kamakura Industries株式会社」が運営する「daywork」は、1日単位でアルバイトを募集しているサービス。
北海道を中心にJA・自治体あわせて100以上の団体がサービスを利用しており、全国各地に展開しています。
登録すれば、最適な農業アルバイトが自動的にマッチングされます。
2021年にマッチングに成功した数は、約41,600人。
dayworkの登録者は、空いた時間だけ働きたい人や休日の副業として農業に取り組みたい人など多岐にわたります。
採用に当たっては募集先と働く日時や条件などのすり合わせを行ったのち、直接雇用契約を結ぶ流れです。
まずは一日からでもスタートしたい!という方にはおすすめのサービスです。
日本最大級の農業求人数「あぐりナビ」
画像出典元:https://www.agri-navi.com/
「株式会社アグリメディア」が運営する「あぐりナビ」は全国で4,000以上の農業事業体が利用する、国内最大級の求人サイト。
月間で延べ14万人以上の求職者がサイトを訪問している人気のサービスです。
期間限定のアルバイトから、正社員や研修生・インターンシップなど多様な人材募集に対応しているのも嬉しいポイントです。
登録者の70%以上が20~30代。
求人掲載のみならず、農家への人材紹介サービスも提供しています。
求人の掲載に当たっては、地域の担当者が農家を訪れて現場の雰囲気を取材するため、求職者には豊富な情報を伝えてくれます。
農業アルバイトからはじめよう
日本の食文化を支えている農業。
高齢化に伴い、担い手の不足も心配されていましたが近年は技術の進歩などにより肉体労働の負担軽減が進んでいます。
作業服なども最近は高機能でファッショナブルなアイテムも増えており、敬遠されがちだった若い世代からも農業は人気の兆しが見え始めています。
都会での生活に疲れが見え始め、のどかな田舎での生活への憧れが強くなる。
コロナ禍の影響もあり人との距離が近くなりやすい大都会である東京からは離れていく人も増えてきているようです。
新しい人生のひとつとしても農業という業界は注目されています。
時に過酷な自然を相手にしなくてはいけない仕事ですが作物の育っていく姿は大きな喜びとやりがいを与えてくれます。
将来的に農業への転身を考えている方は「農業アルバイト」から是非最初の一歩を踏み出してみてください。
農業に特化したマッチングサイトは、1日単位でアルバイトから、農業の後継者・幹部候補の募集に対応しているサイトまで、多岐に渡った使われ方をしています。
あなたの思い描く農業ライフはどのようなビジョンでしょうか?
ビジョンに合うアルバイトから是非参加してくださいね。
コメント