国産アボカドに注目が集まっている!?種類、栄養など魅力について解説

近年では若年層を中心に人気が高まっている「アボカド」。
森のバター」とも言われ栄養が豊富であり、メキシコが世界最大の生産を誇っている青果物です。

日本で見かけるアボカドはほとんどが輸入モノですが近年では国内でも生産されるようになり様々な種類の国産のアボカドが注目を集めています。
この記事では「国産アボカド」の種類、栄養などを紹介していきます。

アボカドの基礎知識について

国産のアボカドを紹介する前にアボカドの基礎知識について解説します。

アボカドは別名「森のバター」とも言われており、原産は中南米地方です。
日本で出回っているアボカドの「99%」は輸入していると言われています。
また日本へ輸入されるアボカドのほとんどはメキシコ産で農林水産省がアボカドの輸入率に関して発表したデータ(2018年)では、メキシコ産が88%、ペルー産7%、アメリカやチリなどのその他の国が5%となっています。

旬について

日本では1年を通してスーパーや直売所でも見かけるアボカドですが、日本でアボカドに旬といった時期はありません。その理由としてメキシコではアボカドが1年を通して生産されており、日本でのアボカドはほとんどが輸入されているからです、
そのため1年を通してアボカドを購入することが可能なのです。

アボカドはどんな場所で栽培されるのか?

アボカドは主に熱帯地域で生産されるもので種類にもよりますが一般的に寒さにあまり強く無いモノが多いと言われています。
アボカドの生育適温は「15℃〜33℃」と言われており、耐寒温度は「−2℃〜7℃」と言われています。
こう見ると寒さに耐性が無いわけではないと思いますが、あくまでも熱帯の植物ですので寒い地域で育てるのをお勧めはしません。
日本では温暖化の影響もあり、西日本で主に生産されています。

アボカドに含まれる栄養の効果について

アボカドに含まれる栄養について紹介します。
アボカドはとにかく栄養が豊富に含まれており、20近くのビタミンとミネラルが含まれています。
マグネシウム・カリウム・ビタミンC・Eなど様々です。

またアボカドが身体に良いとされている健康上の利点を3つ厳選して紹介します。

がん予防

アボカドはがん治療において役割を果たします。
アボカドに含まれる葉酸を適切に摂取することで、結腸・胃・膵臓・子宮頚がんなどの予防が期待されています。
現代では葉酸とがんリスク低減の因果関係は完全に明らかになっていませんが、葉酸が細胞分裂中のDNAおよびRNAの望ましくない変異を防いでいると言われています。

またアボカドから抽出された植物化学物質が前がん性および、がん性細胞の成長を選択的に抑制すると言われています。
これがリンパ球と呼ばれる免疫細胞の増殖を促進しながら、がん細胞をなくす可能性があると判明しています。

コレステロールを下げる

アボカドには100gあたり88.1ミリグラムのβシトステロールと呼ばれる植物性ステロールが含まれています。
このβシトステロールの定期的な摂取は健康的なコレステロール値を維持するのに役立ちます。
βカロテンや、フラボノイドに匹敵する植物由来の健康材料として注目されています。

うつ病や睡眠、食欲低下のリスクを下げる

葉酸はホモシステインの蓄積を防ぐのに役立つと言われています。
ホモシステインは脳への栄養素の循環を損なうとされる物質です。


過剰なホモシステインは気分・睡眠・食欲を調節するセロトニン・ドーパミン・ノルエピネフリンの産生を妨げることもあります。
また葉酸はうつ病のリスクを減らすのに役立つ可能性があります。

ここでは3つの健康についてしか紹介していませんが。他にも様々な健康に効果があります。それでは国産アボカドについて紹介していきます。

国産のアボカドの種類について

国産アボカドの主な産地は「和歌山県」「愛媛県」です。
和歌山県産のアボカドは全体の80%以上であり、残りを愛媛県が占めています。

では日本で人気のある国産のアボカドの品種について解説します。

ベーコン

メキシコで輸入しているアボカドの品種は主に「ハス」と呼ばれる種類です。
しかし日本ではベーコンという種類が多く、ハス種に比べると皮が厚く濃い緑色で果肉はクリーム色なのが特徴です。
またハス種と違い、皮の色があまり変化しません。熟しているかの判断は柔らかさで決まります。

フエルテ

フエルテはメキシコ系×グアテマラ系の交雑種で軸川が細くお尻部分がふっくらとしています。
西洋ナシのような形が特徴であり、表面は滑らかであり皮は薄く緑色です。
他のアボカドに比べると香りがいいと言われています。

国内では愛媛県

ピンカートン

果肉は油分を多く含んでおり味は濃厚です。日持ちが良い方でもあります。
皮が緑色で厚くゴツゴツしているのが特徴です。
またアボカドには果肉の中に大きな種が1粒入っていますが、他のアボカドに比べると種が小さいです。
流通量は少ないですが他の国内産品種と比較すると若干多く出回っています。

国産のアボカドは輸入されているアボカド「ハス」と比べると、油分の多さ・食感・アボカド特有のえぐみや苦味が少ないと言われています。

国産アボカドの栽培の現状について

日本ではアボカドの栽培というのは盛んに行われていたわけではありません。
1980年代から和歌山県や愛媛県ではアボカドが生産されていました。

しかし生産・収穫される量はごく僅かであり1988年からは生産中止になったと言われています。
なぜ一度生産が中止されたのか?

中止された理由として明確な記述はありませんが日本は地域によって暖地ではあります。
しかし現在ほど栽培のための肥料や農薬、また知識もなかった為むずかしかったのかもしれません。

日本で生産が大きくされたのは2015年の話です。
和歌山県と愛媛県で合わせて出荷量は約4.6tとされており、2016年でも出荷量約8.1tとされています。

国産アボカドは年々出荷量が増加傾向にあります。
その理由として国内での需要増加が大きな理由と言えます。

最近ではアボカドを使用した料理がレストランやファストフード店で多くみられます。
今後もアボカドの需要は増えていき、国内での栽培も増えてくると予想されます。

日本で安定的に生産できるおすすめの品種とは?

日本の気候で安定してアボカドを栽培できる品種について解説します。
アボカドには1000種類もの種類があるとされています。
原産国によって異なりますが、主に
・メキシコ系
・グアテマラ系
・西インド諸島系

の3つに大きく系統が分けられます。

それぞれの特徴について紹介します。

▼メキシコ系
耐寒性に優れ−6℃まで耐えると言われています。収穫期が10月〜11月と早めで平均100gの小玉であることが特徴です。

▼グアテマラ系
耐寒温度は−2℃、収穫期は1月〜5月、実の大きさは品種ごとに異なります。
大きいものは500g程になり、果皮がゴツゴツと硬いのが特徴で果肉は黄白色で油分が多く濃厚な味わい特徴です。

▼西インド諸島系
寒さに弱く耐寒温度は0℃、収穫期は9月〜12月頃と言われています、中には1kgを超えるものもあり、形も丸形やひょうたん型など様々な形があります。

日本では基本的にどんな系統のものでも栽培は可能ですが氷点下にならない沖縄や宮崎のような温暖地域での栽培が好ましいと言えます。
また加湿ハウスであれば全国どこでもどの品種でも栽培できます。

基本的に耐寒性がない品種は少ないので、日本では着果の良い「ベーコン」が育てやすいと言われています。
また北海道など冷涼な地域では難しいですが0℃以下に下がらない地域であれば着果も食味もよい「ピンカートン」や日本の市場で最も多い「ハス」が栽培しやすいでしょう。

まとめ

この記事ではアボカドの基礎知識や国産アボカドの概要について紹介しました。
アボカドは昔から食べられていたモノですが、急激に需要が高まっているものであり日本でも生産の拡大が進んでいます。

以前よりも多く国産アボカドを見る機会が増えてくるでしょう。
また本格的に日本で栽培が始まったのはここ数年のことですので新規就農者の方は国内で「アボカド農家」を検討してみるのもいいかもしれません。

そして「みんなで農家さん」というサイトでは国産アボカドのみならず、国産の農産物について解説している記事が多数あります。農業情報も随時更新していますのでぜひご覧ください。
https://minnadenoukasan.life/

最後まで閲覧いただきありがとうございました!

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