春キャベツとキャベツの違い〜普通のキャベツとどう違う?〜

普段の食事で使う野菜といえば、色々とありますが、その中の1つにキャベツが思い浮かぶかと思います。

焼いたり、茹でたり、煮込むことにも適していますが、生のままでも十分に美味しい野菜の代表格でもあります。

そんなキャベツではありますが、春キャベツという言葉を耳にしたことはありせんか?

そこで今回はそんな春キャベツに焦点をあてて、ご紹介しています。

ぜひ最後までお付き合いください。

キャベツとは?

キャベツはヨーロッパが原産の野菜で、ブロッコリーなどと同じアブラナ科アブラナ属の野菜です。

その歴史は古く、古代ギリシャ時代から食べられていたと言われています。

キャベツの祖先は同じアブラナ科の野菜であるケールです。

葉の形が変化して現在のキャベツの形になりました。

日本に入ってきたのは江戸時代ごろとされており、明治時代に洋食文化が広まったことでよく食べられるようになったそうです。

春・夏・冬キャベツの違いと特徴

春キャベツ、という単語を耳にしたことはありませんか?

今でこそ1年中流通していて、食卓にかかせない食材となっていますが、もともとキャベツは15~20℃ほどの冷涼な気候を好む野菜です。

しかし、夏場でも育てられるように品種改良を行ったとこで、季節ごとに品種の違うキャベツが栽培できるようになりました。

春キャベツと呼ばれるキャベツの旬は3月~5月頃で、夏(夏秋)キャベツは7月~10月頃、冬キャベツは11月~3月頃が旬とされています。

春キャベツと冬キャベツは、流通する時期や見た目、味、食感などに違いがあります。

春キャベツ

春キャベツの産地は千葉県、神奈川県、九州地方などです。

特徴は、巻きが緩く、葉が柔らかくてみずみずしいことです。

葉が柔らかいので生食に向いています。

生のままサラダにしたり、軽く塩もみをして浅漬けなどにしてもいいでしょう。

冬キャベツ

冬キャベツの産地は、愛知県や千葉県などです。

春キャベツとの違いは、巻きがしっかりとしており、葉が厚く固く締まっていることです。

冬キャベツは葉がしっかりしているため、加熱調理が向いています。

なかでもロールキャベツや炒め物に適しています。

加熱することでより甘みが増すため、美味しくいただけておすすめです。

夏キャベツ

夏キャベツの産地は群馬県や長野県です。

特徴は巻きがしっかりとしており、葉は厚めでも柔らかいため、春キャベツと冬キャベツの中間的な特徴のキャベツです。

別名では高原キャベツとも呼ばれています。

生でも加熱調理でも美味しくいただけて、どんな料理にも使いやすいです。

春キャベツの食べ方&調理方法

先ほど軽く紹介しましたが、春キャベツは柔らかさが一番の特徴となります。

そのため、柔らかいという特徴を活かして生や即席漬けで食感を楽しむ食べ方がおすすめです。

また、スープにすることで溶け出した栄養素まで逃さずに食べられます。

生のまま食べる

春キャベツは水分が多くやわらかいため、生のままでもおいしく食べられます。

生で食べることで、みずみずしさや甘みをより感じられるでしょう。

包丁を使わず手で優しくちぎると、口当たりが良くなります。

浅漬けで食べる

浅漬けは生とは一味違うシャキシャキした食感を楽しめ、箸休めにもおすすめの一品です。

春キャベツをざく切りにして塩でもみ、10分ほど時間を置くと味がなじみます。

食べる前に削り節と醤油を和えて、うまみを加えるのがポイントです。

スープにして食べる

春キャベツをスープ料理に使えば、溶け出した栄養素も一緒に食べられます。

春キャベツは水分が多く、加熱しすぎるとベチャッとしてしまうため、短時間で調理するようにしましょう。

ミネストローネやポトフに春キャベツを使う際は、最後に加えてさっと煮るのがおすすめです。

3〜5月に最盛期を迎える春キャベツは、比較的暖かい地域で栽培され、栄養も豊富な食材の一つです。

冬キャベツや夏秋キャベツと異なり、葉がやわらかくみずみずしいのが特徴です。

その素材を活かして上記のように、できるだけシンプルな調理方法で食べるのがおすすめです。

2月下旬〜5月頃まで購入できますので、ぜひ春キャベツを使った料理を楽んでみてください。

栄養素

春キャベツというくらいだから、普通のキャベツとは栄養素が違うのではないか、と思った方にいるかもしれませんが、両者ではあまり違いがありません。

主に含まれているのは、こちらの6種類になります。

ビタミンC

皮膚や粘膜の健康維持を助けるとともに、抗酸化作用を持つ栄養素です。

しかし水に溶けやすい性質があり、光や空気の影響を受けやすく、調理による加熱に弱い特徴があります。

ビタミンK

主な作用は、血液凝固に関与するものです。

血液が凝固するのには、プロトロンビンなどの血液凝固因子が必要ですが、プロトロンビンが肝臓で生成されるときに、補酵素として働くのがビタミンKです。

そのためビタミンKが欠乏すると血液中のプロトロンビンが減少し、血液凝固に時間がかかり、出血が止まりにくくなります。

また、ビタミンKは丈夫な骨づくりにも不可欠で、骨に存在するオステオカルシンというたんぱく質を活性化し、カルシウムを骨に沈着させて骨の形成を促す作用があります。

そのため、骨粗鬆症の治療薬としてメナキノン-4が処方されています。

そのほかに、動脈の石灰化を抑制する作用もあります。

ビタミンU

キャベツから発見されたため「キャベジン」とも呼ばれます。

タンパク質の合成を活発にする作用があり消化管粘膜を修復する働きがあります。

また、過剰な胃酸の分泌を抑制し、胃や十二指腸潰瘍の予防効果があるため、ビタミンU(キャベジン)は胃腸薬に利用されています。

カロテン

体内で増え過ぎてしまった活性酸素を取り除く作用があるため、動脈硬化や老化の予防に効果があります。

カリウム

ナトリウムとともに、細胞の浸透圧を維持しているほか、酸・塩基平衡の維持、神経刺激の伝達、心臓機能や筋肉機能の調節、細胞内の酵素反応の調節などの働きをしています。

また、カリウムは腎臓でのナトリウムの再吸収を抑制して、尿中への排泄を促進するため、血圧を下げる効果があります。

食物繊維

便通を整えて便秘を防ぐうえで欠かせないものです。

また、脂質・糖・ナトリウムなどを吸着して身体の外に排出する働きがあるため、これらを摂り過ぎることによって引き起こされる肥満や脂質異常症(高脂血症)・糖尿病・高血圧など生活習慣病の予防・改善にも効果が期待できます。

キャベツの保存方法

製品によっても異なりますが、家庭用の冷蔵庫は冷蔵室が約0~3℃、野菜室が約4~8℃の温度設定となっています。

キャベツの保存場所としては、野菜室より温度の低い「冷蔵室」が適していることをご存知でしたでしょうか。

しかし、スペースを取って邪魔になってしまう場合は、野菜室で保存しても問題はありません。

ただし冷蔵室で保存したときと比べて、保存期間がやや短くなりやすい点には注意しましょう。

①1玉丸ごと保存する場合

日持ちのコツは、芯を取り除いてから保湿することです。

キャベツの芯を包丁でくり抜き、代わりに水で濡らしたキッチンペーパーを詰めると日持ちしやすくなります。

キャベツは収穫した後も芯の先端にある「生長点」から少しずつ成長を続けます。成長するときに葉の栄養が芯に吸い取られてしまうため、芯が付いたままだと鮮度が落ちやすくなると考えられています。

キャベツの成長を遅らせるためにも、購入したら芯は取り除いておきましょう。

さらに、芯があった箇所に水で濡らしたキッチンペーパーを丸めて詰めておくと、キャベツの乾燥予防になります。

保存場所は冷蔵がおすすめですが、野菜室でも大丈夫です。

これだけで3週間から1ヶ月ほど保存します。

中々使い切れない、という方におすすめです。

②カット済みキャベツを保存する場合

スーパーに行くと、一玉食べきれない人向けにカットキャベツが売っていたりします。

カットした状態のキャベツはカットしていないものに比べて鮮度が落ちやすいため、早めに食べきるようにしましょう。

キャベツの芯を切り落とし、切り口をや断面を濡らしたキッチンペーパーで覆い、ポリ袋に入れて冷蔵で保存します。

切り口を下向きにして冷蔵庫に入れておくと乾燥を防ぎやすくなり、鮮度も保ちやすいです。

保存期間は7日〜10日ほどになります。

③千切り&ざく切キャベツ

千切りやざく切りにしたキャベツは、早い段階で変色したり、ベチャベチャになったりするため冷蔵保存向きではありません。

どうしても冷蔵保存したい場合は十分に水気を拭き取ってから、ポリ袋や保存容器に入れて冷蔵室で保存しましょう。

傷みやすいため、1日〜2日ほどで食べきるようにしてください。

どうしてもカットしたキャベツを日持ちさせたい場合は、冷凍保存がおすすめです。

洗ったキャベツを細かくカットしたあと、水気をキッチンペーパーでしっかりと拭き取ります。

ラップを敷いたトレイにキャベツを広げて一度冷凍します。

(金属トレイを使用することで熱伝導率が高いため、食材をスピーディーに凍らせたいときにとても役立ちます。)

キャベツが凍ったら、冷凍用保存袋に移し替えます。

しっかりと空気を抜いてから封をすると劣化を遅らせることができます。

冷凍したキャベツの使用方法ですが、加熱調理の場合は凍ったまま料理に使います。

生で使いたい場合は電子レンジで解凍すれば大丈夫ですが、解凍したキャベツは水っぽくなるため、シャキシャキ感を楽しむサラダには向いていません。

しっかりと水気を絞り、和え物や漬物にすることをおすすめします。

ちなみに、冷凍保存だと1ヶ月ほど保存できます。

まとめ

春キャベツとキャベツの違いがわかりましたでしょうか?

見た目ではわからなくても、実際食べてみると、食感は全く違います。

何気なくキャベツを食べていた方もいるかと思いますが、これからは少し気にして食べてみると、キャベツの新たな美味しさに気づけるかもしれません。

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