農業を学ぶときに読むべき本とは?おすすめ農業本ランキングトップ5

「農家になりたい!」、「農業に興味がある!」と考えていても、中々一歩踏み出すのは難しいですよね。

そんな方におすすめしたいのが農業本です。

脱サラした農家や、働きながら副業で農家をする方法など、実際の体験を元に執筆した農業本はこれから農業を考える方に役立つはずです。

農業による稼ぎ方は時代によって進化しています。親の跡継ぎで農家になった人ばかりでなく、脱サラして一から農業の道に踏み出して成功した人は多く、その稼ぎ方や戦略も農家によって異なります。

さまざまな農家の経験談やノウハウを知ることで、農業に対するイメージが変わり、前向きに農業に向き合おうと思うきっかけになるはずです。

この記事では働きながら農業に興味がある方に向けておすすめの本をランキング形式で紹介します。

また、本で農業を学ぶメリット、デメリットについても紹介していますので、「農業に興味があるけれど、何から手を出すべきか分からない」、「おすすめの農業本について知りたい」という方は、ぜひ参考にしてみてください。

農業について本で学ぶメリットとは

農業について学ぶ方法として、本以外にも学校やインターネット、SNSなどがあげられます。さまざまな方法があるなか、本で学ぶメリットとは何なのでしょうか。

コストパフォーマンスが良い

本で学ぶ一番のメリットは、コストパフォーマンスです。

農業について学校や通信教育でしっかりと学ぶ場合、10万円から100万円ほどのまとまった費用が必要になるため、購入するハードルは高くなります。

しかし、本であれば1冊あたり数千円程度で手軽に購入でき、図書館で借りることができれば無料です。

また、空いた時間に気軽に読むことが可能であり、通勤中や帰宅後など好きな時間に学ぶことができます。

よって、興味のある内容や知りたい情報を手軽に学ぶことができる本は非常にコストパフォーマンスが良いといえます。

ちなみに、学校で農業を学ぶ方法としてはこちらで詳しく紹介しています。

農業に関する知識が身につく

農業の本を読むことで、知りたかった情報を得ることができるだけではなく、それに関する農業の知識も得ることができます。

たとえば、「脱サラして農家になる方法が知りたい」と実際の経験談を読んだ場合、就農の仕方だけではなく農業経営や観光農園についても知ることができます。

本を読む中で「もっと知りたい」と思う内容があれば、さらにそれに合った本を選んで読む、といったことを続けることで、自分の知識をどんどん深めることができます。

内容の信頼度が高い

知りたいことはすぐにインターネットで知ることができる近年ですが、その情報が正しいものなのかは自分で判断する必要があります。

しかし、本は出版されるまでに、内容に矛盾は無いか、情報に誤りは無いか、などの添削を何度も繰り返して作成されています。時間をかけて作られているため、インターネットのような「情報の鮮度」は低いものの、その分「情報の信頼度」が高いことがメリットといえます。

農業について本で学ぶデメリットとは

メリットがある一方、農業について本で学ぶデメリットはどのようなものがあるかについて紹介します。

適切な本を探す手間が必要

当たり前ですが、本は読む前にまず探す手間が必要になります。

探す際に重要なのは「自分のレベルに合った内容か」、「知りたい情報が載っているのか」をきちんと確認することです。

たとえば、初心者が農業の専門的な本を読んでも理解することが難しく、内容が頭に入らなかったり、途中で挫折してしまう可能性があります。

また、「農業の本」といっても、農家による経験談や野菜の栽培方法、スマート農業に関する本など、その種類はさまざまです。

たくさんある本の中から適切な本を探す方法としては、インターネットで調べたり、書店の店員さんや農業関係者に相談するなどがあげられます。

知りたい情報に辿り着くまでに時間がかかる

インターネットで検索をかけると知りたい答えがすぐに出てきます。

しかし、本の場合は知りたい情報を得られるまで読み進める必要があります。

多くの本は全体を読むことで内容を理解することができるため、必然的に時間はかかります。

文章を読むことに慣れていない方や、とにかく早く答えが知りたいという方には、デメリットに感じるでしょう。

疑問点がすぐに解決できない

本を読んでいくと分からないことが出てくることも。

しかし、学校のように先生に質問することはできないため、疑問点をすぐに解決することができません。

別の本を読んだり、インターネットで調べたり、詳しい人に質問するなど、他の方法を併用して疑問点を解決していく必要があります。

農家になりたい人におすすめのビジネス本ランキング

ここでは、「農家になりたい人」向けに、農業ビジネスに関する本を紹介します。

農業で成功した農家さんの成功体験について書いた本や、初心者でも実践できる副業農家のやり方などについての本など、おすすめの本をランキング形式で紹介します。

第1位:農で起業する!―脱サラ農業のススメ

出典:農で起業する! ―脱サラ農業のススメ | 杉山 経昌 |本 | 通販 | Amazon

著者:杉山 経昌

出版社:築地書館

発売日:2005年2月1日

脱サラして農業経験の浅い著者が、どのような方法で週休4日で余裕のあるストレスのない生活を手に入れたのか、その方法について紹介するとともに、楽しく農業をすることが可能であることを教えてくれます。従来の農業手法に一石を投じた専業農家が書いた本であり、農業転職を考えている人は読んでみて損はない一冊です。

著者の杉山経昌さんは通信機器メーカーと半導体メーカーで、バリバリの外資系サラリーマン生活を経験した後、農業を始めるために退職します。

杉山さんが選んだのは宮崎県綾町でのぶどう農園としての生活でした。

ビジネス的な視点と仕事のデータ化及びマニュアル化によって経験が浅くても稼げる農業を実現させました。

杉山さんは農業に転職したことで、サラリーマン生活では感じていたストレスから解放され、ストレスがなくなったそうです。

この本を読むと「農業って楽しそう」、「農業をやってみたいな」という気にさせられるはず。

第2位:農で1200万円!「日本一小さい農家」が明かす「脱サラ農業」はじめの一歩 

出典:農で1200万円! ――「日本一小さい農家」が明かす「脱サラ農業」はじめの一歩 | 西田 栄喜 |本 | 通販 | Amazon

著者:西田栄喜

出版社:ダイヤモンド社 

発売日:2016年9月2日

著者の西田さんは、バーテンダー、ビジネスホテル支配人から、知識ゼロで脱サラし、「日本一小さい専業農家」として成功します。

農家が稼ぐには大規模化や、就農のための借金は当たり前だと考えられている中、初期投資はたった143万円、ハウス4棟、労働力は夫婦2人という小規模経営で、売上1200万円、利益600万円の生活を実現しました。

少量多品種栽培・キムチやピクルスといった6次産業化など、収益につながる知識がたくさん詰められています。成功経験だけではなく著者自身の失敗談や風来によって就農した人などの事例もたくさん入っており、これから農業を始めようと考えている人の背中を押す内容となっております。

第3位:最強の農起業!

出典:最強の農起業! | 畔柳 茂樹 |本 | 通販 | Amazon

著者:畔柳茂樹

出版社:かんき出版

発売日:2017年6月5日

「営業日が年間60日で年収2000万円」という夢のような経営を実現している、愛知県のブルーベリー農家さんが書いたビジネス本です。

著者の畔柳茂樹(くろやなぎしげき)さんは、自動車部品世界No.1の「株式会社デンソー」の元社員。畔柳さんは、年収1千万円の安定した生活を捨てて45歳で起業し、観光農園「ブルーベリーファームおかざき」を開設します。この農園はわずか60日あまりの営業で、1万人以上が訪れる農園に育ちました。

元サラリーマンの畔柳さんが転職先として農業を選んだ理由や、新規就農してから成功させるまでの戦略方法など、異業種から農業に参入し成功するまでの実体験を知ることができるのは、これから就農を目指している人にとって参考になる内容です。

また、畔柳さんは経営方法として「観光農園」を選択しています。観光農業と通常の農業の違いやメリット、初期投資の金額、営業方法なども紹介しており、観光農園について知りたい人にとっては有益な内容となっております。

難しい専門用語は使っていないため非常に読みやすく、初心者でも分かりやすい点も魅力です。畔柳さんの考え方や人生について知り、共感することで「難しい」と感じていた農業に対しての印象が変わり、前向きに向き合うことができるはずです。

第4位:直販・通販で稼ぐ! 年商1億円農家ーお客様と直接つながる最強の農業経営

出典:直販・通販で稼ぐ! 年商1億円農家 (DOBOOKS) | 寺坂 祐一 |本 | 通販 | Amazon

著者:寺坂祐一

出版社:同文舘出版 

発売日:2015年9月24日

著者の寺坂さんは18歳のとき、売上600万円、借金1400万円という超赤字農家のメロン農家の跡を継ぎました。

そこから、経営不振によって精神的に不安定になったり、メロンの価格暴落による影響をうけるなどし、紆余曲折を経て「年商1億円」を突破します。

その後「寺坂農園」は農業生産法人と販売会社を設立し、売上を伸ばし続けています。

なぜ寺坂さんは、どん底にいたはずの農園をここまで成長させることができたのか、その秘訣は「販売方法」にありました。

この本では「ただ作物を育ててお店に卸す」といった一般的な農家の稼ぎ方ではなく、より効率的に高単価で販売することができる「ダイレクト・マーケティング」の成功例が紹介されています。

ダイレクト・マーケティングとは、「直売所」や「インターネット販売」などを活用して「消費者に直接商品を売る」方法のことであり、寺坂さんはこの戦略によって、面積規模は地域でも最小クラスの農園で圧倒的な売上をあげることに成功しました。

直接販売のコツなど「売り方」を中心にした内容が充実しており、新規就農希望者は1度は読むべきおすすめの一冊です。

第5位:確実に稼げる 週末農業 副業入門

参照:確実に稼げる 週末農業 副業入門 | 岡本 恭子 |本 | 通販 | Amazon

著者:岡本恭子

出版社:ソーテック社

発売日:2014年5月22日

農業に関する知識や経験が浅い方におすすめしたいのがこちらの本です。

「就農する」というと、ハードルが高く諦めてしまう方もいるかもしれませんが、「週末農業・副業農業」であれば働いている人でも実践することが可能です。

この本で紹介している内容は、趣味の野菜作りを収益化し、副業としての農業を実現させるためのノウハウ本です。

まずは農業を日常生活の一部としてスタートして、その人の住まいに合わせて庭先菜園・ベランダ菜園・室内菜園などさまざまな栽培方法が解説されています。

主に野菜販売に特化しており、「どうやって売ったらいいのか分からない」という人のために個人でも野菜が販売できる方法を詳しく紹介しています。

本の中にはチェックシート・テンプレートがダウンロードできるURLが記載されており、本を読んだ後も役に立ちますよ。

「農業に関する知識や経験が無い」、「まずは副業として農業をやってみたい」と考えている方にはおすすめの一冊です。

まとめ

農業に興味がある方向けにおすすめの農業ビジネス本トップ5を紹介しました。

「就農する」というと、ハードルが高く諦めてしまう方もいるかもしれませんが、本を通して農業について知ることで、曖昧だった農業のイメージが具体的になり、就農に対して前向きに考えることができたり、自分の学ぶべきことや、やるべきことが見えてくるかもしれません。

本は、コストパフォーマンスが良く、いつでも気軽に学ぶことができるため、農業を学ぶ方法として非常におすすめです。

ぜひ今回紹介した本を参考に農業についての知識を深めていきましょう。

また、本で知識を得てから、「実際に農業をやってみたいな」と考えた際には「みんなで農家さん」がおすすめです。

「みんなで農家さん」では、シェア農場の運営とともに新規就農者のサポートをしています。

シェア農場のため、農業を始める際に必要な農機具や苗などを用意する手間も不要です。

栽培方法で分からないことはスタッフに質問することも可能であり、農場に行けないときもスタッフがサポートしてくれるので働きながらでも農業経験を積むことが可能です。「農家になるためにまずは農業をしっかりと経験してみたい」という方は、ぜひこちらから詳細を確認してみてください。

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