農業に興味があるけど情報をどこで調べればいいのかと悩んだことはないでしょうか。
特にこれから新規就農を目指している人にとっては情報を集めるのが難しいのではないでしょうか。
現在はネットで色々と調べることができますが、その反面情報が大量にあるためどれを参考にすればいいのか判断するのが難しくなっています。
そこで、情報の参考として頂きたいのが農林水産省で出されている「あふてらす」です。
農林水産省では、新規就農者を増加するために積極的に色々な制度を制定したり情報を発信しています。
国が管理しているサイトであるため、情報の信用性はかなり高いです。
特に就農する前から就農した後についての情報も掲載されているので新規就農を目指している人にとってはかなり参考になる情報が掲載されています。
この記事では「あふてらす」に掲載されているのがどんなん内容が掲載されているのか、「あふてらす」の目的についてなどを紹介していきます。
「あふてらす」は新規就農を目指している人で情報を探していいる人にとってはかなり参考にできるサイトです。
最後まで一読して頂ければどんな内容か自身が知りたい情報なのか知って頂けるのでぜひ最後まで目を通して頂ければと思います。
「あふてらす」
農業情報を調べる中でたくさんの情報が溢れています。
そこでまず第一に参考にして頂きたいのが農林水産省が情報を発信している「あふてらす」です。
あまり聞いたことがない言葉だと思いますが、あふてらすとは「あふ(aff)」は、agriculture(農業)、forestry(林業)、fisheries(漁業)の頭文字をとったもので、農林水産業にスポットライトを「照らす」ことができるように、農林漁業を始めるための情報が集まる「テラス(terrace)」のようなサイトにしたいとの思いを込めて作られています。
なぜこのようなサイトを農林水産省が情報発信するために作成したのか。
これにはもちらん経緯があります。
まず農業業界は少子高齢化に伴って担い手の高齢化や減少が問題となっています。
ここ数年では農業への参入がしやすいように制度の緩和や新規就農者が参入しやすいように色々な政策を打ち出して新規就農者の増加を目指してきました。
そこで、さらに農業に興味を持ってもらうためにはどうしたらいいのか、興味があるけどもどこで情報を集めればいいのか、相談するにはどこに相談すればいいのかなどわかりにくい状況でした。
そこで農林水産省で情報を発信するサイトを立ち上げることで農業の情報をより知りやすくしてもらうためにあふてらすは作られました。
「あふてらす」で紹介されている内容について
あふてらすないでは、どのような情報が発信されているのでしょうか。
大きく分けて4つの情報が発信されています。
1、 農林水産業との関わりがなかった皆さんへ一次産業の魅力の紹介
2、農林水産業に仕事として関わりたい人のための全国各地の求人情報や就業支援フェア等の開催情報の提供
3、就業に当たっての支援制度や関連する情報の提供
4、生産品の6次産業化や付加価値の向上に挑戦するための情報の提供
これらの内容について情報を発信しています。
この大きく分けた4つの情報も特に新規就農を目指している人に向けてイメージがしやすいように実際の農業者のインタビューや実体験についても紹介されています。
興味はあるけど実際どうなのかなど疑問を持っいる人にとっては有益な情報が掲載されています。
また、農林漁業についてもそれぞれに特化した内容で紹介されています。
農業では、「体験する」「支援策を探す」など、アクション別のスタートアップ情報や先輩農業者の事例などを紹介しています。
林業では、森林の仕事基礎知識や就業までの流れが分かる説明会、働き始めた後の研修制度などの役立つ最新情報を掲載しています。
漁業では、漁師になるまでのステップ、仕事の醍醐味や暮らしの様子などの紹介と求人・セミナー・支援情報を掲載しています。
また、農林漁業で働く人が生産したものの加工や販売も行う6次産業化のお役立ち情報も、様々な切り口で紹介しています。
このように「あふてらす」では農業に興味がある人には知りたいと思う情報が豊富に掲載されています。
参考、引用元:農林水産省https://www.maff.go.jp/j/heya/sodan/1908/01.html
就農意識を持つ人の農業とのかかわり方
農業に興味がある人でどういった関わり方を考えているのでしょうか。
まず、4人に1人が田舎暮らしの志向を持っています。
その中でも農業に元々関わりがある人は約43%になります。
農業と関わりがない人は約53%になります。
つまり、ほぼ半分の人が農業との関わりがない人になります。
それだけ近年の農業に対して興味を持つ人が少しずづでも増加してきている状況になります。
この中でもどんな働き方をしたいのか、農業に対する関わりかたは色々あります。
経営者として独立して農業をやっていきたいと思っている本気思考の人は約4.0%になります。
就農後もほどよい郊外・都市周辺部で仕事・生活をしたいと考えている「アーバン」志向の人が44%になります。
多くの人はこのアーバン志向で働きたいと考えている人が半数近くいます。
これは元々農業に関わってきていない人にとってはプライベートはこれまでのように生活をしたいと考えているのと仕事は自然などに携わりたいと仕事と生活の両立を考えている人が多いことからもこのような傾向になっています。
自給型・副業・兼業で自分のペースで農業をしたい「まったり」志向の人が16.5%
安定収入のため農業法人に就職した「リーマン」志向の人は9.0%になります。
最近では、副業などのプラスαで仕事をすることが推奨されるようになってきました。
そのため「まったり」志向の人が自分のペースで好きなように生活に取り入れたいと考える人が増加している傾向があります。
これは農業以外でもどの産業でも同じことが言えます。
次に「リーマン」志向についてですが、これも農業は安定した職業ではないため収入が安定せずに生活面が不安定になりやすいため9.0%ではありますが全体の約1/10の人は生活面の不安をしないように「リーマン」としての働き方を考えています。
このように農業の関わり方でも色々な関わり方で働きたいと考えている人がいます。
実際に自分がどのような関わり方で働きたいのか。
農業で働くことが、農業経営だけではない働きかたがあり色々な働き方があることをまずは知っていただくことが大切だと思います。
6つのパターン
ここまではどういった志向の人がいるのかについて紹介してきました。
「ガチ」志向、「アーバン」志向、「まったり」志向、「リーマン」志向など色々な志向の人がいます。
次にもう少し細かく6つのパターンについて「あふてらす」でも掲載されている内容について紹介していきたいと思います。
1、経営者として独立
2、自給型
3、田舎暮らし
4、Uターン
5、都市部周辺
6、農業法人就職
上記の6つのパターンが基本的には農業で働く選択肢として別れる選択肢だと思います。
志向との違いは志向はあくまでもこのような働きをしたいと志ている状況です。
次のパターンは実際に働くのに選択していくために必要なことになります。
それではもう少し具体的にどのようなことなのかについてみていきましょう。
1、経営者として独立
経営者として独立では、農業大学校、農業研修を受講、意向あり・転職意識高く、農地を探し中など、具体的な活動活発・ビジネスモデルに高関心・ プライベートより仕事優先・自然農法、6次化、産直など望むスタイルは多様になります。
実際に農業で働くために自身で農業を経営したと考えている人はこのパターンになります。
目指す人は少ない傾向にありますが、挑戦したいと考えている人には国の政策でも支援がありますので挑戦してみてはどうでしょうか。
2、自給型
自給自足+α程度でよい、まったり農業を営みたい、本業を持ちつつ副業、兼業としてやりたい、趣味の延長線上、定年後のセカンドライフ、休暇はしっかりとりたい方など望むスタイになります。
あくまでも本業ではなく自分の時間内の範囲で行いたいと考えている人になりますが、農業に関わりたいと考えている人には負担が少なくできるため農業に関わりやすい選択になります。
3、田舎暮らし
都会の生活を見直して、田舎暮らしへの移住を考えている、田舎暮らしに憧れている方、土地を旅して、その土地の風土や農産物に惹かれた、移住先の生活環境やコミュニティに高関心など望むスタイル。
現在の環境を変えたい人や自然で働きたいと考えている人には田舎暮らしの選択肢を考えている人もいると思います。
実際に農業をする場合にはこの都市部ではなく地方で行うことがほとんどになるため一番多くの人が検討するスタイルになります。
4、Uターン
実家、親戚が農業を営んでいる、進学、就職を機に都会などに移住したが故郷への郷愁から Uターンを検討している、地域愛、地域への誇り、地域を支えたい意識が高い方。
Uターンは地方から一度都市部にでた人が地元に戻ることになります。
地方の過疎化が進んでいるなかでこのUターンは地方の過疎化の減少に繋がるため選択肢がある人にはぜひ地元で働くのも農業だけでは地元に還元することになるので検討の視野に入れるべきになります。
5、都市部周辺
農業はしたいが、都市の利便性も失いたくない、都心にも気軽に行ける程度の距離感でやりたい人は基本的に仕事と生活を両立したい人が多い傾向になります。
農業は地方でのイメージがありますが、作物などを育てるイメージがあると思いますが農業には2次産業や3次産業などもあります。
都市部周辺から働きたくない人には1次産業以外での働き方であればこの都市部でも可能となります。
6、農業法人就職
生活と収入の安定志向、収入不安、将来不安からリスクをとりたくない、ワークライフバランス優先、気候リスクなど、農業環境の負のリスクに敏感な人にはリーマンタイプの働き方がおすすめになります。
農業は気候や自然災害、疫病、情勢などによって大きく左右されます。
そのため、不安定であることは間違いありません。
農業に関わりたい、働きたいと思っても生活が不安定で怖い人には農業法人の選択肢が一番あっていると思います。
参考、引用元:農林水産省https://www.maff.go.jp/j/aff_terrace/
まとめ
農業の情報を発信している「あふてらす」情報が溢れている近代で国が発信している情報は信頼性が高いと言えます。
今回の記事で紹介してきたのは農業に関わりたいと考えている人のパターンについて紹介してきました。
「あふてらす」では、実際に働いていいる人の情報なども掲載されています。
自分がどのように働きたいのか、どのような働き方があるのか。
農業の関わりかたはたくさんあります。
現在農業に興味がある人は一度情報をしらべるためにも農林水産省が発信している「あふてらす」をみて見るのもありだと思います。
選択肢を知ることで農業に関わる選択肢を少しでも増やして頂ければと思います。
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