料理に使うとオシャレになるし、味もアクセントが付くハーブ類。
でも1回の料理でそんなに量は使わないですよね。
だけどスーパーで買うと1回分以上のパックになってて、次使えばいいかと冷蔵庫に入れておくと気づくと腐ってる。
なんてことありませんか?
筆者はしょっちゅうでした。
育てたいけど、ベランダや庭で育てたら虫が付きそうで嫌という方。
大丈夫です。
室内で育てられます。
今回は室内で育てることができるハーブの種類と、育て方、育てるのに必要なものをご紹介します。
ぜひ最後まで読んでいってください。
室内で育てるハーブの魅力
ステーキにローズマリー、モクテルや紅茶にミントなど料理や飲み物に加えるだけでおいしくなるハーブ。
部屋の中に置いておくだけでも香りがして、緑が映えます。
また、室内で育てることで嫌な虫がつかずに栽培することができます。
そして外で育てると育つ時期は限られますが、室内で育てることで1年中育つので、時期によってスーパーで買わなくてもすみ、節約にもつながります。
また虫が嫌いなにおいのハーブもあるので、家の中で殺虫剤を使いたくない人にぴったりです。
室内で育てるハーブの選び方
室内でハーブを育てたいけどどれを選べばいいのか分からないという方、多いと思います。
そういう方のために、購入する前に考慮するポイントをいくつかご紹介するので、購入する際の参考にしていただければと思います。
ハーブを何に使うのか
ハーブは、料理や飲み物だけでなく、アロマテラピーにも使われます。
料理に使いたいのなら、ローズマリーやバジル、リラックスしたいときに使いたいのであればラベンダー、お風呂にいれて集中力を高めたいのならミントなど、目的によって使い分けます。
自分がハーブを育てて、何に使いたいのかを考え、その目的に合ったハーブを育てるといいでしょう。
日当たり
ハーブはお日様が大好きです。
もし北向きで日当たりが悪い部屋に住んでいる場合、もしかすると育ちにくいかもしれません。
でももし日当たりが悪い部屋でも大丈夫です。
今は簡単に植物育成ライトが、Amazonなどのオンラインショッピングサイトで比較的安価に手に入れることができます。
そういったツールを利用して栽培をすることもできます。
水やり
植物なので育つのにはもちろん水が必要です。
ハーブの種類や、鉢を置いている環境、時期などによって水やりの頻度、量は変わってきます。
しかし定期的に水やりをする必要があります。
なので水やりを忘れないこと、時期や種類に合わせて水やりの頻度や量を変えることができない人には向いてないかもしれません。
室内で育てやすいハーブの種類
初心者の方でも比較的簡単に育てやすいハーブをいくつかご紹介します。
ミント
ハーブといえばといわれたら、ミントを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
シソ科で、湿った土を好む植物です。
認定されているものだけでも100種類以上あり、それぞれ含まれる成分や香りも違います。
ミントは繁殖力が強く、切った茎を植えるだけで増やすことができます。
湿った土を好みますが、同時に水はけのいい土も好みます。
なので水やりの回数は比較的多めといっていいでしょう。
土の表面が乾いたらお水をあげましょう。
置く場所は日なたから半日陰を好みます。
直射日光だと葉が日焼けする葉焼けを起こしやすいので、当たらない場所に置きましょう。
バジル
ピザやスパゲッティなどのイタリア料理によく使われるバジル。
バジルも初心者向けのハーブです。
どれから育てるか悩んだらまずはバジルといわれるほど、簡単なので植物を育てるのが不安な方にお勧めです。
バジルは日当たりのよく風通しのよい場所を好みますが、ほかの植物と同じく直射日光には弱いので半日陰の場所を選ぶといいでしょう。
またバジルは暑さに強く寒さに弱いので、冬は暖かい所に移してあげると弱らずにすみます。
また乾燥を嫌うのと、暑い時期は成長が著しいので土が乾いたら、たっぷりお水をあげてください。
お水さえあげてれば、ぐんぐん伸びるバジルですが、収穫量が多くなりがちです。
使い切らなかった場合は、乾燥させて冷凍保存することもできます。
ローズマリー
肉料理や魚料理によく使われ、口にするとアンチエイジングにも良いとされるローズマリー。
まっすぐ上に向かって育つ直立性と、地面を這うように伸びる匍匐性があり、室内で育てるなら直立性、もし庭など外で育てるなら匍匐性をおすすめします。
ローズマリーは日当たりがよく風通しの良い環境を好み、乾燥に強いハーブです。
ただ湿気に弱いので窓際に置けない場合や、窓を開けられない場合は離れたところからサーキュレータなどで換気をしてあげると、喜びます。
なので乾燥を嫌うバジルと同じ鉢では育てないようにしましょう。
お水は土が乾いたらあげる程度で十分です。
植え替えをする際、根をさわると枯れるので根のまわりについている土は崩さず植え替えをしましょう。
パセリ
パセリというと料理の飾りだけで食べないという方も多いはず。
ですがパセリは飾りですますにはもったいないほど栄養豊富なハーブです。
あの苦みが苦手という方は比較的苦みの少ないイタリアンパセリをおすすめします。
日当たりがよく風通しのよい環境を好みますが、暑さに弱いので夏など暑い時期はカーテン越しにお日様をあてるといいでしょう。
乾燥を好むのでお水のあげすぎには要注意です。
ただ逆に乾燥させすぎると茎が固くなってしまうので、土が乾いたタイミングでお水をたっぷり上げるようにしましょう。
土を選ばないハーブなので、市販のハーブ用や野菜用の土でも栽培することができます。
パクチー
東南アジア料理には欠かせない好みが分かれるハーブ、パクチー。
筆者は東南アジアに住んでたこともあり、大好きです。
東南アジアでパクチーを食べるようになったのは、食べると虫よけになるからだそうです。
なので虫が嫌いな人にはぴったりのハーブです。
実はパクチーは葉だけでなく実もできる植物で、その実も料理に使えて、茎はスープにいれることもある全部食べれるハーブです。
肉料理などに入れることでにおい消しにもなる優れものです。
好みの環境は日当たりのいい場所ですが、少し日陰になっている場所でも十分育ちます。
逆に日を当てすぎると花が咲き、葉が固くなるので食用に考えている人は、若干日陰の場所で栽培するようにしましょう。
パクチーは水を好みます。
なので乾燥はさせずにたっぷりお水をあげるようにしましょう。
室内でハーブを育てる方法
室内でハーブを育てるうえで重要なポイントをご紹介します。
実際に育てる際はこのポイントに気を付けて栽培を始めてみてください。
ただハーブごとに好む環境や水やりの頻度や量、またお日様も変わってくるので育てるハーブに合った環境で栽培するようにしてください。
お日様
ほとんどの植物が必要とするお日様の光。
日陰でも耐えられる耐陰性のある植物だとしても、お日様の光が全く当たらなかったら枯れてしまいます。
ただハーブや観葉植物によっては、強い日光が当たると葉が日焼けする葉焼けを起こす可能性があったり、葉が固くなったり、葉と葉の間が伸び、茎の部分が多くなる徒長をしている部分があれば、カーテン越しに日光に当てたり、少し日に当ててあげるなど、植物の様子を確認しながら移動させたりしましょう。
土
初めて植物を育てる人は、きっとどんな土を選べばいいのか分からない!とパニックを起こしがちですが、ハーブを育てる際はホームセンターなどに売っているハーブ用の土を選ぶことをおすすめします。
ただハーブ用の土は、少し値段が張ることが多く、値段が気になる方は培養土でも代用することができます。
水やり
ハーブは乾燥を好み、湿度を嫌う種類が多くあります。
なので毎日水やりをするのは絶対にしないでください。
基本的に3日に1回などではなく、土の表面が乾いていたら水やりの合図だと思うようにしましょう。
またお水の量もちょろっと少ししかあげないのではなく、受け皿に水が流れ出てくる程度はたっぷり上げるようにしましょう。
受け皿に出てきた水はそのまま捨ててください。
鉢の中で根が腐る根腐れの原因になります。
種からではなく苗から
100均などをみるとハーブや野菜が種から売っていますが、種から植えると発芽するまで数週間かかることがほとんどなので、初心者の方はまずは苗から栽培することをおすすめします。
慣れてきて挑戦したくなったら種から栽培するのも楽しいかもしれませんが、発芽条件をそろえるのが大変だったり、毎日様子を確認し対応する必要があるので、料理に少し使いたい程度であれば、ホームセンターなどで苗を買って、好きな鉢に植えるほうが失敗せずに済みます。
苗を選ぶときのポイントは、茎が太くしっかりしていて、葉の間隔が広くないもの。
また色の濃い葉の量が多く、虫食いがないかなどがあげられます。
ハーブ栽培に必要なもの
ハーブ栽培を始める際に必要なものをご紹介します。
ハーブを植える鉢と土
大きすぎるものではなく、苗に合ったサイズにするようにしましょう。
大きすぎるとミントなどは繁殖力が強く増え続けるので、あまり量は要らないという方は、ちょうどいいサイズを探しましょう。
鉢の底の穴が大きい場合は、鉢底ネットを使うと土や石が流れ出ずにすむので使うようにしましょう。
土は先ほどもお伝えしたとおり、ハーブ用の土を使うか培養土を使いましょう。
じょうろ
水やりをする際に使います。
ペットボトルも使えますが、一気に大量の水が流れ出て整えた土が崩れる可能性があるので、注ぎ口が細目のじょうろを選ぶようにしましょう。
鉢底石
土の水はけをよくするために使います。
鉢の底に敷き詰めて、その上に土と苗を植えましょう。
剪定ばさみ
ハーブだけでなく植物全体にいえることですが、切り口が汚く乾くのが遅いとそこから痛み始め、最悪の場合枯れてしまいます。
などで手などではちぎらず、はさみを使用するようにしましょう。
はさみも100均などで手に入れることができますが、切れ味が悪いこともあるので少し良い品質の剪定ばさみを購入することをおすすめします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
観葉植物などを育てたことがなくても、ハーブは気軽に始めることができる植物です。
もちろん毎日様子をみてお世話をする必要がありますが、慣れてくるとかわいく見えてきます。
苗を買って植え替えをするのがめんどくさかったり、苗選びが不安という方は栽培キットなど最近ふえてきているので、そういったものを使って始めてみるのもおすすめです。
料理などに積極的に使うようになり、料理の幅が広がるかもしれません。
料理や飲み物、お風呂などにいれて、自分なりにハーブを楽しんでみてください。
本記事がハーブを生活に取り入れて、皆さんの生活が豊かなものになるきっかけとなれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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